二都
「相棒」S23-6を視聴。
驚愕の内容だった。
前日に頼まれて、実行できるとは。
それ以上に、前日に思い立って、工作もこなしつつ結果を出すとは。
苦労して準備を続けた者にとっては、愕然とするものだろう、そして国公立大の入試システム、大丈夫か。
シノギの手段としての司法書士、ではなかったのか。
アシがつくのを恐れて、万年筆は換金できなかったか。
なぜ、目撃証言をしたのか。
「失うものがある」被害者の家族がかわいそうである。
バーが繁盛しているようで、なにより。
「相棒」S23-6を視聴。
驚愕の内容だった。
前日に頼まれて、実行できるとは。
それ以上に、前日に思い立って、工作もこなしつつ結果を出すとは。
苦労して準備を続けた者にとっては、愕然とするものだろう、そして国公立大の入試システム、大丈夫か。
シノギの手段としての司法書士、ではなかったのか。
アシがつくのを恐れて、万年筆は換金できなかったか。
なぜ、目撃証言をしたのか。
「失うものがある」被害者の家族がかわいそうである。
バーが繁盛しているようで、なにより。
先取特権…。
行政書士試験を受けてきた。
5時45分、起床。
前夜は珍しく酒量を控えた。
早く起きても集中力がなく、あまり勉強しない。
「新日本風土記」で、大阪の理髪店が取り上げられていた。
辰野金吾からとって名づけられたという三代目店主が、昔から続く店舗の掃除を念入りに行っている。
毎日決まったことをしていて、すべての動きが機敏である。
9時、出発。
マクドナルドで、コーヒー。
何回目かの「ミュージックバリュー」。
今回の試験のテーマソングは間違いなく、松下洸平「ノンフィクション」である。
行政法のまとめをして、記述式問題の解説を読む。
電車に乗り、座席に座り、民法の記述式の解説を読みふける。
降りる駅が近づき、顔を上げると、目の前に双子の中年女性が立っていた。
昼食は、たこ焼き。
また来月に価格改定するらしい。
改めて、COVID-19で閉じ込められている間に、資格取得の勉強でもしていればよかった、と悔やむ。
ドラマを見ていたくらいしか、当時の行動の記憶がない。
今回の試験会場は、浅草。
外国人観光客のみならず、人通りが多い。
ちょっと前の様子とは、大きく異なっている。
試験会場は、6階。
階段で行くも、息切れしてしまう。
最後のチェックとして、記述式の解説を何度か目を通す。
トイレを済ませるが、のどの渇きを覚え、水を買う。
出席率は、70%程度か。
監督員が近くまで来て、椅子に掛けている僕のアウターのポケットの中身まで改める。
僕のには何も入っていなかったけれど、周囲があわただしくポケットの中身を調べ始めた。
それだけのチェックでいいのだろうか。
自分の時計より20秒遅れで、試験開始。
まずは記述式で、解答のあたりをつける。
その後、最初の問題から取り掛かり、最後まで苦悶。
記述式を書ききったら、2時間30分が経過していた。
結構時間がかかったし、集中力がよく続いたものだ。
国政政党の党首の交友関係について、試験時間中に1度も頭に浮かばなかった。
試験終了。
受験者が500名ほどいるので、終わってもすぐには出られない。
10分くらい待って、トイレを済ませて、5分くらいかけて階段を下りる。
外は、前年と同じような小雨。
捕鯨舩に灯が入り、「予約済」に目が潤む。
どこかで反省会をしようと考えていたが、帰るのが遅くなるし、雨だし、やめた。
浅草に来たときは必ず、甘栗を買う。
試験開始前に封をした封筒からスマートフォンを取り出し、封筒をぐしゃぐしゃに丸めた。
後で封筒にイヤフォンを入れていたことに気付く。
あやうく捨てるところだった。
ICEのシャッフルは、「PEOPLE, RIDE ON」が選ばれた。
厚くて重い参考書と問題集を毎日持ち歩いていたが、これで終わった。
特に何かを我慢して過ごしてきたつもりはないけれど、1つ荷物を下ろすことができた。
翌日に、自己採点。
基礎知識は、行政書士法と個人情報保護法を2問間違えた。
行政書士法の問題は、料金を掲げるところがいかにも他資格の事項のように思えて、選べなかった。
個人情報保護法の問題は、学術研究機関の適用除外が、改正時に改められたことを知らなかった。
法令科目は、前回よりは点数が取れたようだ。
記述式の採点までこぎつけたのは進歩ではあるが、記述式以外の点数で合格圏内に入ることはかなわなかった。
記述式は、解答のポイントを少し外している気がするし、必要となる半分ほどの点を得られるか、自信がない。
パーソナルベストではある。
だが、再び受けるとしても、今回より超える点数を取れる気がしない。
それでも、教訓は得た。
まず、各法律の「主旨」「目的」や「理念」、「精神」というものをよく理解しておかなければならない。
参考書に載っていない、聞いたことのないような事項が問われたとしても、法の理念に照らし合わせれば、正答が導けるように思う。
例えば、参議院の緊急集会で、不逮捕特権や免責特権の保証が及ぶか、という問題があったが、ごく普通に考えれば、及ぶと考えるのが妥当だ。
でも、別の選択肢が気になってしまって、結局選びきれなかった。
次に、過去問である。
問題集が選んだものについて、解説を読んで、理解し記憶しても、その問題内容が出てくるとは限らない。
むしろ、過去数年分の問題をまるごと見直しておくべきだった。
