曇天の続き

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2011-11-30 Wed.

使途

2011-11-30

小倉にある東芝の北九州工場が閉鎖される、と報道された。

今後、閉鎖に反対する動きも出るだろう。
しかし、一企業が決め公表されたことがそうやすやすと撤回されるとは思えない。
閉鎖はもう決まったこととして、先を考えてみよう。

東芝の工場はかなり広大な土地を占めており、小倉の都心からもそれほど遠くない。
周辺は、大学や住宅地のある文教地区である。

さて、この工場跡に一体何が建つだろうか。

僕には一案がある。
それは、高齢者の居住施設の建設である。

大都市としては例のない超高齢化都市となる北九州市にぜひとも必要な施設である、と思う。
もしそれができれば、僕も安心して、両親をそこに入れることができるであろう。
もっとも、コネクションがものを言うコミュニティであるから、僕のような地元にうち捨てられたような人間には、入居は至難の業だと思うが。

頼むから、イオンなどできないでほしい(確かに、あの辺りには買い物をする場所が少ないのだが)。
現実的なことを言うと、イオンよりかなり格下のショッピングモールができそうで、それはそれで怖い。

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2011-11-29 Tue.

辛麺

2011-11-29

担々麺が好きである。
しかし、担々麺を食べる機会は少ない。

好きなのに食べない理由はいくつかある。

まず、多くの店で提供されている担々麺が、僕の好みとは味が少し異なるからだ。
僕の好きな担々麺は、小倉にあったホテルに入っていた中華料理店が提供するタイプのものだ。
それと似たようなタイプの味がする担々麺に、ほとんど出くわしたことがない。

次に、中華料理店に行ったとしても、そこで担々麺を注文する気になりにくいからだ。
中華料理店だと、担々麺は1,500円くらいする。
何か麺類を頼むとしたら、どうしても五目汁そばや五目焼きそばを注文してしまう。

そして、担々麺が体によくないことを、無意識に理解していたからだ。
カロリーが高そうだし、油も多い。
そのことを何となく感じ取っていたので、担々麺を食べることを控えたくなる。

でも、担々麺が好きであることは確かな事実である。
ときどき東京でおいしい担々麺が食べられる店をウェブで探してみることもあるが、「タンタンメン」の表記に揺れがあり、名店がなかなか見つからない。

担々麺を注文しないから、担々麺に対する経験値が低いままになり、おいしい担々麺に出くわすことも少なくなる。
だから、なおさら担々麺を食べる機会を失う。

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2011-11-28 Mon.

話壊

2011-11-28

風呂上がりに体を拭くために使うバスタオルを何日使い続けるか、というトークテーマがある。

この質問、僕にとってはかなりナンセンスである。
というのも、僕は風呂上がりに体を拭くとき、バスタオルを使わないからである。

その代わりに、フェイスタオルを使う。
髪の短い人間が体を拭くには、フェイスタオルくらいの大きさで十分である。

もちろん、一度使ったら洗濯する。
これなら、昨日使ったタオルを、雑菌が繁殖した状態で次の日に使う必要もない。

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2011-11-27 Sun.

遠路

2011-11-27

英語散々記」のリリースから2年。
TOEICを受験した。
受験するのは、2006年以来5年ぶり。
前回受験したのは旧テストであり、新テストになってからは初めてになる。

受験会場は、川のほとり大学人里離れたキャンパス。
受験票に、「最寄りの駅から徒歩20分」と書いてあり、他の交通機関についての記載がなかった。
その代わりに、大学の駐車場を無料開放しているようだ。
「学生が大学へ車で通うなんて、まるで外国みたいだ」と思ってしまう僕はきっと、他地域の反感を多く買うことだろう。

駅からタクシーで行こうかとも思ったが、早く着いたのもあり、歩いてみることにする。
試験会場は遠いだけでなく、丘を2つ越え、山寺の脇を通り、墓の裏を抜けたところにあった。
すぐ近くには、川の堤防が迫っている。

