曇天の続き

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2020-07-31 Fri.

蒸靴

2020-07-31

FUJIWARA原西さんが出るようなショービジネス界こそ、正常である、というのが持論である。
ここにもう1つ加えたい。

石田純一の存在を受け入れるような、余裕のある社会を望む。

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2020-07-27 Mon.

失職

2020-07-27

本人の言うことを信用しようとするのなら。
某タレントが自身の番組の収録中に、某芸人を酷評した、それもオンエアできないくらいに、との話が聞こえてきた事実があるが、もしかして、某俳優が某フレンドパークの某ウォールクラッシュにチャレンジした際、某帽子が壁にくっついてそのまま収録中止、というのと同じくらいの都市伝説なのかもしれない。

タイトルは、本人ではなく取り巻きについてである。

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2020-07-20 Mon.

執濃

2020-07-20

ゆづか姫は「現役メイド」だった!

そんな報道が選挙期間中にあったが、実際は、メイドの扮装をしてメイドカフェの店員として勤務していて現在も籍が残っているというだけで、それは「メイド」とは呼べないだろう、と言いたかったのを今日までずっと我慢していた。
それくらい、印西市長選挙への注目度は高かった。

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2020-07-17 Fri.

粉飾

2020-07-17

事情があって、VISAが付帯された三井住友カードを持ち歩くようになった。
最近、カードにiDがついていることに気づき、本日iDデビューをした。
QUICPayの普及を待ち望み約10年、非接触型クレジットカード決済の再スタートである。

これで、決済手段の順序が少し変わった。
クレジット決済がサインレスで可能なら、Suica、JCB、iD、PayPay、現金。
サインレス決済ができなければ、Suica、iD、PayPay、JCB、現金となる。

nanacoは、セブンイレブンで公共料金を払うときと、買い物でボーナスポイントが加算される時に使う。
d払いとTマネーはポイントがたまってない。
WAONは使うような生活圏に住んでない。
Edyはもうなくなったのではないかな。

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2020-07-13 Mon.

脱北

2020-07-13

目覚めて、スマートフォンの電源ボタンを押下する。
…電源は入るが、データを復号できないとかで、「リセットしますか」的なメッセージが出てきた。

旅先で、スマートフォンがぽしゃるのは、もう悪夢である。
スマートフォンにQRコードを表示させることで飛行機に搭乗することもできたのだが、念のためQRコードをプリントアウトしておいたので、これは助かった。
モバイルSuicaを使っているわけでもないが、もし使っていたらこれも手詰まりだし、PayPayについてはあきらめなければならない。
ホテルの場所も、スマートフォン頼みだ。
場所を問い合わせるにも、ホテルの名前を覚えているわけもない。
すでに宿泊後なので、これもよかった。

リセットを選択し、実家の無線LANに接続し、復旧を試みる。
Google2段階認証のバックアップを準備していたのが、初めて役に立った。
バックアップの復元がある程度働いてくれて、最低限の人間生活が営めるくらいまでに回復したが…、旅行中の写真が全部消えている。
実家の無線LANにつないだ際、1度でもGoogleフォトを起動さえしていれば、Googleフォトのバックアップが機能していたが、それを怠っていた。
さよなら、みぞか号、さよなら、崎津教会、さよなら、エビ…。

もう、スマートフォンを買い替えよう。
画面にひびが入って、3年も経つし。

気を取り直すこともないが、朝飯を食らう。
PCのメンテナンスを終え、おいに買ってやったWiiの「スマブラ」をやり、昨日の会話の復習をしてメモに残す。
父の元気な姿には、まあ一安心だが、「ひるおび」が始まったとか言ってRKBに合わせているのを見ると、少し心配。
番組を初めて見たが、何がいいのか、さっぱりわからない。

両親に別れを告げ、タクシーに乗って、ラーメン屋に向かう。
珍しく、しゃべるタイプのタクシー運転手で、ラーメン屋の名前と場所を聞かれたので、律義に答える。
ラーメン屋では、ワンタンメンと餃子をいただき、それでこの値段なのかとなると、もう帰りたくなくなる。

