曇天の続き

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2018-11-30 Fri.

過多

2018-11-30

電車の中で偶然、隣に座っていた女子高校生のスマートフォンの画面が目に入り、1か月のデータ通信量が35GBであると表示されていた。

35GBというのは、通常の量なのだろうか。
僕にとっては全く信じられず、試しに自分のスマートフォンを通信量を見ると、1か月で3.5GBほどであった。
1日2時間程度聴いているラジオが、通信量のほとんどを占めている。
これは携帯通信によるものだけで、これとは別にWi-Fiで10.5GBほど通信をしている。
Wi-Fiは、ほぼTVerでの利用である。
僕は、くだんの女子高校生の3分の1程度の量しか情報のやり取りをしていない。
実に情けない。

高校生は、通学途中にスマートフォンを操作し、SNSかゲームを利用している。
これは、学校にゲーム機器を持ち込んでいることと同等であり、時代が大きく変わったものだと思う。
やることが多くて、時間のやりくりに苦労していることと想像する。

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2018-11-26 Mon.

断殺

2018-11-26

殊更に言うことでもないが、忘れると困るので書いておくけど、「メディアゴン」と「しらべぇ」が苦手である。
Yahoo ニュースアプリでは、特定の情報源を遮断するカスタマイズができないのだろうか。

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2018-11-24 Sat.

順転

2018-11-24

不適任だとは思う。
ところで、USBのことを知らない人間を笑えるのだろうか。

僕は日常的に、「USB貸してもらえますか」と尋ねられる。
「USB…ですか。僕のPCについています。空いてますけど、むやみに挿されるのも困るので、何をつないで何をしようとしているのか、まず教えてもらえますか…、ああ、もしかしてUSBメモリのことを言ってますか。ギガ消費します?」などと言うと不要に嫌われるので、素直にUSBメモリを貸すことにしている。

僕が「不適任」だと思った理由は、「パソコンは使ったことはないわけではなく、パソコン教室に通ったこともあります。それにスマートフォンは便利なので、日常的に使っています」という答弁にある。
根拠を示すべきなのは、デジタル機器に対するリテラシーではなく、ご自身がおっしゃっていたように「抜群の判断力」についてだと思う。
ウィークポイントを攻撃するのもみっともなく、何だか同情してしまいそうになるのだが、それ以前に、人材不足とはいえ、このような人物を要職に就けてはならないのである。
まったく、どこの選挙区が選出したのか…。

そんなことを、中華料理屋で出された「電子水」なるものを飲みながら、考える。
電子水の生成装置によって、水の分子がより細かくなるのだそうだ。
何を言っているのか、僕にはよくわからない。

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2018-11-22 Thu.

詩製

2018-11-22

紅白辞退、と聞くと、安倍なつみのことを無駄に思い出す。

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2018-11-20 Tue.

末梢

2018-11-20

調べ物をしていて、2018年にJR九州が駅ナンバリングを導入していたことを知る。
その番号体系に、違和感を覚える。

博多駅が00。
鹿児島本線の竹下駅がJB01、笹原駅がJB02…となる。
そして、吉塚駅がJA01、箱崎駅がJA02であり、西小倉駅がJA27、小倉駅がJA28、門司港駅がJA31である。
つまり、博多駅を中心として付番されている。

これは、僕の慣れ親しんできた順序と大きく異なる。

路線には下りと上りがある。
駅順は下りから順に並べるのが、僕にはしっくりくる。
鹿児島本線で言えば、起点である門司港から、小森江、門司、小倉、西小倉、九州工大前…、箱崎、吉塚、博多となる。
九州の鉄道において、一番初めに来る駅は門司港であり、博多は鹿児島本線の途中駅である、という認識が根強くあった。

そうは言っても、それは昔の話。
国鉄民営化から30年以上経過した現在において、博多駅は九州新幹線の起点であり、九州島内各地へ向かう特急の起点である。
九州の鉄道の中心は博多といっていいだろう。
幡生以東から九州島内に入る列車が絶滅した今、小倉から博多へ向かうのは「上り」と考える方が適切だ。

それでもな、と思う。
京浜東北線であっても、横須賀・総武快速線であっても、東京駅には01ではなく、それぞれJK26とJO19が与えられている。
博多駅を越えて運転する列車が多いのだから、鹿児島本線には下りから番号を振ってほしかった、と思うのが、小倉出身の者の思いである。
欲を言えば、筑豊本線も、香椎線のように、若松から順に番号を振ってほしかった。
もちろん、上野東京ラインのことを考えれば、博多を中心とするのも自然かと思う。

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2018-11-17 Sat.