実際の問題を見て、苦しみながら答えまでたどり着く、という訓練を積む必要があった。
どちらかというと、法律知識を駆使する力を試されている。
そして、民法。
時間がなかったが、じっくりと取り組んだほうがよかった。
記述式の解答で、先取特権のことは頭によぎったのだが、重要度が低いとされていて、正確な知識がなかったので、自信をもって書きることができかった。
民法は、実生活にもかかわることであり、進んだ理解があってもいいのかもしれない。
時事問題に絡めた問題がいくつもあった。
この辺りは、独学だとつらい。
行政書士試験の受験者として、普段のニュースとの向き合い方が問われているのだろう。
あと何回か受ければ、相性のいい出題に巡り合い、合格できるかもしれない。
それまでは、受験料を払い続けるのか。
試験前に3か月くらい学習期間を設けるのも、つらい。
行政書士試験まで、後1日。
ベタに「後1週間あればな」と思う。
ようやく民法がのってきた感じで、ここで終わりかと。
実際のところ、3か月間取り組んで、まあこんなものだと思う。
当日は、受験テクニックをフル活用して、終わらせたい。
吉本ばなな「TUGUMI」を読む。
本棚に並びきれない本の整理をしていて、「TUGUMI」が出てきたので、読むことにした。
中学高校の6年間でほとんど本を読まなかった自分が久しぶりに手にしたフィクションが、「TUGUMI」だった。
調べると、当時の大学入試センター試験の現代文で出題されたらしく、その流れで読んだのかもしれない。
記録によると、前回読んだのは1998年11月。
内容を全く忘れているのだが、先日から言っているように、市川準監督の映画「つぐみ」は見たことがあり、読み進めると、キャスティングを思い出してきた。
牧瀬里穂、中嶋朋子、白島靖代。
ゆるぎないキャスティングで、それだけで感服する。
山田洋行に感謝。
小説の方は、こういう濃密な表現がなされた文章を読みたかったのだ、とこちらも感激してしまう。
ところが、恭一が出てくるページから、雲行きが怪しくなる。
これはもちろん、恋愛なしのガールズムービーを好む、自分に責任がある。
およそ商業小説がそんな話になるわけもない。
ここ最近の動向もあり、「恭一は、真田広之が適切だな」と感じ、確認するとその通りのキャスティングだったから、記憶と感覚のどっちがどっちなのか、自分が嫌になる。
さらに読み進め、凝った文章に魅せられるにもかかわらず、自分がなぜ吉本ばななの作品から離れたか、その理由を思い出す。
作品に、「私たちは、一般の人たちとは様子が異なるが、私たちが正しいし、いけている」という感覚が充満している。
それを表現するために、意地が悪かったり、ひねくれていたりする人物を周囲に配置する。
また、「友達との旧交を温める」みたいな簡素な記述を入れてきて、「詳細には描かないけど、社会に適合している」というにおいを残す。
自分たちの卓越性の顕示、比較優位を示すために用意される舞台装置、社会的成功のほのめかし、みたいなのが、どうも素直に入ってこない。
同じ感覚は、さくらももこの作品にも感じる。
あとがきを読むと、そのあたりの考えが完全に固まってしまう。
「天才えりちゃん 金魚を食べた」などを出してくるところが、いかにも台の上に立っている自覚の存在を表している。
安原顯の解説にいたっては、逆に活字に残しておいてよかった、と思えるほどだ。
でも、それも結局は無能な人間のひがみなのだ。
自身の卑小さを何度も何度も確認することになり、本当に嫌になる。
もしかしたら、最近の著作では、傾向が変わっているかもしれない。
機会があれば、読むことにしよう。
そして、DVD「錦鯉独演会 バカが来た」をレンタルして視聴。
「左は、右だよ」に始まる漫才集。
ちゃんとしているふりをしなくていい、という自分への戒めになる。
信念を持って、本当の気持ちをそのまま言えば、それでもういいのだ。
副音声も楽しむ。
夜のホークス戦は、5回裏だけ見た。
そこだけ見る限り、散々なものだった。
KBCラジオで決着まで確認し、横になる。
ほんの1週間前までに感じていた余裕、もしくは奢りを、真摯に反省しなければならない、というより、1989年の反省を活かせよ。
「TUGUMI」を読んで、ベイスターズがシリーズ制覇し、26年後に「TUGUMI」を読んで、ベイスターズがシリーズ制覇した。
遊んでばかりだが、行政書士試験まで1週間となった。
行政法については、テキストと過去問を一通りさらうのに、約3時間で済むようになった。
憲法、基礎法学、基礎知識は、全部で2時間程度で復習ができる。
商法もまあ準備はできたとし、残すところは民法。
こちらは、まだ準備ができたとは言えない状況だ。
マクドナルドで、Sサイズのホットコーヒーばかりを飲んで、勉強を継続中。
店内放送の「ミュージックバリュー」を何度も聞き、「ペインティング・シンガー・ソングライター」としてデビューした「洸平」改め松下洸平氏の楽曲とトークに親しむ。
多才である。
まとまった学習時間は、明日から土曜までに9時間程度、確保できそうだ。
残り時間で民法をものにできるか、他を固められるか、行政法の復習ができるか、やることは多い。
そもそも、勉強を始めるとすぐに眠くなる。
3時間の試験で体力と集中力がもつかが、気がかりだ。