曇天の続き

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2018-12-31 Mon.

周転

2018-12-31

2018年も終わりである。

毎年末「今年は、本当に何もなしえなかった1年であったな」という感想を残しているが、2018年はさらに何のイベントもない、厚みのないペラペラの1年だった。

年内のメモを読み返すと、

  • 山下真司や水前寺清子は、セサミンを飲む前から元気だろう
  • 歌舞伎の家の数だけ、TVキー局がある
  • 小出恵介の負債額
  • 電波子17号は何から逃れるためにかくれんぼをしようとしたのか
  • 嗚呼、農業高校美人
  • 逮捕された女は美しい
  • どちらかというと吉岡里帆の人気ではなく、三木聡の問題では

という感じで、忙しくて暇がなかったというより、他者への関心を以前よりもますます保てなくなってきているようだ。

ラジオを聴く機会が多くなった。
朝は、BBCのラジオ4をBGMにして本を読み、「浜辺美波 真夜中のシンデレラ」と「ボキャブライダー」で心を整える。
夜は、「中川家のオールナイトニッポンPremium」や「岡村隆史のオールナイトニッポン」、「JUNK 爆笑問題カーボーイ」、その他お笑い芸人のラジオを聴くようになった。
radikoやモバイルネットワークは、古い人間の身にとっては、もはや魔法である。

一方で、TVの視聴時間はさらに減った。
連続ドラマは、大河ドラマを少し見た程度。
でも、さっき見ていた「アンナチュラル」は、好みそうなドラマだった。
そして、おそらく2018年は、TBS「新・情報7days ニュースキャスター」以外の民放報道・情報番組は視聴していない。
2018年に録画した番組は、数が少ないので、「ブラタモリ」「相棒」以外はほぼ消化した。
そういえば、サッカーワールドカップも、F1も、The Wも、全く関わらずに終わった。

放送電波の代わりに、TVerでの視聴が増えた。
「巷の噺」「吉田類の酒場放浪記」や「ごぶごぶ」「太田上田」などの地方局番組の配信を頻繁に見た。
Amazonプライムビデオの視聴機会も多くなった。
サンドウィッチマンやバイきんぐの公式動画がYouTubeで見られるようになっており、暇があり焦燥感にとらわれていない時によく見ていた。
小型端末を通じてオンデマンドでビデオが見られるなど、僕にとっては「すでに訪れた未来」である。

映画を10本程度見ただけ、音楽を聴く機会もほとんどない、色の欠いた1年であった。
そういえば「色彩のない多崎つくると、巡礼の年」を読んだ。
Kindle版を購入すればよかった、と後悔している。
新聞で戌井昭人の文章を見つけて、「俳優・亀岡拓次」を読んだのが、いい拾い物だった。

プライベートで最も印象に残ったことは、初めて箱根へ行ったことだ。
関東地方在住者にとっての常識を、遅ればせながら1つ手に入れた気になった。

10インチタブレットを手に入れたが、それほど使いこなせていない。
これは、2019年の課題である。
大きな買い物はそれ以外にはない。

いつものことながら、「楽しい」と思えることなどほぼ何もなかった。
圧倒的に、自分が悪いのだと思う。

相変わらず首の左側と右肩が痛くて、春と秋に3週間程度ずつ風邪をひいた。
秋の風邪の最中に右腿をつった以来、つった部分に違和感が残り続けている。

特に大きな問題も起こらず、起こっていたとしても先送りすることができたため、無事に過ごせた。
関わった人と、関わっていない人すべてに感謝する。

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2018-12-30 Sun.

小字

2018-12-30

映画「相棒 -劇場版 IV-」を視聴。

最も驚いたのは、モノレールの軌道上に自動車が走っていたことである。

これはもう北九州に生まれた運命と受け入れているのだが、「これは、コレットの裏やね」とか「上からのぞけるということはI'mやないかね」とか「北村一輝、リュックかるって井筒屋に入っていきよった」とかが割り込んできて、映画の筋に入り込めなくなるのは、困ったことである。
しょうもないことに気づくのが、僕の悪いくせ。

そしてクレジットで、九州朝日放送からの製作に武内アナと影平アナの名が見られたのがよかった。

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2018-12-29 Sat.