脱忘

2018-11-17

Inbox by Googleを使っている際に、「2019年3月でサービス終了」というアナウンスが出るようになった。

スマートフォンを携帯するようになり3年。
Inboxのリマインダーを使い倒し、数年先の手続きまで、リマインダーに登録している。
今では、リマインダーの言いなりのままに行動している。
なお、「スマートフォンをもって、まだ3年?」というまっとうな驚きは、受け付けない。

Inboxが使えなくなる2019年3月、僕の動きは止まるかもしれない。
各所にご迷惑をかけないよう、Inboxの代替を探す必要がある。
それにしても、こんなに便利なインフラを、なくすかね。

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2018-11-14 Wed.

要物

2018-11-14

「そこにこだわりがあるんですか」

僕が持ち回っている物は、ほぼA5サイズに収まっている。

ノートやレポートバッドは、A5サイズ。
印刷物は、A4用紙に2分割で印刷し、長辺を半分に折り携帯している。
これらを、A5サイズがぴったり入るバッグに収納し、外出する。

ポータブルPCは、B5サイズとA4サイズの間くらい。
普段は持ち歩かない。
アイデアを強制的に出さなければならない場合に、カフェに持ち込む。
AndroidタブレットはA5サイズより少し大きいくらいで、ちょうどいいのだが、まだ外に持ち出したことがない。
最近、Bluetoothキーボードを購入したので、それをもって外出することも考えている。

そういう、はた目から見たら「偏執的なこだわり」、僕としては「行き着いた結果」が、A5サイズへのまとまりである。
シンプルなシステムに落とし込むことが、複雑なことを抱え込んで暮らすことに適応できない、僕の生活上の防衛策だ。

このシステムの維持に必要なのは、A5のクリアフォルダである。
いくつかの紙資料をA5クリアファイルにまとめることで、持ち物を整理している。
特に、100円ショップで入手できるクリアフォルダは、値段を気にせずに消費できるので、使い勝手がいい。

ところが近頃、そのA5クリアフォルダが、以前は置いていた近所の100円ショップに置いていない。
いくつかの100円ショップを見回っているのだが、見た限りの店では売られていない。

行動動線近傍にある東急ハンズでさがす。
目立たないところで売られてはいたものの、1個50円以上する。
大げさなことだが、行動動線近傍から少し外れた世界堂に行って、10個入りを購入してきた。
比較的良心的な値段であったので、ほっとした。

僕が作り上げたシステムは、安価なA5クリアフォルダで支えられている。
これがなければ、システムが崩壊してしまう。
豊かな時代に暮らしていることに感謝するとともに、A5クリアフォルダの需要を周囲に向けて喚起したい。

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2018-11-11 Sun.

惨敗

2018-11-11

先日の英検受験には、まだ続きがある。

準2級を取得した。
しかし、二次試験の面接では、満足のいくパフォーマンスを示せなかった。
準2級のまま、というのも居心地が悪い。
もう少し上の級で面接の経験を積もう、と考えた。

過去に出題された問題を読んでみる。
2級は高校卒業程度で、これはクリアできそうである。
準1級の方も見てみると、大学中級レベルとあり、手ごたえのありそうな問題が並んでいる。
1級は、自分の実力を考えると分不相応であり、手を出すことは控えた方がよさそうだ。

そういうわけで、頑張れば手の届きそうな準1級を受験することにした。

過去3回分の過去問題集を購入した。
リスニングCDがついてきて、リーズナブルである。
まずは単語穴埋めからやってみる…、難しい。
文法知識で対応できる問題は少なく、同じ品詞の語群から、適切な単語を選択する必要がある。
単語の習得が必要とわかり、2級と準1級の単語集を購入する。
単語集にはいい思い出がなく、できるだけ手を出したくなかったのだが、効率的な語彙獲得のためには割り切るほかない。
単語の発音を確認した後は、例文を読み、例文の中で意味を覚える。
これだと、リーディングの練習にもなる。
2級用の単語集で意味を知らない単語は2割もなかったので、まずはそれを3周くらい読む。
準1級の単語集は、一次試験前1週間で集中してやっつける。