大学の校舎が新しい。
古いだけで何の特徴もない、あるいは新しくても使い勝手の悪い校舎にしか通ったことのない僕には、とても羨ましく感じる。
この大学では法律と商学が学べるらしく、このように俗世から隔離された環境であれば、きっと司法試験や公認会計士試験の勉強もはかどることだろう。

教室の一番後ろ、左から2列目の席が、僕の席だった。
教壇の上にあるオーディオプレーヤーが霞んで見える。
音声が聞き取りにくい、と郷土仕込みの難癖をつけてみようかと思ったが、周囲の人がおとなしくしていたので、ぼくもそれにならった。
この教室の出席率は、およそ7割。

5年ぶりに受けたTOEICは、以前に比べて変わった点がいくつかあった。

ひとつは、問題用紙への書き込みが不正行為とみなされ、一切禁止されていた。
以前は、「解答を問題用紙に書いてはいけません」程度の注意だったと思う。
書き込みの禁止を知らなかったので、問題を解くのにちょっと手間取った。

また、携帯電話を含む電子機器の電源チェックが厳しくなっていた。
ボタンを操作して機器の電源が切れていることを試験官に示さなければならなかった。

試験時間は120分というのが通常だが、今回の試験時間は121分だった。
Listeningの時間が、46分だったからだ。
Listeningの音声の中に、問題をやたらに丁寧に読む声があり、この人のせいで時間が超過したのではないか、と疑った。

試験終了。
本として売られている模擬試験に比べて、Part7の問題が複雑で難しいと感じた。

試験の出来は期待できない。
早くも次回の試験をいつにするか考えてしまう。

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2011-11-26 Sat.

客離

2011-11-26

2011年のF1も、この週末のブラジルGPで終わり。
年間チャンピオンはベッテルの圧勝だったが、それぞれのレースは見所の多いシーズンになったように思う。

ところで、来年のF1だが、フジテレビはまだF1中継の契約を結んでいないのだという。
もしフジテレビを含め国内のどの放送局も中継契約を結ばないのだとすると、来年以降、僕はF1中継を見られなくなってしまうことになる。

世の中、TV中継されていないスポーツの方が圧倒的に多い。
時代の流れに従い変遷をたどるのも仕方がないのか、とあきらめ気味。
なくなるのは困るが、なくなってしまえばそれはそれでやっていけるのが、視聴者の強み。

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2011-11-25 Fri.

節操

2011-11-25

今年の紅白歌合戦の出演者について、いろいろと憶測が飛んでいる。

西田敏行が出演する、という話が出ているが、もし出るとしたら歌うのは「もしもピアノが弾けたなら」になるだろうか。
だとしたら、もしかしたら伴奏は、今年グラミー賞を受賞した「スタンリー・クラーク・バンド」に参加した上原ひろみということもあるのではなかろうか。

とはいえ、歌のイメージと全く合わない。
期待するのはやめにして、日本レコード大賞最優秀新人賞をSUPER☆GiRLSとFairiessのどちらがとって、どういう結末を迎えるのかを考えることにしよう。

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2011-11-24 Thu.

鈴蘭

2011-11-24

出演していた番組も見ていないし、僕が心配するようなことでもないのだけど、遠野なぎこは一体何がしたいのだろう。

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2011-11-23 Wed.