揺壊

2018-12-29

「宵越しの銭は持たぬ」というわけにはいかないが、「年越しの銭は持たぬ」ようにはしている。

年初に、「年間の小遣い額」を定めている。
2018年は、おかげさまで想定外の出費が少なく、余剰金が出た。
その余剰金を、年末に一掃してしまう。

まず、来年購入することが必要そうな物を見通して、購入予算額の半分を余剰金から割り当てる。
必需品の購入タイミングをできるだけ遅らせた結果、年内の購入を見送ったに過ぎないので、つかわなかった金を翌年に持ち越すのは、合理的な考え方であろう。
これで、余剰金のほとんどは費やされる。

それでも万が一金が余ったら、投資に回す。
ETFでも買って、資金を小遣い帳から市場に戻す。

ちなみに、余剰金と言っても高々数万円程度の話である。
よって、「有望な投資先」の情報は不要であるので、丁重にお断りする。

さて、2018年の投資状況だが、12月に入ってから市場がガタガタと崩れ、結局は損失が出た。
リーマンショック以降、そしてインデックス投資を始めて以降、最悪の損失額となった。
額で見ても、騰落率で見ても、動揺を抑えられず、日常生活に支障をきたしたほどだ。
朝家を出て、昼過ぎに小腹が空き、コンビニエンスストアで少し高めのプリンを買うか悩み、夜帰ってきて評価額を確認すると、前日と比べえげつない額が動いていたら、やはり生活は荒れる。

インデックス投資で年平均利回り1%、と言いつつ、実際は+1%が毎年続くわけではない。
ある年は-10%、翌年は+15%、その翌年は-20%、その翌年は+25%で、トータルで年平均1%に満たない、などという感じなので、一喜一憂してられない。
それはわかっているのだが、いざ結果を見てしまうと、心がざわつく。
インデックス投資とは、結局は精神修養を必要とする。

重ねて言うが、余裕資金など一切ないので、「有望な投資先」の情報は不要である。

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2018-12-27 Thu.

剰歯

2018-12-27

朝、三越前駅に到着。
早めについたので、近くのそば屋で朝食。
ちくわ天そばを注文。
このそば屋は鰹節問屋直営との触れ込みで、以前から知ってはいたものの、訪問は初めて。
店内ではラジオ放送がかかっていて、フィッシュマンズの「いかれたBaby」が流れる。
「年末」という感じである。

9時になり、TOHOシネマズ 日本橋に到着。
知人に勧められた、音響がいいというDOLBY ATMOSのスクリーンを選ぶ。
ATMOSとは、列車の運行にかかわるシステムの名称のようでもある。

映画「ボヘミアン・ラプソディ」。
評判の高さが気になっていたのと、突然時間が空いたのと、空いた時間の使い方を相談した際に知人から勧められたのをきっかけに、見ることにした。
LIVE AIDの部分は圧巻ではあったものの、全体的に単調な感じがした。
僕が主人公について多くを知らないからかもしれないし、共感のスイッチが壊れているからかもしれない。
音響の効果は、比べてみないとわからない。

日本橋を越えて、八重洲。
中華料理屋で、ふかひれ姿煮入りつゆそばを注文。
ふかひれを売りにしているからだろうか、女性客の割合が多く、カウンター席で女性に挟まれることは、珍しい。
高価なふかひれの味がよくわからないのは、自分のせいだと思う。
金を出しておいしいものを食べようとするときに、思いつくのはふかひれとうなぎ、そしてステーキくらい。
うなぎは獲れなくなっていると聞くし、ふかひれは味がわからないし、で、不自由な生活。
やきとりに焼酎が、至福。

デザートに、杏仁豆腐かマンゴープリンを勧められ、杏仁豆腐を選択。
杏仁豆腐は「豆腐」で、マンゴープリンは「プリン」なのは、なぜだろうか。
これでは、周囲からはボーッとしていることを非難されてしまう。
実際は、優先して気にしなければならないことがあり、見過ごしていることが大半であり、すべてに気を配る余裕がない。
僕は、みなさんと同様に全知全能ではないし、それがわかっているからこそ、自分が知っていることで優位性を誇るようなみっともないことはしない。
ましてや、直前に人から教えられたことについて、得意気に披露することをや。

丸の内に抜けて、丸善。
専門書を吟味して、結局買わない。
まだ、年が終わるまで時間があるので、気に入ったものを買いたい。

コーヒーショップで休憩。
毎年何の事件も起きず、退屈な生活ではあるが、恵まれていることだと思う。
2018年も、日誌を見返したところで、何も起きなかったし、何も成し遂げなかった。
仕方ない、やりたいことが見つからないのだから。

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2018-12-26 Wed.

伏流

2018-12-26

美貌、郷里、境遇、そして1980年生まれということをひっくるめて、芳野友美に肩入れしてしまう。
再現ドラマが含まれるTV番組を見るような視聴習慣がなく、動いている姿を認識したことがない。
「相棒」への出演を待とう。

ブログを読んでいたら、撮影会の記事があった。
衣装を数パターン用意して、参加費を払った一般の人の被写体となる仕事をしている。
控えめに言って、大変な仕事である。
きっとこういう人、いっぱいいるのだろう。

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2018-12-25 Tue.

