曇天の続き

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2012-12-31 Mon.

燻煙

2012-12-31

大みそかに家族から「「冬のリヴィエラ」は小林旭の歌じゃないのか」という疑問が投じられ、「それは「熱き心に」と混同していない?」と答えるまで3分以上かかってしまった。
それにしても、五木ひろしがうらやましいけれど、やはり森進一の演出のほうがこちらとしては受け入れやすい。
それと、中山加奈子の歌詞の普遍性に、感激した。

27時間テレビでタコがつぶれたことが、2012年最大の笑いであった。

一つ間違えば、門司にorange pekoeが来ることだけを楽しみにする人生になっていたのかもしれない。
しかし、僕の人生は、そうはなっていない。

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2012-12-30 Sun.

小倉暗・往

2012-12-30

2012年も年末となり、いつもの帰省を行う。

まずは準備として、録画しておいた「スタジオパークからこんにちは」草刈正雄出演回を見る。
小倉一番のハンサム草刈正雄であるが、全般的に空回りしていたように思う。
「喜劇は難しい」ということを、彼はもちろん理解しているとは思うが。

続いて、録画しておいた「城下町へ行こう!」小倉城編を見る。
以前から名前はうかがっていたが、小倉織の人はあんな山中に住んでいるのか、と驚愕したが、よく考えてみれば小倉の大半は山中である。
巌流島が旧小倉藩領であったことを初めて知ったことと、「関門海峡たこ」のPRがよかった。
小倉城に上って、風景についてオフィシャルなコメントを発する、ということは僕にはとてもできないが、それをやりきったピエール瀧と地井武男はプロフェッショナルである。

これで準備終了。

東京駅に降り立つ。
混んでいる中央通路を避け、北通路を通れば、そこは弁当売り場の前。
帰省専用弁当「叙々苑 焼肉弁当」を購入。
大丸で買うのも魅力的だが、ちょっと遠い。
一応、今後の値上げされた時のために書いておくけれど、値段は2,310円。
あと、500mlビールを2本。

プラットフォームで新幹線の入線を待つ。
入ってきた新幹線の清掃作業を見て、確か今年はこれに注目が集まったはずだ、と思い出す(JR東日本だったか)。
見ていると、かなりの力仕事であり、とても僕には勤まらない。
年末にもかかわらず働いていただいているすべての人に感謝するし、年末に仕事がある多様性が確保されていることの幸せにも感謝する。

ともかく、列車は東京を後にする。

多摩川を超えたところでビールの栓を開ける。
今年は多忙で、帰省専用おつまみ「貝柱の干物」を買い忘れた。
新横浜駅を過ぎたところで、弁当を開ける。

あそこに見えるは「とりせん」か、と思いきや、「ジャンボエンチョー」だった。

新大阪駅の手前で、大きな音がする。
見ると、子供を抱きかかえたまま立ち上がった女性が、子供の頭を上部の荷物置きの底に思い切りぶつけたようである。
それで、また目がさえた。

昨今起きた諸般の事情に伴い、数年前にiPod shuffleを手放したのだが、年末の帰省に備えて新しいiPod nanoを購入した。
そのおかげで、今年は車内で暇を持て余すこともなかった。
これまでは、意識はしていないのだが、なぜか携帯電話に入れる音楽はピチカート・ファイヴばかりで、車内で聴いては帰郷を憂鬱に感じていた。
今年は車内で土岐麻子のアルバムを聴き、「数日過ごせばまた戻れると約束されているのだから、穏やかに過ごそう」という気持ちになった。

新山口駅付近の転車台を確認した後、すぐに丸和の看板が現れ、新関門トンネルに入るような気がする。
歳を重ねるごとに、新幹線に乗っている時間が短く感じるのはなぜだろう。

トンネルを抜けると、観覧車がお出迎え。
相変わらずの「煙もくもく」である。

駅に降りて、土産リストに従い土産を購入する。
ここ数年、実家への土産はキヌガイの干物にしているのだが、受け入れられているのだろうか。

殺伐とした雰囲気が漂うタクシーに故郷を感じ、実家に到着。

正月の反省を踏まえて、今回は年末に刺身と鍋をいただく。
これが済めば、もう東京に戻ってもいい。

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2012-12-29 Sat.