追想

2011-11-23

「第12回東京フィルメックス」の特別上映「相米慎二のすべて」に行ってきた。
すべての回に行くことはできないので、まだ見たことがなかった「あ、春」の上映回に出かけた。
相米慎二作品を見直す」プロジェクトの集大成である。

上映会場は東劇。
東劇に行くのは、おそらく12年ぶりである。
それは1999年2月3日に「ニンゲン合格」を見たときで、その時は携帯電話を座席に忘れてしまった。

事前に、チケットぴあを通じて、前売り券を入手していた。
システム利用料として1枚当たり105円取られたのが、どうも納得いかない。

川谷拓三特集が開催されている銀座シネパトスの前を通り、15時に東劇に到着。
上映は15時30分からなので、ロビーのソファーでしばらく待つ。
意図したわけではなかったが、藤沢秀行著「野垂れ死に」を持っていたので、それを読み進める。

座席は、O-20。
中盤より後ろの、一番右端だった。

「あ、春」の上映が始まる。
英語字幕付きだった。

上映が終わり、引き続きトークショーが行われた。
ゲストは、「あ、春」の主演である佐藤浩市氏。

すべて終わり、劇場を出ると、雨が降っていた。

帰宅。
「いい旅、夢気分」を見ていると、「あ、春」で夫婦を演じていた三浦友和と余貴美子が富山を旅していた。

好きな監督の映画を、監督のファンの方々と一緒に見て、映画を制作した人たちの話を聞くことができ、本当に贅沢な時間を過ごすことができた。
一挙上映というのは時々あるが、有名な俳優が多く参加するような企画は、滅多にないものだろう。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」とは言うが、一方的に感謝するよりほかない。

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2011-11-22 Tue.

海苔

2011-11-22

一般に、おまけというものは嬉しいものだ。
しかし、嬉しくないおまけ、というものもある。

先日、あるラーメン屋に行った。
いわゆる「家系」ラーメンの有名店の支店だ。
僕はそのラーメン屋の本店にも他の支店にも行ったことがなく、歩いているときに偶然見つけて、入ったのだ。

中はそれほどきれいではなかった。
カウンターと呼べなくはないのだが、柱に面して横たわっている板の前に座らされた。
鞄を置く場所はないので、床に置くしかない(ラーメン屋の床の上に置くしかない)。
左脇には、台ふきと調味料が無造作に置かれている。
ごまが散らばっていて、とても使いたくない。

いや、ラーメン屋で汚いのはまだ許せる。
減点はするけれど、それほど重要なファクターではない。

トッピングのキャベチャーが来た。
家系ラーメンではおなじみのトッピングだ。

これが、きんきんに冷たい。
おそらく冷蔵庫に入っていたのだろう。
久しぶりにキャベチャーをいただいたが、以前からキャベチャーは冷蔵庫に入れておくものだっただろうか。
おそらくそうだったのだろう。
でも、ラーメンに入れることはできない。
おそらく、別で食べてしまうものなのだろう。

で、ラーメンが登場。
なんかもっさりとして、まあこんな感じなのかな、という程度だった。

ラーメンには、海苔が3枚載っていた。
3枚目の海苔を箸でつまんでみると…、2枚がぴったりと重なっていた。
海苔が3枚のところを、1枚おまけが付いていたのだ。

おまけといえばおまけだけど、これは単に店員の雑さの現れに過ぎない。
スープにも飽きてしまい、4枚目の海苔を残してしまった。

これだったら、この店の名前が付いているインスタントカップラーメンの方がよほどおいしいし、気分もいい。
本店はもっとおいしいのかも知れないが、僕には全く用事のないような場所にあるので、とても残念。

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2011-11-21 Mon.

片棒

2011-11-21

僕はどれだけ「あきらめないで」と言ってきただろう。
その場の会話を切り上げるために、このフレーズをどれだけ利用しただろう。

健康被害の実態が明らかになり、自分もごくほんのわずかではあるが荷担したような気持ちになる。
清水ミチコも椿鬼奴も、おそらく同じ気持ちであろう。
もちろん、多くのCMを放送したTV局も。

最近気になるのは、「履くだけで痩せる」という触れ込みだったあの運動靴である。
CMを見ているだけで怖いのだが、「事故防止と安全のため、階段や坂など段差のある場所、エスカレーター、電車やバスなどの乗り降り、また、滑りやすい場所などでのご使用は充分注意してください」とあるので、注意して欲しい。
僕は注意喚起した。

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2011-11-20 Sun.