連接バスを2台見かけて、1番のバスで街に戻り、シロヤで明日のパンを買う。
オムレットは1個40円になったのか、と森鴎外旧居跡碑前で嘆息。

小倉駅で、土産を物色する。
次こそは小倉織のネクタイでも買いたいところだが、いざ買うとなると思い切りが足りなくて、情けない。
まったく、地元に貢献しようという気がないのか。
地下のスーパーで、旅行の友ミニパックとベビーハムを購入。
かしわめしでも買うかと店に行くが、店自体が閉まっている。
この時期だからのようだが、何だか縮小傾向にあるような気がして怖い。
幸い、ファミリーマートで東筑軒のかしわめしが売っていたので、購入。
でも僕は小倉の人間なので、北九州駅弁のかしわめしが食べたいよ。

旧コレットを眺める位置にあるベンチに座る。
改めて、これくらいの街のサイズでいいように思う。
それでも、バス路線網が縮小しているようなので、何とかしてほしい、いや自分が何とかできたかもしれないのに、力不足だ。
母は以前、年を取ったら贅沢は言わないからデパートのある街に住み、月に1度出かけてデパ地下でそうざいを買いたい、と言っていたが、2020年の今となっては百貨店のある街の成立すら危うい。

空港行きのバスに乗り、北九州空港。
ばかばかと土産を買い、セキュリティエリアに入る。
入って分かったことだが、エリア内の明太子屋がこの時期は閉鎖されているとのこと。
いや、ここで最後に明太子を買うことも多いので、今回は、かば田にしておいてよかった。

帰りもJAL。
ボーイング737で、久しぶりに天井から出てくるTVを見て、ほっこり映像にほっこりする。

空港に到着。
もう信じられないくらい乗客がいない。
帰りのバスまで時間があったので、セキュリティエリア内で弁当を食べ、夕食とする。
「北九州空港から行く魅力発見の旅」という冊子が、今回のお土産。

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2020-07-12 Sun.

帰北

2020-07-12

機会があればゼンリンミュージアムに行きたい、と思っているし、TOTOミュージアムにも行ったことがない。
でも、今回も行けない。

バスに乗って、ラーメン屋に。
日曜だからというのもあるが、乗りたいバスが1時間に1本しかなく、昔を知る自分としては薄暗い未来が気になる。
ラーメン屋の店内は相変わらずの緊張感だが、味はうまい。

街中に戻って、おいとめいどもと合流。
久しぶりに水環境館に行き、展示を見せている間に、そごう…、コレット…、駅前のピンク色の建物に行く。
6階にベスト電器ができていて、実家の洗面台の電灯が切れていたので、LED電灯を購入する。
街を歩くと、小倉には小さな店が増えたように思う。

おいとめいどものところに戻り、なぜか何かおごってやることになる。
小倉を出てもうすぐ四半世紀、どんな店があるのかすっかりわからないでいると、「コメダがあったよ」と教えられる。
紫川のほとりに建物ができていて、コメダ珈琲店が開店していた。
時代は変わるものである。

店内は混んでいて、少し待ったが、運よくテラス席を案内された。
「好きなものを頼め、金は後でじいさんからもらう」と告げ、遠慮なく飲み食いされる。
こういうところにはよく来るのか、と尋ねると、「めったに外食せん」との答え。
「すばらしい食育方針」と感心するものの、後で会計をして軽い立ち眩みがするほどの金額だったので、そういうわけかと納得する。
川の向こうを見ながら、あそこには法華倶楽部があった、とか、代ゼミの跡はどうなった、とか、旦過はいつきれいになるのか、とか、デオニーちゃまだあるんかね、とか、よくわからないことばかり話し、おいとめいどもは全く話についてこない。

せっかくなので、小倉城でも見てみることにする。
途中に店ができていて、辻利なんかもあったりして、こっちで休めばよかったとは後の祭り。

知らなかったのだが、小倉城の天守閣は当時にしては結構大きいらしく、大きさで言うと上から何番目かだということ。
カメラに映ると、顔を認識して、画面に映る姿が忍者になったり、町娘姿になったりする装置に、しばし夢中になる。
最上階まで上り、城下町を一通り見つくす。
今日は晴れているよね、と写真を撮る。

バスに乗って、実家に戻る。
夕食時に「小倉あるある」の話になる。
ラーメン屋の緊迫感についての漫談を披露すると、小倉は降りるにもかかわらずバスの降車ボタンをギリギリまで押さない人ばかりだ、と返される。
自分もそうだったので、何も言えない。
あとは、今の小倉では甘栗を買うことが難しくなったとか、そういえば祖母の結婚前の名前が広末○子で、自称・田川小町であったとか、じいさんのじいさんは馬借で宿を営んでいたとかいう、事情を聞くに聞けない厄介な話が出てきたり、もう勘弁してほしかった。

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2020-07-11 Sat.

