曇天の続き

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2025-01-31 Fri.

定職

2025-01-31

月曜、夜。
自分にしては珍しく、オフィスに残ってキーボードをたたいていた。
周囲はもっともらしいビジネスの話をしているのだが、結局僕のところには、ロジックと計算量の憂慮で事足りる話しかやってこない。
残るは、ストレージとネットワークの心配である。
サーバに指示を出し、ディスプレイの電源を落とし、立ち去る。
僕の部下はコンピュータしかいない。
よく働いてくれるし、裏切りも怠慢も脅威もあざけりもない。
言うことを聴きすぎるのが、難点。
そして、出した結果で何かを決められるものか、と訝しむ。
傲慢であり、勇敢であるし、信念と実力が先ではないか。

帰宅すると、「酒場放浪記」の放送も終わっていて、今の僕にとっては無縁の時刻、22時。
熱心にTVを見た。
やはり気になってしまう。

脚が疲れたときにはふくらはぎを揉めばいい、と以前は言われていたが、今は禁忌とされている、その理由は、と問われ、三遊亭わん丈、大沢逸美、照英、芹洋子が回答する。
正解は、「血栓がはがれて、血管が詰まる可能性があるから」。
番組に対して抱いてきた印象と異なり、実に役に立つ番組内容であるが、エンタメ性に欠ける。
1994年にタモリさんは「いいとも」を休んだ理由は、と問われ、画面に向かって「船舶免許の取得」と答える。
こちらは見事正解だったが、2009年にも人間ドックと白内障手術のために休んだことまでは、覚えていなかった。
僕は、見事に「いいとも」を終わらせた人たちの功績を忘れない。
番組の途中で、花王のCMが挿し込まれる。

リアルタイムで「脳ベルSHOW」を視聴したのは、これが初めてだと思う。
4K放送のポテンシャルを実感できる番組。
もう少し見やすい時間だったら、僕は取りつかれたように欠かさず見ていただろう。
危ないところだ。

食事を済ませ、風呂に入り、ウェブでこの日最後のゴシップ収集をすると、まだ続いている、という。
どうやら生中継しているようで、BSフジではなく地上波を見てみると、本当にやっていた。
「TVのお祭り」状態で、少し前の自分なら食い入るように見ていただろう。
今は、体力がない。

翌日以降のニュースを見たが、記者会見で示された事実がどれほどあったのか、読み取れない。
論点がずれないようにしてほしい一方で、いつもと同じように、「事実はさておきに、流れはどうなるのか」を気にする自分もいる。
鵜呑みにする人がいるので、こちらの関心も高まる。
鵜呑みにしていることを棚上げして怒るのも、それはそれで見ものだ。
今頃、全パーソナリティが恐々としているだろうが、惰性に引導を渡すにはグッドタイミングである。
ずるい。

それにしても、「相川七瀬 吉村由美 不仲説の真相」など、いったい誰が気にしていると見込んだのだろう。
これこそ、「脳ベルSHOW」の問題に適切だ。

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2025-01-25 Sat.

黒腹

2025-01-25

それはそれは、大問題である。
「仰天ニュース」で出演シーンがカットされても当然である。
前からわかっていた通り、品のない、モラルのない人間である。
フジテレビも共犯である。
とんでもなく不潔なものを電波に乗せたのだから。
鶴瓶がTVから消えることに、何の異論もない。

誰よりも誠実に状況を受け止める、という意気込みで、早起きして「週刊フジテレビ批評」を見る。
騒いでいるみなさんも、当然やっているでしょう?

実際には、4時30分に目が覚めてもう眠れず、起き上がり今週の「相棒」を見て、見終わったらちょうど「週刊フジテレビ批評」が始まった、という次第。
今週の「相棒」は病院乗っ取りの話で、被疑者が杉下右京に事情聴取を懇願するところなど、全体的に好きなテイストだった。
「おはよう 暴れん坊将軍」なんて誰が見るのだろう、と思うのはひよっ子で、いずれは、「おはよう 相棒」を見ることになるのだろう。

で、「週刊フジテレビ批評」だが、改めてフジテレビの「たるみ」が見てとれた。

「新しいカギ」で、女子高生の交際相手を4択から選ばせるというコーナーがある。
ハナコの秋山氏が、観客の高校生に掛け声を要求して盛り上げる一幕が映り、もう見ていられない。
秋山氏は、コントをやるために仕事を頑張っているのだろう、けなげである。
そのコーナーに対する視聴者の投稿があった。
交際相手4択をデータ放送で視聴者に投票させるのだが、画面の選択肢の色表示と、リモコンの4色ボタンの対応が異なっており、そのせいで押し間違えた子どもが悲しそうだった、というのが投稿の内容。
思わず、「信じられない!」と絶叫してしまう。
データ放送が開始され相当の年数が経過しているのに、そんな基本もできていないとは、視聴者をないがしろにした「やっつけ仕事」が垣間見える。
きっと、何かが忙しくてチェックできないのか、そこまで気の回る人材すらいないのか。