敏感

2011-11-20

霊感があったり、マイナスイオンを感知したりすることのできる(と自称する)人が大勢いるのだから、「ここって、放射能ガンガン感じるんですけど」と言っている人がいてもおかしくはないと思う。
これまで、レントゲン検診の時や国際線の飛行機の中で、きっと多大な苦労をされてきたのだろう。

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2011-11-19 Sat.

名売

2011-11-19

商品の広告であるにもかかわらずタレントの名前が出てくる広告が嫌いだ。
一体どっちの宣伝のつもりなのだろう、と不信感を強めてしまい、結局タレントにまで嫌悪感を持ってしまう。
こういうのはきっと、本人ではなく大人が悪い。

だから、本田翼とか、大政絢とか、桐谷美玲とか、水橋貴己とかに、ちっともいい印象を持たない。

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2011-11-18 Fri.

足取

2011-11-18

nimocaの履歴をたどって容疑者の足取りを追い、逮捕する、という事例が発生した。
警察の発表によると、逮捕された容疑者はかけられた容疑を認めている。

nimocaを購入するときに、購入者は個人情報保護方針を容認していることになっている。
法令に基づく場合は、利用者の同意なしに個人情報が提示されることがある。

今回の事件は容疑者が容疑を認めているので話が進んでいる。
また、客観的な物的証拠もきっとあるのだろう。
しかし、もし被疑者が容疑を認めなかったら、どうなっていたのだろう。

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2011-11-17 Thu.

戴冠

2011-11-17

新聞の広告によると、名前の前に「下妻物語の」と冠されることが苦痛だったという。

僕の中では、「下妻物語の」と冠されるのは中島哲也である。
苦痛を感じていた彼の場合は「世界の終わりという名の雑貨店の」、「大麻所持で有罪判決を受けた」という印象だけが強い。

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2011-11-16 Wed.

弁明

2011-11-16

「俳優がバラエティ番組に出て、トークに慣れてない様を見せてしまっても、謝ってはいけない」というのが、僕の持論だ。
何と言っても、彼らは人の前に立つプロフェッショナルであるからだ。

それでも、テレフォンショッキングで田中麗奈がふわふわしたトークを繰り広げ、最後に司会者に謝ったのを見たときは、「何か事情があったのだろう、きっとそうだ」と論を曲げてしまう。
果ては、「司会者が、十数年前にもなる上京してきたときのエピソードを聞き出そうとするのが悪い」ということにしてしまう。

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2011-11-15 Tue.

誘致

2011-11-15

調査によると、「将来性があると思う都市」として、北九州市が福岡市の次に多く名前を挙げられたのだという。

この調査、実は北九州市が行ったもので、関東を中心に全国のメディア関係者、シンクタンク研究員を対象にしたものだ。
まずは情報の発信源から、ということなのだろう。
次回の調査では、ぜひとも「将来性のない都市」というアンケート項目も設けてもらいたい。

上京してきたばかりのときのこと。
JR新宿駅東口の地下改札に、北九州市の広告が大きく貼られていることに気づいた。
その広告は、改札の出口の床に貼られており、行き交う人々の土足に踏みつけられ、薄汚れていた(まさに、イメージ通り)。
「ここを通る人のうち、一体どのくらいの人がこの広告に気づくのだろう」と思った。

石川啄木は、上野駅に郷里の方言を聞きに行った、という。
僕も郷里を懐かしみ、新宿駅東口の広告を見に行った…、記憶がない。

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2011-11-14 Mon.