長文読解は、普段から続けているニュースサイトの閲覧量を増やすとともに、過去問を何回か読んだ。
リスニングはCDを聴く程度にとどめ、ライティングは解答を丸覚えした。

一次試験当日。
試験会場は、公立中学校の教室。
体育館では、周辺の中学校のバスケットボール部か、バレーボール部か、綱のぼり部だかが集まって、練習試合か何かをしていて、騒がしい。
日曜の午前中から、本当にご苦労なことである。

校舎4階の教室が、試験会場。
入室すると、「若さ」に満ち溢れた独特の空気が漂い、息苦しい。
前回は、遠慮して教室の隅に着席したが、今回は自信がないので、リスニングの音声が聞きやすい、真ん中あたりの席を選ぶ。

教室内は、掲示物だらけ。
学校の目標、学年の目標、学期の学年の目標、クラスの目標、班の目標、今週の目標、今日の目標が掲げてある。
授業の反省が掲示板に記入され、校歌や学校の伝統についての解説も貼りだされてある。
僕なら、およそ授業に集中できない環境だ。

前回の準2級と異なり、受験者の年齢層が高い。
僕と同年代か、僕より年上の人で教室が占められている。
さすが準1級、レベルが上がると若い連中は受けないのか、とこの時は思ったのだが、帰りがけに他の準1級の教室をのぞくと、若い人だらけだった。
おそらく、年配者で固められたのだろう。

前回と同様、僕の半分程度の年齢と思われる試験監督が担当。
前回に比べるとしっかりした感じの人で、説明も分かりやすかった。
一方で、受験者からの注文が多い。
冷房が効かないだ、冷房が効きすぎだ、音声が聞き取りづらいだ、トイレに行ってもいいかだ、もう記入してもいいのかだ、まだ答案を回収しないのかだ、と、説明の最中にいろいろと口をはさんでくる。
試験監督の指示に従うのは受験心得第1条だと僕は考えており、こんな大人になりたくないものだと強く思う。

試験開始。
最初に英作文のテーマを読み、頭の片隅に記憶する。
単語穴埋めは、単語集の効果で、まあまあできた。
長文読解は、理解に骨の折れる文章ではあったものの、高速で読み、内容を何とか把握して回答できた。
英作文は、当たり障りのないことを書いたが、書き終わってみて、語数が足りなさそうだったので、最後にくだらないことを付け加えた。
時間は20分くらい余ったが、疲れていて、見直しをする気力がなかった。

リスニング。
これが全然わからない。
集中力が切れてしまい、内容が頭に入ってこない。
こんなことになるから、普段から英語音声に接しておき、少しでも負荷を低くしておくべきだったのだ。
日ごろのリスニング量が全く足りていないことを思い知り、激しく後悔する。
「真夜中のシンデレラ」が始まってから、それで満足してしまい、「ボキャブライダー」を聴くのを辞めたのが、まずかったのだろう。

試験終了。
失意のうちに帰路に就き、事前にチェックしておいた家系ラーメンを食す。

一次試験の結果は、合格。
英作文の得点がかなり高く、リーディングは合格者の平均程度、リスニングは受験者の平均程度。
合格の要因は、加齢のせいで英作文が格調高い文章になったからだと思う。
リーディングが思ったより間違っていたのがショックだったし、相変わらずできの悪いリスニングには本当に参った。
でもこれで、一次試験はしばらく免除される。
中学校の教室は、行くことを思うだけで憂鬱になっていたので、通過したことにほっとした。

二次試験の準備に移る。
二次試験対策本を購入し、読み込む。
特に1週間前は内容を暗記することに努めた。

試験が迫ってきて、ものすごく憂鬱な気持ちになる。
筆記試験はいくら失敗しても気にならないが、面接は自分の失態が目の前の人にさらされてしまう。
それに耐えられない。