薄貨

2018-12-25

つい最近、スターバックスでのクレジットカード決済がサインレス決済で可能であることを知った。
もっと早く知っていれば利用していたのに、不要な一円硬貨のやりとりをし続けていた、と後悔。
僕が頻繁に利用する店舗のうち、購入時に一円硬貨をやり取りする大規模チェーン店は、これで一切なくなった。

2018年において、小遣いの範疇の決済は約1,000件。
そのうち、キャッシュレス決済は、件数、金額ともに約70%であった。
便利な世の中だ。

「キャッシュレスだと出納管理がしづらい」との意見があるが、僕にとって金勘定は唯一の楽しみで数少ない特技の1つであるので、手間をかけずにもれなく管理できている。
きっと、RPGで「ゴールド」を貯めることに実感を持てず、人生ゲームで現物の模擬紙幣をやり取りすることに安心を感じる人の意見なのだろう。
また、「キャッシュレス決済に依存すると災害時に不便である」という声もあった。
確かに依存していれば不便なので、別途現金を持っている必要はあり、それは常に実践している。
この20年、僕は何度、他人の一万円札や五千円札を千円札に両替したことだろう。

それにしても、現金決済を重視している人がその様を「アナログ」と自称するのは、不思議。
決済時に、紙幣をちぎって渡しているのだろうか。

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2018-12-20 Thu.

名加

2018-12-20

先日、渋谷ストリームを見学し、現地から埼京線ホームの工事進捗状況を覗き見た。
「渋谷周辺の工事が終わるまで、自分の寿命は持つのだろうか」と思案しつつ、南口の担々麺屋で昼食。
この店は、僕の上京時から存在して、少なくとも20年は営業を続けている。
渋谷のラーメン屋で、評価の高いままに安定した味を20年も提供し続けるとは僥倖である、それにしても土曜も休みを取るようになったのか…。

そんなことを話していたら、「その店、今月で閉店した」との情報がもたらされる。
調べてみると、再開発のための閉店であり、移転したわけでもなく、同じ地で再開するという話も今のところはない。

僕は情緒を著しく欠如しており、古くて不要、不便なものは積極的に破棄していけばいいと思っているため、こんなことはめったに思うことはないのだが、「再開発め」と憤る。
ひとまず、お疲れさまでした。

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2018-12-19 Wed.

墨壺

2018-12-19

こちらこそ、共産趣味者であることを堂々と明かし、公募推薦で入学したロシア語学科を卒業していることに感服し、畏敬の念と祝福をささげたい。

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2018-12-14 Fri.

偽息

2018-12-14

やはり、ヴィレッジ・シンガーズの偽物騒動を思い出す。

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2018-12-06 Thu.

疾走

2018-12-06

僕はmihimaru GTの歌が好きなので、hirokoの配偶者に関する報道には純粋に心配してしまう。

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2018-12-04 Tue.

木戸

2018-12-04

山口もえは、山手線の駅名を高速でそらんじるという芸を、アップデートするのだろう。

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2018-12-02 Sun.

組込

2018-12-02

2019年春、情報処理技術者試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験を受けることにした。

通常であれば、受験に先立ち、受験する予定を宣言することはない。
周囲に知られることで、それがプレッシャーになる。
試験が終わり、合格発表を迎えた際、周囲から合否を尋ねられる。
不合格の場合、自分の実力がないことが知れ渡る。
実力のなさを表明する機会を自ら作る必要はない。

ところで、エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、自分の専門分野ではない。
不合格を知られても、支障は少ない。
それゆえ今回は、受験することを事前に宣言し、有益な情報を受け付けようと思う。
要するに、ダメもとなのだ。

ダメもとと言っても、全くダメとも思っていない。
過去問を見たところ、手も足も出ない、というわけでもなく、これまで得た知識を総動員すれば立ち向かえそうだ、と判断した。
また、以前と比べこのIoT時代、組み込みシステムについて知っておいたら役に立つこともありそうで、受験準備が無駄になることはないのだろう。
普段、ロジックのことばかり考えていて、物理的な挙動について考えることは少ない。
これだと偏りが生じており、視野を広げておくことで、より柔軟な考え方ができるようになるかもしれない。

そういうわけで、後4か月ばかり、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の準備を少しずつ進めていこう。

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2018-12-01 Sat.

不屈

2018-12-01

丸源ビル社長に対し、東京地方裁判所は法人税法違反の罪で実刑判決を下した。
社長は、控訴している。

小倉の人間にとって、丸源ビル社長は立志伝上の人物である、と僕は思う。
小倉で見なれてきた風景が、銀座でも同じように見ることができるのは、とても不思議だったし、誇らしい気持ちにもなったものだ。
それゆえ、現在の廃墟のようなビルの姿を見るのは、もの悲しい。
単独でビジネスをこなし、国税庁からの税金の徴収をかわして挑戦を続けてきた、というのも、何とも小倉の人だなと思う。

残念なのは、彼がかかわった映画のソフト化が今もかなわないことである。
特に「食卓のない家」は、TV CMや映像の一部は見たことがあり、興味を持ち続けてきたのだが、作品全部を通して見たことがない。
不動産と映画、状況が変化する未来は訪れるのだろうか。

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