曇天の続き

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2025-04-13 Sun.

珍重

2025-04-13

ナンシー関・町山広美「隣家全焼」を読了。

「地獄で仏」(ナンシー関・大月隆寛)に続けて読んだ。
前対談集に比べると、文章を受け入れることできるように感じた。
対談相手が変わったからか、時代が1990年代後半に移ったからか、こっちが取り戻してきたからなのか。

思うに、批評者たちも批評対象と同じシステムを持っている。
熱狂することは共通している。
そして、ターゲットの種類と、周囲との温度差があるという自覚があることに、批評対象との差異がある。
システムが同じであるという認識を持っているかどうかが、前対談集との差のように感じた。

でも、結局、長島一茂や松岡修造の様子を見たいから、僕はTVを見ているのだ。
現在だったら、丸山桂里奈だろう。
荻原健司や谷亮子に生活レベルで距離を置きながら、トキに対するように浜口京子を温かく見守る(けど引き取りはしない)というのが、TV視聴だ。
上村愛子の無双にかげりを見ることになっても、松本薫のアイスクリーム屋が怪しくなく成功してほしい、ついでに、里谷多恵の行状が所属組織を体現していると思い込むのが、視聴者であろう。
小塚崇彦のことも気になるし、中野友加里がどうしたなども気になるし、これを機に低俗な作話もしたくなる。

TVは見世物であり、ダメなものが集まっているゆえに、続けて見られているのかもしれない。
金曜も、TV番組の出演者が集まって、「マジカル頭脳パワー」でやっていたクイズで競っていて、やはりそれを見てしまった。
ディズニーキャラクター名を暗記し、全問正解する小手伸也やまひるに、素直に感心した。
川栄李奈は20分ですべてを暗記したそうで、空き領域がある方が重宝する例があることも知った(芦田愛菜との対比として)。
でも、周囲は誰も触れない。
やらせがあったとは考えすらしないくらい、模範的な視聴者だと自負し、唯一全問正解を逃した小倉優子に、計算通りに同情する。
今夜だって、「鬼レンチャン」の「400m走」を見てしまうのだろう。

先日のバス旅の再放送で、当時の山田まりやが男子高校生に話しかけているのを見て、控えめに言って、番組を見ながら食べていた生姜焼きの味に異変を覚えた。
それにしても、本田理沙が中津市出身なのは知らなかった。
結婚の話が導く領域への好奇心は、ここで留めておこう。
中村由真が前田耕陽と「GODDESS」というバンドを組んでいたのも、まあ知らなかった。
「あいつ今何してる?」がそれもカバーする性質の番組だったことも、知らなかった。

この本の見どころは、ナンシー関が「手袋をはく」と表現しているところだ。
この手の方言には気付きにくい、という本人の感想もある。

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2025-04-12 Sat.

青丹

2025-04-12

きっと、運転免許証の記載事項変更を怠っていたのだろう。
つまり、「自称」の理由は、免許証の氏名が「キャンドル 涼子」のままだったので、本人確認できなかったからだ!

あまりにも要素がそろいすぎた出来事に、この程度の冗談しか思いつかなかった。
不安定さまで似せてきた、当人のモノマネタレントじゃないか、とも思った。
大きな事故の割に本人が軽傷で済んでよかった、と安堵するのもつかの間、同乗者は重傷を負っているとの報道。
複数の意味で、命を預けるのは怖かっただろうな、と推察。
率直に言って、心配している。
それこそ思う壺なのだろうけど、僕はそういう世代だし、それを引いても、社会の一員として。

そういえば、10年以上昔、その当時のSNSで、「世田谷で起きた事故を目撃、あれ広末涼子じゃない?」みたいな書き込みを見た。
「本人とも確認せず、たわいもなく情報を上げるものだ」と思った少し後に、実際に本人が起こした事故の報道がなされた。
今思うと、今回のことに向けた「振り」だったのかもしれない。

これでまた、「魔法のキモチ」のコンテンツ化は遠ざかる、と記すルーティンすらむなしくなる。
著作権者の経営が怪しいようだし、バーゲンセールで出物があってもおかしくはないか、とも思えない。

さて、怪しい雲行きなのは、自分の資産ポートフォリオである。
円建てで、年初から20%下がった。
下がるときはいつも急で、この程度の率の下げは覚悟しているつもり。
でも、下落額を算出すると、これまでの記録より1桁多い。
平然を装い電車に乗る自分に、むしろ笑えてくる。

2024年からの新NISAにいたっては、ついに損失が示された。
NISAで確定的な損失となれば、売却して翌年の枠を生み出す、というこれもむなしいオペレーションを発動することになる。
でもまだ枠は当分埋まることはないので、発動はない。
粛々と積み立てを続けることだけが、臆病な僕に与えられた選択肢だ。
気を強く持つ。

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2025-04-06 Sun.

香盤

2025-04-06

野生爆弾・ロッシーが出場する正統派クイズ番組なんて、「アタック25」くらいだろう。
「徹子の部屋」における井上聡方式の出演だが、そうは言ってもロッシーである。
番組が成立するのか、という点で、ハラハラした。

おそらく初めてだと思うが、番組内で視聴した問題すべてに正答した。
そういう回だったのだと思う。
スタッフの苦労がしのばれるし、観覧していた小学生の一部も少しもどかしかったのでは、と推測する。

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