あるサイトで、「面接は38点満点で合格点は22点、でも全8項目を1から5点でつけるので、最低でも8点は入る、行くだけで8点獲得できて、残り14点取ればいい、と思えば気は楽。合格率は80%」とあった。
このアドバイスは、大きな励みになった。

試験前日。
普段は見ないのだが、草刈正雄が出演しているということで「サワコの朝」を視聴。
その流れで、小堺一機と丸山隆平と小島瑠璃子が出演する番組を見てしまう。
「この2人は共演してよかったのだろうか」と、入り乱れる芸能界に対する不安はさておき。
番組の特集で、英語で観光ガイドをする岡山県の小学生が取り上げられていた。
だから、僕は母国語でもこんなことができないのに、試験前にこれを見てしまうと、憂鬱度が増すではないか…、と自分の能力の低さを棚上げする、自分勝手な思いに占められる。

二次試験当日。
10時開始の試験に備えて6時半に家を出て、カフェで最終対策。
頭の中で考えを英語で表現する練習に終始する。

Bonnie Pinkの「Tonight, the Night」を、すがるように聞く。
以前、ものすごく憂鬱なプレゼンテーションをすることになった際、偶然聞いた「Tonight, the Night」で救われ、そのプレゼンテーションを乗り切ったことがある。
それ以来、苦しいときは「Tonight, the Night」をかけるようにしている。
英語を得意とするBonnie Pinkの曲は、このシチュエーションにはうってつけと言えよう。
Stop being a goody two shoes...

試験会場は、準2級の二次試験と同じ、山2つ向こうキャンパス。
前回は、駅から徒歩20分の道を歩いている人はおらず、車での送迎が多かったようだが、今回は歩いて会場に向かう人を数人見かけた。

受付を済ませる。
電源を切ったスマートフォンを袋に入れ、首からぶら下げる方式にも、少し慣れた。

受験者待機室に入室。
僕はB日程で、B日程の受験者は20歳以上であるため、室内の受験者は中年が多い。
待機時間にも二次試験対策本を読みこみ、内容の暗記に努める。
自由問答の準備もする。
「私はネパールに行ったことがあります。カトマンズに行きました。すばらしい自然があり、大好きです」という全くの嘘を言う練習をする。

40分ほど待って、試験室に呼ばれる。
試験室の前で待っているときが、とても憂鬱だった。

自分の英語の実力は、全受験者の中で最下位である。
だからこそ、全力を出さなければ、合格できない。
ベストを尽くせ、ベストを尽くせ…。

こんなに緊張する面接は、5年前にあるプロジェクトに参入するときに受けた事前面接以来だ。
自信がない人が挑戦する、ということがどんなに苦しいものなのか、久しぶりに思い知る。
今後、若い人への励まし方を工夫しよう。

突然、華原朋美のことを思い出す。
そういえば、「電波少年」でアメリカ進出企画をやっていた時、華原朋美は現地の人と話していた。
「ヤーッ」「ヤーッ」と相槌を打つ姿を、僕は悲壮感を持って眺めていた。
今となっては、朋ちゃんのチャレンジに脱帽である。
試験が終わったら、華原朋美の波乱の芸能人生をたどってみよう。

前の人の面接が長いように思う。
これくらい時間がかかるものなのだろうか、自分はこんな長い時間を英語だけでやり過ごせるのだろうか。

前の人が出てきて、入室するよう指示される。
ノックして、入室すると、見たことのある試験官。
前回の準2級でお世話になった面接官だった。
前回はありがとうございました、でも、せっかく合格させていただいたのに、また失態をさらすことになりそうです。

試験は…、ほとんどできなかった。
自由問答は、ほぼなかった。
4コマ漫画の描写は、意味を理解するまで時間を要してしまい、考えがまとまらず、3コマ目で時間切れになった。
その後に続く4問の質問は、最後の質問が全く理解できなくて、聞き返した。
それでも理解できなかったので、かなり適当な回答で終えてしまった。
カードを渡すときに、首から下げていたスマートフォンの袋を机にぶつけて、大きな音を出してしまう。
前回「機械的な応答」と評してしまった試験官は、今回とてもやさしい感じを出していて、なおさら申し訳なく思った。

