曇天の続き

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2020-03-31 Tue.

吹雪

2020-03-31

このご時世、感染以外で活動を自粛する人がいるのか…。

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2020-03-30 Mon.

英雄

2020-03-30

月に1冊、小説を読むことを決めている。

2020年2月。
この月も義務として小説を読もうと、事前にkindleに電子書籍を1冊ダウンロードしていた。
朝、電車内でスマートフォンを出し、その小説を読み始める前にニュースアプリでニュースをチェックすると、1つのエンタテインメントニュース。
僕はその記事を読んで、その場でkindleで電子書籍を1冊買いダウンロード、そして読み始めた。
年末に公開される映画を必ず映画館で見る、と心に決めて。

今日、移動中の電車内で、志村けんの訃報を知った。

何かやっているときは気にならないが、ふと時間が空いてしまうと、思い出してしまう。
何回見ても面白いのなら、過去のものを繰り返し見ればいいのかもしれない。
でも、同じものを新しくやる姿は、もう見ることができない。

お笑いを真剣にやる姿を、それが真剣であればあるほど、悲しく見えてしまう。
そんな時が来るとは、実感がなかった。

僕が志村さんで一番好きなのは、「いいとも」の「テレフォンショッキング」だ。
「明日、ゴルフだから」と言って、電話越しにゲスト出演を断った、というエピソードについて、あれは本当なのか、ネタなのか、それともコントなのか、タモリさんへのプレゼントなのか、茶番に対するアンチテーゼなのかと、答えにたどり着かない楽しい考察を交えて、友人と何度も話した。
そのあと、21世紀になって本当に「テレフォン」に出演して、スマートフォンとLINEスタンプの話をしていた。
志村さんは過去にタモリさんを評して「笑いの方向性が違う」と言っていたけれど、実際はタモリさんとの会話が面白く、フリートークの名手だとわかり、楽しかった。
だから、僕はコント以上に、志村さんのトークを見られる番組が好きだ。
特にロケ番組で、志村さんが一般の方、その中でも年上の女性と会話をしているのを見るのが楽しい。
志村さんはどこに行っても人気がすごくて、志村さんこそ本当のスーパースターだ。

ただただ、感謝しかない。

志村さんの笑いでたくさん笑った、というだけではない。
志村さんの先輩の笑いの中で志村さんは修業し、そのエッセンスを受け継ぎ、そして志村さんの道を追求した。
その姿に対抗する形で、同年代のライバルも笑いの腕を磨いていった。
そんなライバルも、後年になれば、たけしさんや鶴瓶さんにみたいに番組で共演して、楽しそうに番組をやっていた。
そして、志村さんの笑いを見て育ち、影響を受けた人たちが、やがて次の世代のお笑い芸人になっていった。
その人たちがまた新しい笑いを作り、時に志村さんと共演し、志村さんの笑いに磨きがかけられた。

志村さんがいたからこそ、志村さんの笑いがあり、志村さんの笑いを見た人たちが作る笑いがあった。
それらを、これまでたくさん見ることができたのだ。
感謝しかない、本当に感謝しかない。
ありがとうございました。

夜、たけしさんが、さんまさんと所さんと一緒に番組に出ていて、「感謝状コント」をやっていた。
その中で、「草葉の陰で亡くなったタモリも喜んでいる」というくだりがあり、はっとした。

ここ20年は、志村さんを見かけたら、僕は必ず「志村けん死亡説」に言及し、「死亡説」が出た当時の状況を何度もなぞり、そのくだらなさに笑った。
お笑いのネタが、お笑いのネタにならなくなるのが、つらく苦しい。

いや、僕は「死亡説」を信じない。
これからは、「志村けん生存説」を信じていくことにしよう。
今も志村さんは生きているし、これからもずっと覚えている限り志村さんは生きている。

いいとこだ
いいとこだ
さよならするのはつらいけど
時間だよ
しかたがない
次の回まで ごきげんよう

次の回も一生懸命頑張ります ごきげんよう

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2020-03-29 Sun.