2012年に読んだ本

2012-12-29

2012年に読んだ本で、特に印象に残っている5冊を挙げておく。

  • 「気骨の判決」
  • 「通勤時間「超」活用術」
  • 「実践・五輪書―武道を通して学んだ宮本武蔵」(藤岡弘、著)
  • 「早起きは「3億」の徳」(哀川翔著)
  • 「トットの欠落帖」(黒柳徹子著)
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2012-12-28 Fri.

側杖

2012-12-28

お前のパワーポイント
日テレの番組画面みたいに 文字がうっとうしいな

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2012-12-27 Thu.

襲来

2012-12-27

「451日ぶり復活」とは、あきれるを通り越し、自分のことのように恥ずかしく感じるのも通り越し、風物詩のように感じることも通り越し、「また予算が組めるといいね」とだけ思う。

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2012-12-26 Wed.

肖像

2012-12-26

思うとおりにならないからといって、人をおしなべて「心のデフレ」などと決めつけるのはやめてほしい。
僕は、イベントをやってもらわなくても、楽しくやっていける術を発見しているので、今のところはご心配なく。

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2012-12-25 Tue.

一切

2012-12-25

僕が、HoneysのCM以来の「ださい」CMだと思うのは、現在放送されているサマンサタバサのCMである。
もちろん、これは僕が自分の好みに基づいて今たまたまそう思っているだけで、将来は印象が変わるかも知れないし、一般的に低品質なCMであるというわけでは決してない。
なぜ「ださい」と思うのか、その理由は自分でもわからない。
それでも書いておくのは、自分の感覚を後で検証するためである。

ところで、「ださい」という言葉を使わずに、「ださい」と思うことを表現するのは難しい。
僕が今手元に持っている一般的な国語辞書には、「ださい」という見出し語は載っていない。
代わりになる言葉が思いつかず、調べてみると「垢抜けない」という言葉が最も適切なように思う。
でも、垢抜ければいいというものでもない。

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2012-12-24 Mon.

連座

2012-12-24

定期的な健康診断を受けることにより医療費が抑えられるとは到底思えない。
検診で異常を発見したところで、精密検査をしても病気の原因は見つからず、何もせずに帰すわけにはいかないからとりあえず薬を与え、それで効果がなければ薬を増やし…、というのが実情ではないだろうか。

そんな風に思うのだが、きっと実証するデータがあるのだろう。
そうでなければ、ボーナスをむやみに減額するようなことはしない。

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2012-12-22 Sat.

切望

2012-12-22

昨日は、マヤ暦最後の日であった(正確には、マヤ暦最後の日は冬至付近のようである)。

新聞によると、外国ではデマや買い占めなど、騒動が起こった場所もある。
そういえば、マヤ暦関係ではないが、1年以上前に「食料買い込んでいないんですか。のんびりしていますね。僕は店に並んで、カップラーメンを2箱買いましたよ」と言っていた人は、そろそろ食べ終わっただろうか。

興味がない、とは、本当に幸運である。
その分、人は「おもしろみのないやつ」という言葉を残し遠ざかっていくのだが。

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2012-12-21 Fri.

福業

2012-12-21

宝くじの「幸運の女神」に幸運は訪れるのか、という問題を抱えていたのだが、多少は報いがあるようである。

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2012-12-20 Thu.

圧搾

2012-12-20

「トットの欠落帖」(黒柳徹子 著)を読み終える。

驚愕のエピソードに事欠かない彼女だが、中でもずば抜けてすごいのは、彼女が詠む俳句である。
いくつかの句が本の中で披露されている。
彼女は、結局は物事をまとめてしまうところにユーモアの原点があると言えるのだが、俳句はまさにその特徴が表出している。

どこかにあればと思い、「黒柳徹子 俳句」で検索をかけてみるが、小沢昭一の訃報ばかりがヒットする。

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2012-12-19 Wed.