回収

2011-11-14

芸能界入りした姉に続き、芸能関係者から声がかかる(姉とは関係なくスカウトされた、という話)。
ゲームのCMでデビュー、事情があり放送中止。
かくし芸大会には、もちろん参加。
妊娠したタレントに代わって、グループに参加。
「あべ一座 -あべ上がりの夜空に-」公演に参加。
結婚を機に引退。

以上が、安倍麻美について知ることのすべてだ。

これでペイできているのだろうか、と思うが、それは僕が知らないだけで、おそらく僕のあずかり知らぬところでペイできているのだろう。

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2011-11-13 Sun.

不図

2011-11-13

郷土の力士が引退したところに、別の郷土力士がタイミングよく大関になり、郷土の場所を迎えるとは、実にうまくできているなー、と思ってしまうのは、知らず知らずのうちに身についてしまった僕の悪い癖なのだろう。

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2011-11-12 Sat.

命名

2011-11-12

ペット保険の会社調べによると、犬の名前で最も多かったのは「ココ」だという。

現代の日本では、「ココ」という名前は人の名として名付けられることも多い。
そんな事実があるにもかかわらず、犬の名前に「ココ」と名付けるとは、何とデリカシーのないことだろう。
自分の名前が犬に付けられる子供のことをかわいそうに思わないのか…。

という怒り方で、たぶん間違っていないのだと思う。

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2011-11-11 Fri.

一並

2011-11-11

僕が自動車運転免許を取ったのは、平成11年11月18日だった。
その1週間前に試験場に行く予定にしていたのだが、その日は睡眠不足で試験場に行かなかった。

運転免許証には、取得年月日が明記される。
免許更新の際にも、取得年月日は変わらず記載される。
僕の免許証には「平成11年11月18日」と記されてある。
公文書に数字が並ぶチャンスを逃してしまい、全く惜しいことをしたものだ。

時差や日付変更線、閏年や閏秒、グレゴリオ暦にヒジュラ暦、ユリウス暦にマヤ暦に主体暦。
いろいろ知ってしまうと、単なる数字の並びに喜びを感じなくなる。
はしゃいでいた昔がとても懐かしい。
といっても、2001年9月9日1時46分40秒は祝福したし、2038年1月19日3時14分7秒の方がよほど気にかかる。

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2011-11-10 Thu.

芸歴

2011-11-10

今回わかったことは、TV局は、お詫びはするが訂正はしない、ということだ。

もし自分が父親だったら、「娘に何と無様なことをさせるのか」と怒鳴り込むところだが、まあひとつ貸しにしておく方が得策だろう。

「こんな時期によく出演したな」と視聴者の僕は確かに言ったが、それを出演者が言っては身も蓋もない。

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2011-11-09 Wed.

切抜

2011-11-09

僕には、新聞記事をスクラップする習慣がある。
紙の新聞を切り抜くのではなく、紙の新聞で記事をチェックし、チェックした記事をウェブで探し、それをコピーする、というデジタル方式だ。
こうでもしておかないと、何もかも忘れてしまい、同じ失敗を数十回繰り返すことになる。
スクラップしているから、同じ失敗を数回程度に抑えることができている。

ところで、朝日新聞デジタルのサービスが始まってからだろうか、asahi.comに掲載される記事の文章が短くなったように思う。
紙の新聞の購読とデジタルを併用すれば、購読料は1,000円上がる。
紙の新聞の配達をやめれば購読料は変わらないが、紙で見る便利さを失ってしまう。

言いたいのは、タブレット端末が早くコモディティ化されないか、ということだ。
現状では、紙とデジタルの新聞を併読した方が安上がりだ。

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2011-11-08 Tue.