試験終了。
また、失意のうちに駅まで20分の道を歩く。
山2つ超えたのだが、そんな悪態をつくことも忘れ、英語を話せない自分をとても情けなく思う。
母国語でも、会話がうまく続かずに、落ち込むことがある。
今回の英語は、言いたいことがあったのに、それを英語で表現することができず、かといって、知っている表現でその場をやり過ごすこともできず、まごついてしまった。
英語学習を始めてから30年が経過しても、まだこの程度なのか。

どうしたら、英会話ができるようになるのだろう。
脳内回路を徹底的にいじらないと、話せるようにならない気がする。
いやいや、目指す会話のレベルが高すぎるのだ。
子どもの気持ちに戻って、知っているだけの表現を駆使して話す練習を繰り返せばいいのだろうか。
とにかく、恥を捨てて、いや恥をかくことに尻込みせず、レベルを下げることが重要だ。
言いたいことが思いつかなくても、その場をやり過ごすために会話を続ける必要がある。
それが、社会生活なのだ。

帰りに、中華料理屋で肉野菜炒めを食す。
今回は不合格に違いないが、次もまた受けよう。
これからは、多読を続けるのに加えて、リスニングの機会も増やして、英語で表現する練習をしよう。

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2018-11-10 Sat.

占拠

2018-11-10

今頃になってようやく、というべきなのだろうか、紅白歌合戦で椎名林檎のパフォーマンスを見ることに飽きている自分に気づく。

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2018-11-09 Fri.

喉元

2018-11-09

のどが、激烈に痛い。

内科医院にかかったが、例のごとく、のどを覗かれ、顎の下あたりをさすり、トラネキサム酸を処方されて、様子を見ろと言われる。
重篤な病気かどうか自分ではわからないから医師に診断してもらいたい。
それが、この程度の問診だけでわかるのだから、医学は進歩している。
少々の風邪で病院に行き、医療費を国庫から負担させる必要は、やはりないのだ。

夕方に高熱が出て、翌日安静にして、その次の日には熱は下がったが、引き換えに喉が痛み出した。
1週間経つが、治癒しない。
これは、自己の治癒能力が加齢により低下しているためである。

それで、ここ数日は、食塩水でのうがいを日に3度実施している。
「浸透圧で炎症が収まる」との記述を見て、その気になる、という理系の悪しき習性が出てしまう。
それでも効果はあるようで、一時的なものだが、痛みが気にならなくなる。

こうやって書いておくのは、この時期に風邪をひき、長い時間治らず、しびれを切らして病院に行き、やはり病院に行く必要はなかった、という行為を毎年繰り返していることを、忘れてしまうからである。
今度こそ、ひき始めに葛根湯を服用しようと思い、広告にあった30包入りを購入してきた。

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2018-11-05 Mon.

指南

2018-11-05

少し前のことになるが、実用英語技能検定を受験した。

きっかけは、このところ外国人に道を尋ねられることが頻発していることにある。
もともと、外国人に限らず、道を尋ねられることはあった。
おそらく、無防備な面構えをさらして歩いているからであろう。
プサンで、韓国人に韓国語で道を尋ねられ、旅行者であることを伝えると、今度は英語で尋ねられるほどである。
この時は、さすがに参った。

最近では、月に1度の頻度で外国人に声をかけられる。
外国人とすれ違う際、回避しようと道の反対側に行っても、追尾されてまで道を尋ねられることもあった。
新宿で、「ディズニーリゾートに行きたいのだが」と言われたのだ。
とても「東京駅で京葉線に乗り換えろ」とは言えないので、「バスタがある」と教えた。
先日は、駅構内で、15分で2回声をかけられた。
内容は、「自動改札が通れないのはなぜか」と、「成田空港行のチケットを手に入れるにはどうしたらいいか」である。
そんなに職員顔をしているのだろうか。

道に限らず、そもそも人に物事を教えることが苦手である。
筋道立てて説明することは難しいし、相手の理解の進度が自分と異なることにいら立ってしまう。
先日この事実について披露すると、職場の若手が「いつもすみません」と謝ってきて、自分が失言をしてしまったことに気づかされた。