静隠

2020-07-11

雨、である。

開場を待って、温泉を堪能。
朝食は、本来はブッフェなのだが、この時期なので持ってきてもらうスタイル。
全種類の料理を取り分けていただいているようで、とても食べつくせない量だ。

今回の旅行の最大の目的は、崎津である。

旅行前に、遠藤周作「沈黙」を読む。
「沈黙」の意味を、恥ずかしながらこの歳で知る。
モチーフは悲惨なのだが、遠藤周作の作品はどれも、どこかユーモアというか、共感というか、そういうものがあって、苦しい読了感にはならない。
スコセッシの映画を見ることは、しばらくはないだろう。

崎津までは、市街地から車で1時間ほどかかる。
もう一度言うが、雨の中、レンタカーを運転。
ワイパーをフル稼働してもはっきり見えない車窓、灰色の海。
飛行機を乗り継いでまでして天草に来たのに、何をしに来たのかよくわからない。

崎津に到着。
雨で心が折れそうになるが、東京からの距離を思い出し、気力を振り絞る。
熊本の豪雨による天草の被害は少ないようだが、それでも牛深のほうでは土砂崩れが起きている。

事前に「ブラタモリ」を見てきたので、見覚えのある景色をいくつか見た。
崎津教会は、教会なので、肌の露出は控えめに。
荒天にめげることなく、たくさん写真を撮る。

1時間かけて、市街地に戻る。
崎津の他に観光はしない。
観光をしていたら、熊本発の新幹線に間に合わないし、小倉での夕食にも間に合わない。
景色を見るだけでいいではないか、と思っていたが、景色を失った天草は旅人には酷だ。

事前に調べておいた、海老料理店で昼食。
値段に躊躇せず、海老尽くしを注文。
踊り食い、塩焼き、天ぷら、煮物、茶碗蒸しをいただき、雨のことを忘れたが、店を出るとやっぱり激しい雨である。

いくつかの道の駅に寄り、天草五橋を渡り、三角線と並行して車を走らせ、熊本駅に到着。
12年ぶりの旅先でのドライブだったが、雨以外、特に記憶はない。
帰宅して、天草五橋を走破しているYouTubeをTVで見よう、と決意。

熊本駅に来たのはおよそ30年ぶり。
新幹線が開通し、新駅舎になってからは当然初めて。
路面電車を見に行くと、「努力は実る」が来熊歓迎。
駅ビルにはラーメン屋があり、気を抜くと入店しそうになるが、いきなり団子で我慢する。

9分遅れで新幹線が出発。
チケットはJR九州のウェブサイトで購入し、博多までの運賃・料金は半額くらいになった。

18時過ぎに小倉に到着。
今年は、祇園太鼓の音が聞こえない夏である。

実家では、家族が待ち構えており、すぐに食事。
刺身をいただくと、親から注意を受ける。
よく見ると、取り箸が用意されており、みんなそれを使って自分の皿に取り分けていた。
相変わらず、周りが何も見えていなくて、情けない。

刺身に夢中になること1時間、父に「そういえば、お前は仏壇に手を合わせたのか」と指摘される。
今回の帰省で最大のテーマであったのに、すっかり忘れてしまっていて、情けなく情けない。

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2020-07-10 Fri.