その後、「めざまし土曜日」が始まる。
もう、西山喜久恵の笑顔をTVで見ることはないかもしれない。
最近フジテレビの視聴時間が増えており、特にコマーシャルはよく見ている。
お茶の間の傾向も同様だったりして、視聴率が上がったりしているかも。

さて、僕は青松が子供に付き添って走っている姿を見て以来、これは一般のアイドル像とは異なるな、と好感を持つスタンスにいた。
一方で、以前「ゴチになります」でピタリ賞を中居氏が当てたとき、「これ、本当かいな」と率直に思ったことがあった。
僕にまだTVに対する純粋な気持ちがあったほほえましい話ではあるが、その時の印象をこれまでずっと引きずってきたのだ。
ピタリ賞獲得が2002年だったことを知り、それ以来ずっとそんな気持ちで中居氏を見ていたのかと思うと、実に申し訳ない。
おつかれさまでした。

そして、さんまさん。
「SMAP解散以降、中居氏に会っていなかった」と語り、改めてさんまさんのリスク管理感覚と美意識に脱帽する。

「タモリステーション」は、闇バイト特集。
「手っ取り早く金を稼ぎたい」という風潮があるというが、「仕事をする」と「金を得る」の距離や関係が、いささか遠くなっている気がする。
これは、ネガティブな意味でもポジティブな意味でもそうであり、「金のために仕事をしなくてもよい社会」という語られ方が実は助長しているのでは、とも思う。
自由経済に任せていても野菜は生産されず、自農するのが当たり前、という社会が来るのではなかろうか。

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2025-01-02 Thu.

苛烈

2025-01-02

2024年の金銭事情を振り返っておこう。

まず、光熱費。
電気代、ガス代の水準はもう以前ほどには戻らないだろう。
政府から料金支援がされてこの代金なのだから、支援が終わったらどうなるのだろう、というか、支援をやめられるのだろうか。
これまで蓄積してきた富が、どんどん国外に流出している。
画期的なエネルギー供給システムを待ちつつ、活動レベルを最低限にとどめる。
家賃も上がる気配、でも、なぜ上がるのか、そのメカニズムは不明。
こっちは、当初から「この家賃でいいんだー」というつもりで賃借契約を結んでいるのだ。
一応家賃を上げる理屈みたいなものはあるみたいだが、だったら今後家賃を下げてくれることもあるのだろうか。

生活費もずいぶんとかかった。
食費が足りず、誰も手を差し伸べてくれないので、自分で緊急支援の補助金を放出した。
COVID-19の時期に商品券を買って飲食店を支援しよう、みたいな話があった気がするが、結果的に残っていた資金を持ち出すことになった。
わかってはいたけれど、やはり誰も助けてはくれない、それは全部自分が悪い。
娯楽費もえらいつかった割には、自身に残っているものがほとんどない。
2024年は旅行に3回行き、予算を大きく越えたので、これもCOVID-19の時にこしらえた蓄えを当てることにした。
大きな買い物がなかったにもかかわらず、貯金をかなり切り崩した。
おおよそ10%の予算超過。

保険料も見ていられない。
年金保険料はまだ受け入れるけれど、健康保険料をこれほど払う意味がわからない。
そう思って使い道を調べると、高齢者の医療費のために拠出している割合が、全体の約半分ほどある。
どのように使われるかを知っておくことは、重要である。

前年にも思ったことだが、もう収入が増えることはないという確信を強くした。
世の中では賃上げが流行っているようだが、自分の周りでは全く聞かない。
いや、周囲が示し合わせた結果、自分だけには誰も教えてくれないのかもしれない。
これからも賃金には期待せず、待遇で元を取ることにする。
相手がだれであっても、誰が見ても分かるような事実についてのみ発言するし、可処分時間を死守する。
本年の営業利益は、120ドル程度だろうか。
余剰に余裕を見出して、KBCラジオ・チャリティー・ミュージックソンに協力する。

そして、資金運用。
年初に立てた計画を、計画通りに実行する、というつまらないシステム。
ただただ口数を増やすだけであり、それを「投資」と称するのも恥ずかしい。
銘柄を見極められる人がうらやましいし、自分にはその才覚がないことも十分にわかっている。
また、事情があって、債券ファンドを換金した。
「なぜこの時期に」との評はもっともで、実際投入額を下回る額が戻ってきた。
10年くらいにわたって金を貸していたはずなのに、配当もなく、なぜ戻りが減る結果になるのか、いよいよわからない。
よって、今期は損失が出たので、しっかり確定申告することにする。
ところで、この1年でドルが15円も上がった。
おそらく1.2Kドルほどの手持ちがあるはずだから、18K円ほど評価利益が出たはずだ。
儲かった気が全くしない。

さて、2025年。

生活費の予算を見直し、増額することにした。
こうしないと、もう暮らしていけない。
財源は、これまで退蔵してきた余剰を切り崩して確保する。
そう、そこまで追い込まれている。
これまでのサイクルが、ついに逆回転することになった。
何もかもが嫌になり、今後はつかっていくことにした、後は知らない。

資金運用については、2024年中に2025年のオペレーションを終えてしまった。
つまり、NISAを移管したのみである。
後はプログラムしたとおりに動くだけ。
本当につまらない。

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