ましてや、英語での質問に対して英語で返答するなど、うまくいくはずもない。
道を尋ねられ、相手がどこに行きたいのかを理解し、しかもそこまでのルートを把握しているにもかかわらず、満足な回答を与えられない。
別れる際、「Have a nice trip!」と声を掛けつつも、深い失意に陥っている。

少しは英語で応えられるようになり、惨めな思いを回避したい。
その練習になるかと思い、面接試験がある英検の受験に思い至ったわけだ。

それで、何級を受けるか検討した。
受け答えが著しく苦手なので、まずは中学卒業レベルの3級でいいか、と思い、書店でテキストを探す。
書店には、「小学生がチャレンジする英検3級」みたいな本があって、少し不安に思う。
20世紀中にわびしい青春を終えた人間が、小学生に交じって試験を受けるのか。
よく調べると、未就学児が英検3級に挑むケースもあるらしい。

そこで、英語関係では頼みにしている、僕のいとこに相談する。
彼は、都道府県立高校に勤務する英語教師である。

「英検3級を受けようと思うのだが」と打ち明けると、「アホか」と呆れられる。
いつも僕の向学心を打ち砕く教師であるが、話を聞くと納得する。
大学を出ている人間が、いくら何でも英検3級を受けるとは情けない、2級でも受かる、とのこと。
ちなみに、彼は英検1級合格者なのだと、この時聴かされる。
「でも、面接があるだろ、俺は英語を全く話せない、母国語で意思を伝えるのもままならないくらいなのだ」と説明したが、「それでも、3級はひどい」と返される。

実際、3級だと小学生に交じって受けることになるかもしれない、という恐怖がある。
かといって、2級は無理な気がする。
父親が、今の僕と同じくらいの年齢で英検2級を受けていて、模擬試験で3割の得点であったことをよく覚えていた。
偉大な父親を、そうそう超えられはしない。

そこで、高校1、2年レベルとある、準2級を選択した。

一次試験当日。
受験会場は、私立中学校である。
駅から会場までバスが出ていた。
バスに乗っているのは義務教育を受けている生徒か、せいぜい高校生ばかりである。
自分と同年代の人も見かけるが、どうやら子どもに同伴した保護者のようである。

受付で並ぶ。
前に女子中学生らしい人が並んでいて、「同じ準2級を受けるのか、共に頑張ろう」と心でつぶやいたが、ちらっと見えた受験票には「準1級」と書いてあった。
やれやれ。

中学校の教室など、いつ以来であろうか。
席は自由とのことなので、他の受験生に遠慮して、左後方に陣取る。
20世紀生まれは、教室内でどうやら僕だけのようだ。
後から入ってきた試験監督も、自分の半分くらいの年齢のように見える。
あまりに手際が悪いように見受けられたので、「言っていること、よくわからないんですけど」と言いそうになる。
偉ぶって、威張っていて、ビジネスルールに浸りきったおじさんは、嫌われるし、僕も嫌いである、ここは、がまんがまん。

筆記試験を20分くらいで終え、残り1時間外を眺めて過ごす。
グラウンドでは、ハンドボールの練習が行われていた。
日曜を自分の自由に使えず、学校に来て課外活動にいそしむなど、尊敬してしまう。
僕は、ハンドボールもまともにプレイできないし、ハンドボール部の活動にも適応できない。

リスニングテストも、確信をもって回答を進める。

後日、結果発表。
一次試験の結果は、リスニング1問を落とした。
憂鬱な二次試験である。

二次試験会場は、駅から徒歩20分の、川のほとりキャンパス。
僕は駅から歩いて行ったが、後ろから車が何台も追い抜いていく。
山2つ超えて会場にたどり着き気づいたのだが、受験者の保護者が車で送迎しているようで、歩いて現場に到達したのは僕だけのようだった。
英語の勉強もいいけど、単独で受験するための社会勉強も必要なのでは、という袋叩きの目にでもあいかねない意見をつぶやく。

受付まで時間があったので、復習しながら今後の生活を想像する。
僕は、国内の都市を廻るのが好きである。
もし、今の仕事が手を離れ、自由な身になり、生活に余裕ができたのなら、都市を転々と回る生活をしてみたい。
旅行で訪れるのではなく、実際に住んでみるのだ。