刺激

2012-12-19

「CoCo壱番屋では、無料の「とび辛」があるので、わざわざ金を払って辛さを足してもらう必要はない」が十数年来の持論であったが、久しぶりに「2辛」を頼み、「とび辛」とは別の味わいを感じた。

体内通過時間は、およそ12時間。

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2012-12-18 Tue.

表装

2012-12-18

「私のブログは、マネージャーが代理で書き込んでいたものでした」と弁明するタレントがそろそろ出てきてもいいのかも知れない。

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2012-12-17 Mon.

台本

2012-12-17

「少し前のテレビ東京だったら、こんな時でも「こんなところに日本人」みたいな番組をやってくれただろうな」

そんながっかりした気持ちを抱え込んでいたのだが、それでもやはり池上彰特番を見てしまう。

そして、22時過ぎには寝てしまう。
おもしろいとは思うのだけれど、全般的にもう飽きてしまっている。
ただTVで言っていなかっただけのことだ。

TVは約束事で成り立っていて、それを崩したら存在価値がひとまず半減する。

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2012-12-16 Sun.

悲愴

2012-12-16

「THE MANZAI 2012」は、僕にとっては意外な結末を迎えた。
それでも、結果に追従する。

「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」を飛ばし、夜の番組を一掃し、なかなか人に厳しい政治、いやTV局である。

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2012-12-08 Sat.

鞍点

2012-12-08

「東京観光」というのが、最近のライフワークである。

今日は、アークヒルズに行った。
おそらく、9年ぶりだと思う。
9年前に何をしにいったのか忘れたし、今回も何をしに行ったのかと問われても特に理由はない。

カラヤン広場では露店が出ていて、野菜とか蜂蜜とかプリンとかホットウィスキーとかが売られていた。
奥の方では、ゴスペルのコンサートが行われていた。
僕が住んでいるところでもこういう露店市のようなことや出し物みたいなものをやることがあるのだが、交流するのが正しいみたいな感じでガツガツくるので、とても苦手だ。
それがアークヒルズにはなくて、やはり都会である。

周辺をプラプラ歩いていると、飯倉交差点に出た。
ある方向からは山、もう一方の方向からは谷という、いわゆる鞍状になっているという、魅力的な十字路である。
パワースポットと評判らしいが、その辺のことはあまり関わりたくないにしても、近くに宗教施設もあるので、たぶんそうなのだろう。

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2012-12-07 Fri.

先鞭

2012-12-07

今にしてみればわかることなのだが、BIGのCMはプリンセスプリンセスの広告戦略だったのかもしれない。

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2012-12-05 Wed.

寄掛

2012-12-05

今後、プラットフォームにホームドア(platform screen doors)が多く設置されることになると思うが、僕は単にホームドアを設置すれば安全である、とは思わない。
ホームドアについての「教育」が必要だと思う。

ホームドアが設置されたプラットフォームでは、ホームドアに寄りかかっている人がよく見られる。
安全だからといって、安心して危険なことをする人はいるのだ、自分を含めて。

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2012-12-04 Tue.

懇篤

2012-12-04

「時限爆弾に時計がついているのはなぜか」とさまぁ〜ずの大竹さんが話していたが、僕はそれに対する回答を持っている。
時計がついた時限爆弾は爆発しないのだ。

フィクションに登場する時限爆弾は、おおよその場合、犯人が捜査員をミスリードするために使われることが多い。
時計付きの時限爆弾に気を取られ、対策を講じているときに、犯人が本来の目的を達成しようとする。
たとえば「ダイハード3」では、時計付きの時限爆弾が「爆発」する。
しかし、それには別の意味があるものだ。

時計付きの時限爆弾という親切なアイテムは、それなりに意味があるものなのだ。

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