微動

2020-03-29

ドラマ「ゆるキャン△」の最終回を視聴。

毎週、ひそかに楽しみにしていた。
何も起こらないのがいい、と思って見ていたのだが、いつの間にか人の心が少し動いていて、ほどよかった。
いつまでも続いてほしいけれど、もう戻らない日々。
テーマソングもフィットしていた。
勢い余って、「情熱大陸」まで見てしまった。

ドラマ「ハイポジ」も毎週見ていた。

中年男性にとって魅力的な設定で、それを楽しんでみていたのだが、終盤にかけてまじめな展開になってきて、考えさせられた。
最後は、藤子・F・不二雄先生の作品のような印象すら感じた。
これくらいの動きで終わるドラマが、自分には合っている。

20年前は30分の深夜ドラマを多く見ていて、それが好きだったのだが、忙しくなって、また外れを引く余裕もなくなって、遠ざかっていた。
今、TVerで比較的コスト低く視聴することができる。
また過去の習慣を取り戻そうか、という気になる。

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2020-03-28 Sat.

退散

2020-03-28

「ありうる」とは思っていたが、受け入れたくなかった。
なので、現実から目を背けていた。

普段は金曜のはずなのに、週の半ばで再放送回が入り、不安はやや確信にかかわった。
それでも認めたくなく、ウェブサイトの確認はしなかった。

そして、昨日。
テーマは「別れる時の表現」。
早くも、膝から崩れ落ちる。
ちなみに、電車内である。

「ボキャブライダー」において、浜辺美波の任務は完了した。

2010年より英語の勉強を始めて、10年。
最初は、中学の教科書から読み返すという体たらくで始まり、末路は超正統派美人若手女優目当てで語学番組を聴くという始末。
毎日続けるにはちょうどいい番組だったので重宝していたのは確かだが、いや、次の桜田ひよりを同じモチベーションで続けられるかな。
もしかしたら、過去放送回の復習を開始するかもしれない。

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2020-03-27 Fri.

降台

2020-03-27

ついに、マットが終わった。

偉大なる父を持つサラブレッド。
ズバリと切り込む直球ときめ細かいカーブをトークで使いわけ、常に真っ向勝負を挑んできた。
「価値組」であり続けた彼は、ついにその第1幕を終えた…。

「マット安川のずばり勝負」が最終回を迎えることを、その日のラジオ欄で知った。

僕が考える最強の黄金パターン、つまり「自らがスポンサーとなり番組に出演する」という「赤ひげ方式」であったのに、それでも番組は終わる。

初めて「ずばり勝負」を聞いてみた。
これもradikoのタイムフリーのおかげであると感謝。
マット安川は、時に借金を抱えてまでも番組を続けていたらしい。
出演番組のために借金をするとは、苦労されているというのか、本当に演者なのか、と少しだけ思う。

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2020-03-26 Thu.

回遊

2020-03-26

ネタで乗り切ろう。

東京が封鎖されそうな今こそ、主要幹線は大宮と船橋をダイレクトに結ぶ「東武アーバンパークライン」であるべきなのだ!

さて、西側を回るためにはどのルートがあるのだろう。
鉄道は小海線までいかなければならないが、道路であれば、秩父と甲府を結ぶ雁坂トンネルがある。
掘っておいてよかった。

改めて国道140号について調べてみると、少し意味の分からないことばが出てきた。

「トンネル内分岐」。

駒ヶ滝トンネルというのがあって、洞内は信号による一方通行なのは、まだ受容できる。
それに加えて、トンネル内に交差点。
写真で見てもよくわからない概念である。

それほど重要でない道路なのかと思いきや、分岐の先は有名なパワースポットである三峯神社へ至る道路である。
先日、三峰口駅まで往復してきた際、三峯神社行きのバスが止まっていて、「ちょっと行ってみるか」とバスに乗りかけそうになったが、その気持ちを抑えて、来た列車で帰った。
今となっては、それで良かったように思う。

もっとも、駒ヶ滝トンネルは2013年11月に廃道となり、新たに秩父湖大橋が架けられた。
三峯神社がパワースポットとして僕の耳に届き始めたのもそのころだったし、行くのには以前ほど苦労することはないようだ。

まさに、アメイジング・秩父である。
つげ義春なら好みそうだし、僕もひなびた土地を描くつげ義春の文章は好きだが、実際には決して行きたくない。

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2020-03-21 Sat.