来草

2020-07-10

帰省がてら、旅行に出た。

緊急事態宣言解除の後、まだ「Go to 何とか」みたいなのはやっていない段階である。
事態がより深刻になれば、直前であってもキャンセルする選択肢を行使してもいい覚悟はあった。
誹謗中傷は受けたくないけれど、黙ることを強制するわけにもいかない。
事情があるのです、本当に。

自宅から近いバス停から出ている空港への高速バスは、運休中である。
なので、鉄道で少し遠い駅まで行って、そこからバスで空港に向かう。

空港は、どうかしていると思うくらいガラガラである。
実際、どうかしているのである。
売っている空弁の数も少なくて、選ぶのに苦慮した。

今回は、事情があってJAL。
JALなのに、エアバス350。
「翼の王国」ではない機内誌を読み、オンデマンドで「プロゴルファー猿」を見て、「雷電対拝み打ち」を堪能。
さすが、実家が寺である、安孫子先生。
無線LANも使えるが、制約がかかっていて、TVerは見られない。

この日は天候が悪く、福岡空港上空で、くるくる回っている。
3回目の挑戦で、雷雲の中に突っ込み、無事着陸。
停機後、機内で自分の名前をアナウンスされ、降りたらグランドスタッフのところに来てねとのこと。
地元で、珍しい姓を喧伝されるのは、誰に聞かれているかもしれないので、いささか不安になり、首をすくめる。
呼ばれたのは、乗り継ぎ便についての説明があったため。
天候調査中で、飛ぶかどうかまだわからないらしい。
国内線を乗り継ぐのはこれが初めてなので、グランドスタッフに不安を伝え、将来についてじっくりお話しする。

福岡空港は、7年ぶり。
前回は、あの「小倉を出して」飛行機に滑り込みで乗った時である。

モヒカンラーメンで、久留米ラーメンをいただく。
BGMで、聖子ちゃんが流れ、藤井フミヤが流れる。
当然おいしい。

因幡うどんで、うどんをいただく。
当然おいしいが、あまりの「コシのなさ」にいささかの不安すら覚える。

乗り継ぎ先は、天草エアライン。
カウンターで説明を受けるが、飛ばない可能性があるという。
申し訳ないと何度も言われるが、こちらとしては小倉の実家に泊まればいいだけなので、別に慌てることはない。
しかしながら、飛んだとしても行き先を天草空港から熊本空港に変更する可能性があり、その場合はバスで天草空港までお送りします、と優しく言われ、あわあわする。
飛んでないけれど、とんでもない。
もしそうなったら、バスで何時間かかるのか。
その場合は、熊本駅で降ろしてもらい、新幹線で小倉に戻りたい。

結局、飛行機は35分遅れでの出発となった。
バス乗り場には、対馬やら福江やらに向かう便の案内が掲示されていて、福岡空港が離島のハブ空港でもあることを知る。
西鉄バスで空港内を移動すると、天草エアライン唯一の航空機である「みぞか号」が駐機されている。
バスの中から見ていると、羽田で預けた自分の荷物が機にそのまま積まれていた。

プロペラ機に乗るのは、ネパールでカトマンズとポカラを往復して以来、18年ぶりである。
離陸し、雲の中に突っ込み、揺れに揺れる。
リンドバーグは偉い、と心底思う。
今回の旅のテーマソングは、「BELIEVE IN LOVE」と決まった。
乗客は、10名程度。
ドキュメントファイルにまとめられている手作りの機内誌によると、みぞか号は、大阪までの往復を含め、1日10フライトをしているそうだ。
整備士の方に感謝をささげ、たくさん写真を撮る。

見事、天草空港に到着。
生還したことに喝采し、ハイタッチでもしたいところだが、誰も騒いでいないので静かにする。
時間が予定より遅くなったにもかかわらず、レンタカー会社の方が迎えに来ていただいており、感謝。
車窓から見る天草の街は、思ったよりも栄えていて、無知を恥じる。
レンタカーを借りて、本日の宿泊先に到着。
こんな時期に宿泊させていただけることにも、感謝。

夕食は、容易な共感を得られないだろうが、ついつい「まさに、家族ゲームみたいだな」と言いたくなるような席の配置。
醤油は甘く、料理はとにかくうまい。
温泉も堪能。
部屋に戻り、スマートフォンで検索していると、以前ここに海を渡るロープウェイがあったそうだ。
天草のバブルに思いをはせ、九州産交バスの夢を見つつ、まどろむ。

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2020-07-04 Sat.

放恣

2020-07-04

僕が考える「資産家」のレベルに達するまで、このペースで行くと160年かかる。
その間、必要なものだけを買い、欲しいものは買わずに投資資金を貯め込み、そのうち自分が何を欲しいと思うのかわからなくなるのだろう。

5代先まで、節制が続くだろうか。
というより、先祖は何をしてきたのだろう。

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