壺算

2011-11-08

今持っている携帯電話を購入したのは、2007年7月だ。
目に付いた店で、目に付いた機種を衝動的に購入する、という、僕としてはあまりやらない方法で買い換えた。

それから4年が経過した。
今の機種にするまでは携帯電話を2年おきに買い換えていたのだが、この機種にしてからは4年間買い換えなかった。
なぜなら、僕にとって魅力的な新機能が発表されなったからだ。

今使っている815SHは、使用しているうちに外装の表面がとれる、という特徴がある。
4年も使っているので、僕の携帯電話はかなりみすぼらしく見える。

そろそろ買い換えようか。
ショップでカタログをもらってきて、検討を始める。

カタログを見てわかったことは、今売り出されている機種はほとんどがスマートフォンで、元々の携帯電話(フィーチャーフォン)の新機種はごくわずかである、ということだ。
そのフィーチャーフォンも、僕が持っている携帯電話と機能がほとんど変わらず、せいぜいワンセグが付いているか、カメラが高機能化されているか、ぐらいの違いしかない。
さらに言えば、フィーチャーフォンの新機種の中には、液晶ディスプレイがQVGAのものがある。
僕が持っている815SHのディスプレイはVGAで、もし買い換えたらダウングレードになる。

これは推測だが、メーカーはフィーチャーフォンの開発にもう力を入れていないのではないだろうか。
2011年度に新しく発売されるソフトバンクのフィーチャーフォンの機種は、わずか2種類である。

現状で、スマートフォンにしたいとは、まだ思えない。
それにはいくつか理由がある。

一番怖いのは、ウィルスの感染だ。
対策ソフトを入れると料金が発生するし、動作も遅くなる。
かといって、対策ソフトを入れないわけにはいかない。

また、スマートフォンでウェブにアクセスすると、スマートフォン専用のウェブサイトに誘導される。
そのため、携帯電話用のウェブサイトを閲覧するのに比べて、パケット量が増大する。
僕みたいに、携帯電話のウェブ機能をほとんど使わない人間でも、ごくまれにウェブ機能を利用する。
少し使っただけで、パケット通信が増え、多額の料金が発生する。
それを防ぐためにパケットし放題のサービスに加入すればいいのだが、それはそれで金がかかる。

で、スマートフォンへの買い換えは先送りして、フィーチャーフォンの中でもまだよさそうなPANTONE 3で妥協しようか、と決める。
QVGAだが、ワンセグも付いているし、辞書機能も付いている。
何より、今のみすぼらしい携帯電話を手放すことができる。

ところが、購入代金の支払いシステムを知り、買い換えを躊躇してしまう。

ソフトバンクは、買い換え時に「月月割」という料金割引サービスを提供している。
電話機の代金を支払う必要があるが、その代わりに月々の支払い料金を割り引いてくれる、というものだ。
この割引対象に、ホワイトプランの基本料金は含まれていない。
僕は携帯電話でウェブも見ないどころか、発信もほとんどしないので、月々の支払いのほとんどは、ホワイトプランの基本料金が占めている。
これが割引されないのであれば、割引のメリットは大きく減ることになる。

以前は、「月月割」で基本料金も割り引いてくれたのだが、2009年にシステムが変更され、基本料金からは引かれなくなったのだった。
当時そのことを知った時に感じた怒りを、ここでまた新たにぶり返してしまった。

割引の限界に達しないことを店員に説明したら、「だったら、割引がきく範囲内でおすすめしたい別のサービスがあります」と言われてしまった。
まったく、壺算じゃないんだから。

ということで、買い換えは見送り。
古い携帯電話を使っていることを人に知られないよう、電話機を手で隠して使用することになる。
2012年3月発売予定の105SHも、あまり期待できそうにない。

ちなみに、「壺算」とは落語の演目である。
僕はこの話を最近知り、「藤本先生は、ずっちぃーな」と気づいてしまった。
この話と似たようなやりとりが、「ドラえもん」の「世の中うそだらけ」の導入にあったのだ。
落語がお好きであった藤本先生は、落語からネタを借りてきていたのだった。

いやいや、こうやって読者が知らない間に、藤本先生は我々の教養を高めてくれたのだ。
感謝しなければなるまい。

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2011-11-07 Mon.