各地のウィークリーマンションを借りる。
図書館とスーパー銭湯の近くだと、退屈しない。
現地で簡単な仕事を得られれば、言うことはない。
朝は自炊し、昼は食べない。
たまに地元のラーメンを食べて、夜は時々居酒屋で過ごし、早く眠る。
数か月暮らして、気候のいい場所に移動する。
候補は、札幌から、函館、仙台、新潟、金沢、名古屋、京都、大阪、岡山、広島、福岡、鹿児島といったところか。
それを実現するためには…、まず英検準2級に合格しよう。

試験の待機所には、中年女性が1名いた以外は、ほとんどが子供である。
世の中の中高年は、すべて英検を所持しているので、ここには来ていないのだろう。
僕の方が遅れているのだ。

やがて、試験室の前に誘導される。
待機していた受験者が、ドアをノックして「May I come in?」と声をかけた。
えーっ、そんなこと言うの?
付け焼刃も甚だしいが、結局それに見倣い、自分の番でも言ってしまう。
迎合したことが恥ずかしい。

やりとりに1か所詰まってしまったが、それ以外は何とかこなせた。
機械的に進めていく面接官が印象的だった。

二次試験の結果は、合格。
これで、晴れて英検準2級所持である。
英語での道案内に苦慮しているのは、まだそのまま。

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2018-11-04 Sun.

継投

2018-11-04

「世にも奇妙な物語 '18春の特別編」を視聴。

「世にも奇妙な物語」というくくりでなければ、視聴を途中でやめていたかもしれない。
そんなことを思う内容だった。

「フォロワー」は、いつもの感じ。

「不倫警察」も、いつもの感じ。
ただ、今後「寛容」について考えていこう、という気にはなった。

「明日へのワープ」「少年」は、「ドラえもん」かな、とすら思った。

「城後波駅」は、赤と緑よりも、ゆーとぴあの城後さんのことを想起させた。

最後の「今後の平均気温」のシミュレーションをジオコスモスに投影したシーンが唯一ショックで、タモリさんの話に耳を傾けようと思った。
しいて言うと、ほんの少し驚いたのは、安西ひろこの出演かな。

あと、yonikimo.comの更新が停止していることが気がかり。

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2018-11-03 Sat.

落陽

2018-11-03

僕の経験からいうと、ジッパーで前開きになっているパーカーに付いた、腹部にあるポケットに、物を、特にスマートフォンを入れてはいけない。
理由を語るには、ややもの悲しい。

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2018-11-01 Thu.

明星

2018-11-01

最近、忙しい。
その理由は、10月から「オールナイトニッポンPremium」が始まったからである。
18時から20時30分までの放送で、リアルタイムでは聴けないので、radikoのタイムフリーで聴いている。

パーソナリティのラインナップがすごい。
僕が聞いているのは、月曜のココリコと火曜の中川家、そして木曜のよゐこ。
お笑い第3世代の視聴者としては、楽しくて仕方がない。

特に、火曜の中川家は、全部聞くようにしている。
この放送は、内容というか、役に立つ情報が何もない。
長年番組をやっているベテランパーソナリティの体で2人が話していたり、架空のCMを作ったり、兄弟の思い出話をしたりで、おもしろいことだけで2時間半が終わる。
プロ野球のオフシーズンの存在意義、というものを実感する。

さて、本題はここからで、内包帯番組として、大分麦焼酎 二階堂提供の「小島奈津子のおかえりなさい」が放送されている。
聴いていたら、小島奈津子はこの番組を、何と2003年から15年以上続けている、との発言があった(プロ野球のシーズンオフ時のみ放送)。

そういえば、「王様のブランチ」と並んで、自分の意志で視聴したことのない番組である「噂の!東京マガジン」のアシスタントが吉瀬美智子から小島奈津子に代わって、もう10年以上経過している。
小島奈津子はすごい、長寿番組タレントではないか…、と調べたところ、長く続いているのはこの2番組だけだったが、2番組あるだけでも十分すごい。
「ぶらり途中下車の旅」でも安定感があるし、やはり実力のあるタレントは、見えないところで息長く活動を続けている。

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