愛蔵

2020-03-21

「今年は金がある」と錯覚して、ウィッシュリストを見返してホイホイ買っていたら、予算を大きく超過していたことに気づく。
しばらく、何も買えない。

その無計画な買い物の中で購入したのが、「完全保存版 藤子・F・不二雄の世界」である。
F先生がなくなった直後にまとめられた、いわゆる追悼本だ。

中身は、前半が先生の歩み、膨大な作品群の紹介、トキワ荘メンバーの座談会。
そして、後半が作品の傑作選。
子供のころはただただ何度も読み返しただけだったが、いま改めて読むと、気づかなかった深い趣がどれにもあって、心が苦しくなる。
思えば、「ドラえもん」のてんコミのそれぞれの本の最終話は、何か印象的な余韻を自然に感じていたが、あとで先生が作品の掲載順にこだわっていたのを知り、その温かさに感謝した。

本には、「ミノタウルスの皿」も収録されている。
子供のころに「ミノタウルスの皿」を読んで、受け止められていただろうか。
20年前くらいに初めて読んだが、今読んでもその面白さというか、怖さが突き刺さってくる。
子供のころと言えば、藤子不二雄というだけで、月曜ドラマランド「夢カメラ」を視聴し、普段の作品とは全く異なる感じに怖い思いをして、それでも毎回楽しみしていたのを思い出す。

2019年10月から「ドラえもん」の放送が土曜17時になり、今もまだ慣れない。
声優が一新された2005年以来あまり見ていない自分が言うことでもないが、全体の視聴率のことを考えて編成を組む人の思いは到底理解できない。
「徹子の部屋」もそうだが、「ドラえもん」を終わらせにかかる人が、TVの作り手の中に存在するのだろうか。
誰もが「鉄腕アトム」のことは知っているが、「鉄腕アトム」の具体的なストーリーを知っている人は少ない、というような結末を、すべての作品が迎えるわけでもないと信じる。
大人の手際が悪いばかりに、映画の公開に支障が出る、などということを、大人はしてはいけない。

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2020-03-20 Fri.

高台

2020-03-20

さて、株価は3年半前の水準に戻った。

これまで、3年半の間の地道なインデックス投資の営みは、水泡に帰した。
時系列グラフの現在の取引値を通る水平線を左に伸ばし、水平線と時系列グラフが囲んだ部分を積分すれば、それが僕の損失額である。
無様さを嘲笑されても、何も言えない。
そもそも無様なのだ。

まあこの3年間、市場に対して継続的に資金を供給し、それで新たな投資が行われ、社会を通じて僕はその収益を享受していたのだ、と考えると、受け入れられなくも…。

「こういうことがある」と知ってはいても、直面すると動揺してしまう。
慌てず、おごらず、押し付けない。
換気、手洗い、うがいの励行、集まりを避け、近づいて会話しないことを続ける。
つまり、いつもとあまり変わらない。

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2020-03-19 Thu.

連綿

2020-03-19

先日、鈴木桃子のライブに行ったのだが、その時のゲストが野宮真貴だった。
2人がパフォーマンスしたのは「きみみたいにきれいな女の子」で、この曲がレコーディングされた当時の話が披露され、難しい「ハモり」であったことが明かされた…。

この話を聞いている現場では、その内容にピンと来ていなかった。
僕が聞いてきた「きみみたいにきれいな女の子」で、鈴木桃子が歌っているという記憶がなかったからだ。

ライブ後にウェブサイトを調べてみると、確かに「featuring 鈴木桃子」のクレジットが入っている。
でも、聞き直しても、そんな風には思えない。

後日気づいたのだが、僕がこれまで聞いてきた「きみみたいにきれいな女の子」はシングル盤、およびベスト盤に収録されたものであったようだ。
改めて調べてみると、「きみみたいにきれいな女の子」はアルバム「プレイボーイ・プレイガール」に収録されているようで、僕はその音源を持っていない。
そして、そのアルバムには、鈴木桃子が参加しているようだった。

再発はあるようだが、もともとのアルバムは廃盤。
ところがいい時代で、入念に探せば、中古でお求め安い値段の商品がウェブサイトから手に入る。
もっと簡単に聞ける時代なのかもしれないけれど、僕はまだ古い場所にとどまっている。
またまたC.T.P.P.が棚に並ぶ。