発明

2011-11-07

今日は、秋の節分。
スーパーに、秋の節分を知らせるポスターが貼ってあり、恵方巻が売られていた。

きっと恵方巻がなければ、今日が秋の節分であることを誰も教えてはくれなかっただろう。

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2011-11-06 Sun.

懸隔

2011-11-06

全体の大まかなフォルムはそれほど変わらないのだが、よく見ると全く違うのが、三浦友和と小倉智昭である。

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2011-11-05 Sat.

適所

2011-11-05

道路を覆っているアスファルトが、以前から割れている。
割れているところから、雨水が浸透していく。
この雨水は、放射性物質を含んでいるかも知れない。
それゆえ、アスファルトの下から放射線が発せられているかも知れない。
私の、2,000円で買った高性能風探知機では、異常とも言えるほどの高い数値をたたき出している。

だから、自宅の前の道路の舗装をやり直してくれ。

前にも書いたように、僕が住んでいる場所の道路事情はとても悪い。
こうでも言わないと、隣にアパートが建つ際にトラックが通行したためにできてしまった、道路舗装のひび割れに対応してくれないように感じる。

セシウムが発する放射線よりも、セシウムを茶化して扱うような偏見を持って報道しているメディアの影響力の方が、ずっと怖い。

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2011-11-04 Fri.

査閲

2011-11-04

新聞記事によると、アメーバピグで、未成年の不正アクセスが相次いでいる。
運営しているサイバーエージェントは、「会話内容の監視を強化するなどの対策を検討する」としている。

会話内容の監視、か。

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2011-11-03 Thu.

乱発

2011-11-03

KUROSAKI48が、今月卒業する。
卒業した後は、新メンバーを募集し、名前を「クロサキタウンドシップ」と改め活動する予定。

卒業のニュースで、初めてKUROSAKI48のことを知った。
名称を変えるのは、本家からクレームが付いたか、本家からクレームが付くことを恐れた自意識過剰か、それとも我を取り戻したのか、はたまたLinQとの差別化を図るためか、その辺りは全くわからない。

今は、エレガントプロモーションのQunQunも新メンバーを募集している。
応募資格が、7歳から33歳の女性、というところがいい。

今週末は、起業祭。
コムシティのことは、もういいや。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる」とあるように、おのおの勝手に文化を進めていればいいのだ。

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2011-11-02 Wed.

連鎖

2011-11-02

TPPとは、何なのだろう。

この言葉が出てきた頃、僕はTPPに関する新聞記事を読むのを怠っていた。
いずれ暇な時間ができたときに、TPPの話題がまだ続いていれば調べればいい、と思っていた。

そのうちに、TPPが盛んに取り上げられるようになった。
今となっては、何の知識もないまま新聞記事を読んでも、TPPについて全く理解できない。

関係ないことは勝手に決めて欲しい、というのが希望だ。
しかし、結局は自分の生活を大きく変化するようなものになるのだろう。
世界は、うっとうしいまでにつながっている。

TPPとは、東京プレンドパークの略でも、Tokyo Phriend Parkの略でもないのだろう。

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2011-11-01 Tue.

一見

2011-11-01

あれ、この女優誰だろう、チェックを入れておかなければならないな。

TVを見ていてそう思い、ウェブで確認する。
しかし、たいていの場合、僕はその女優のことを前から知っていた、ということが判明する。
僕がただ忘れているだけなのだ。

僕は人の顔を覚えることが極端に不得手だ。
その一方で、趣味嗜好はほとんど変わらない。
そのために、同じ人でひっかかり、時間が経てばその顔を忘れてしまう。

中でも、最も多く調べているのが、石橋けい。
TV出ているのを確認し、この人誰なんだろうと疑問に思い、エンドロールで名前を確認し、石橋けいだった、知ってるよ、というのを、「ATHENA」の頃からこの15年で何度も繰り返している。

ちょうど忘れた頃に、石橋けいはやってくる。
彼女はそれだけキャリアが長く、優秀である、ということなのだろう。

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