ライブから1か月余り経過し、アルバム「プレイボーイ・プレイガール」を入手。
聞いてみると、確かに「きみみたいにきれいな女の子」で鈴木桃子の声が聞こえてくる。
これを聞いていて、ライブに行っていたら、また全然違う感慨にひたることができただろうに。

当時聞いていれば判別できていただろう。
でもあのころは、金がなくて調子も悪くて、とにかく余裕がなかった。
知らないままに20年以上過ぎたことがある、ということを、また知ってしまった。
もっとも当時それに気づいていたとしても、その興奮を伝える相手もいなかっただろう。
それは今も変わらない。

たった1か月前にライブに行ったのがウソのような現状。
鈴木桃子が出演する「3月生まれの会」も、野宮真貴の還暦を祝うライブも、飛んでしまった。

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2020-03-18 Wed.

歓迎

2020-03-18

僕は、当初から、それこそ2009年から、オリンピック誘致に反対であった。
なぜなら僕は、平常を好み、祝祭が苦手だからである。

「開催誘致した」ということには、責任が伴う。
つまり、「どのような状況になろうと、開催に向けて尽力する」ことを約束した、ということである。
その覚悟をもって誘致したに違いないのだから、その約束を履行するのは疑う余地もない。

僕も、かなり離れた場所からではあるが、そのつもりで行動している。
何なら、僕のところにも関連依頼や要請が細々と漂着しており、僕はすでに引き受け、作業を遂行し、愚痴をわめている。

控えめに言って、「中止」や「延期」を軽々しく口にする人たちの気が知れず、情けなく思う。
あっ、僕は「軽々しく口にする」人たちのことを申し上げているのであって、深慮されたあなたのことではありません。

国外からのお客様を「お・も・て・な・し、おもてなし(合掌)」すると言っていただろう。
お迎えするつもりがあったならば、まずは今、世界をリードして、国内のみならず、国外の感染予防にも惜しみなく協力する時であろう。
何もせず、「国内はいいけど、国外で流行しているから、やめた」などと言えるものか。
それが、国際社会において名誉ある地位を占めんとする我々の矜持ではあるまいか。

いや、決してチケットを持っているから言っているわけではないよ、当たらなかったし。

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2020-03-14 Sat.

平常

2020-03-14

ぴろきです。

自粛要請を受け入れて、外出しない日々を過ごしているとです。
…普段と変わらない生活です。

実際は、田中麗奈トークショーがなくなり、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展も開幕の見通しが立たず、さまぁ~ずライブのライブビューイングも中止になり、高輪ゲートウェイ駅にも当然行かず、ひどい生活である。
観客側は我慢すればいいし、家で見放題の動画でも見ていればいいが、主催者側はこれではしのげないだろう。
平常時にあぶく銭をため込んでおかなければ、と肝に銘じる。

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2020-03-04 Wed.

無運

2020-03-04

女優の涙の意味を見抜く力量が、当然だけど僕にはない。

いや、塩谷瞬のほうは、最初から決めつけてしまった過去がある。

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2020-03-03 Tue.

連弾

2020-03-03

調整して早く帰ってきたのに、「うたコン」でkitri、オリジナルを披露しなくて少し残念。
次はいつメディア出演するだろうか。

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2020-03-02 Mon.

歪珠

2020-03-02

「相棒18」#17「いびつな真珠の女」を視聴。

「相棒」でここまで興奮したのは、久しぶりだ。
特に「洗脳の手口です」には、しびれた。
強いキャラクターが出演するストーリーでは、展開が強引でも違和感がない。

僕は、「歪んだように見える人格には、それを生んだ背景がある」という設定が苦手である。
最初から歪んでいる人格は現実にもあるし、その人格に同情の必要性を感じない。
遠峰小夜子にもそれはなくていいし、何なら連城弁護士も、操られているのではなく、職業意識から優秀な能力を発揮しているだけであってほしい。

また、次回がヒロコママの再登場とは、楽しませてくれる。

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2020-03-01 Sun.

走観

2020-03-01

中止ではなく、一般の参加がなくなる、と聞き、「それならいい」と思う自分。
やはり、「東京マラソン」に反対していたわけではなく、お祭り騒ぎから影響を受けることを嫌っていただけなのだ、と悟る。

いずれにせよ、行政のイベントに金を払って参加することは、今後もできるだけ控えたい。

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