2010-12-31 Fri.
塊打
2010-12-31
2010年の年明けは、押切もえと小泉孝太郎がそれぞれパーソナリティを務めるラジオ番組を聴くことから始まった。
さて、印象に残った2010年のニュースを振り返ると、
- 後藤理沙、結婚・離婚していたところで。
- 布袋寅泰、犬の散歩で負傷。
- タモリさん、象印賞に続き、伊丹十三賞を受賞。
- お笑い芸人、宮迫さんの色紙盗難。
- やったな、福下恵美。
- 浅香光代、プロレスデビュー。
- 水野美紀は、どうなるのだろう。
- 北乃きいのお相手は、どうなったのだろう。
- 内野聖陽、ワイルドすぎる。
- 文福さん、吉本に復帰。
ぐらいが残った。
実に平穏な1年であった。
2010年のベストフレーズ賞は、小池徹平が坂口憲二を評して言った「あの人、ちょいちょいダサい」。
この人のような顔の持ち主に言われると、壊滅的な破壊力を感じる。
ベストパフォーマンス賞をバービーボーイズに差し上げるつもりだったのだが、アメトーーク大賞に先を越されてしまった。
「ひょうきんベストテン」で初めて見て、「台風クラブ」を経て、今回の登場で「僕はやっぱりバービーボーイズが好きだったんだ」と25年以上かけて理解することができた。
「やることがないから、踊っていた」とは、秀逸なコメントを引き出したものだ。
「相棒」を見直し、11年ぶりに宮本真希に驚かされた。
数年来、体調が芳しくないのだが、年始の状態よりは多少改善されたように感じる。
不眠症に関しては、もう諦めることにし、悪夢を受け入れる覚悟を決めた。
そして、衝撃的なことに、この僕でさえも腹回りが少々出てきたもよう。
最後に、年内に消費しきれず、来年には使えなさそうなネタを列挙し、2010年を終える。
- 2010-12-11 「サザエさん」の「七人のちゃぶ台」とはダジャレだった、と半年後に気づく。
- 2010-12-06 モード設定によるブルーレイレコーダーの起動の速さは、わざわざCMで宣伝することか。
- 2010-11-15 高橋ジョージの発言によって、カラオケへ自発的に行くことは完全になくなった。
- 2010-10-20 「サザエさん」のカウキャッチャーがなくなった。
- 2010-10-15 「ラ王」のうまさに、改めて感動。
- 2010-10-10 矢沢ようこの名付け親は勉強家だった。
- 2010-08-08 2時間ドラマの通り、恐喝された側は黙らなければならないのか。
- 2010-06-06 アルピニストに聞いて欲しい。山荒れには、ちょこら休憩どげんかね。
2010-12-30 Thu.
小倉一路(往)
2010-12-30
この年末年始は、小倉で過ごすことになった。
まずは、道中で聞く音楽の準備。
昨今起こった諸般の事情、によりiPod shuffleを手放したため、携帯電話のメモリに音楽をラブ注入。
今回初めて気づいたのだが、冬であれ夏であれ、小倉へ行くときに僕は必ずPizzicato Fiveのアルバムを持っていっている。
小倉行きがよほど憂鬱なのだろう。
東京駅は、かなりの混雑。
その人混みをかいくぐって、弁当を購入。
乗り換え口改札が渋滞していて、すんなりと入場できない。
N700系芸人。
乗り込む早々、東京駅に留まっている段階でビール缶を開け、移動時専用のつまみとして認定しているホタテ貝柱の干物をいただく。
新横浜駅を出発するころには座席は満席、デッキは立っている客で自動ドアが閉まらないほど(2か月前から席の確保を準備している人間としては、せめてドアが閉まるようにして欲しい)。
そんな中、弁当を開封。
年末専用の弁当として認定している叙々苑焼肉弁当を2年ぶりに堪能。
立ちこめるにおいに白い目を感じるが、店には決して行けないのだから、見逃してください。
いつのまにか、富士山が過ぎ、ガンダムが(たぶん)過ぎ、浜名湖が過ぎる。
のぞみが停車しないのに風光明媚スポットをいくつも準備する、静岡県の心の広さに感動。
「のぞみ通行税」というのは、車窓用の風景に対する嗜好品課税であるのだな。
ナフコ脇を通過し、関ヶ原クリニック周辺の雪景色を確認し、「安いゲームみたいな、リアルさを感じない風景の移り変わりだな」という感想をもらしたところで、列車はやっぱりまだ京都。
読書に専念することにする。
今年は、小説を片手で足りるほどの冊数しか読んでいない。
年末の帰省までに読もうと決めていた「花と龍」を、車内でようやく読み終える(1年半かかった)。
「花と龍」が描いている地で、我が先祖はいかにして立ち回ったのだろう、と思うと、じいさんにいとおしさすら感じる。
僕には無理なので、故郷に捨てられたのだ。
5時間の乗車を経て、小倉駅に到着。
改札を抜けると「努力が実る」がお出迎え。
結構人が多い。
空は、のしかかってくるのかと思えてくるほどの重苦しい曇天。
駅の北口では、小倉記念病院の建物が3日前に機能し始めた。
早速、救急車が向かっている。
北口のどこだかわからないけれど、いずれはサッカースタジアムを建設するのだとか。
長年続く北口開発への挑戦には、執念すら感じてしまう。
もう文句は言うまい。
駅の観光案内所で冊子「雲のうえ」をいただく。
タクシーに乗り、市街地を通過。
魚町交差点で、それなりに気を遣った設計風の平屋を車内から確認。
今後しばらくは、「これありき」で考えていかなければならない。
せめて、パン屋のパンがおいしければいいのだが、果たしてどうなのだろう。
ところで、高層マンションばっかりだけど、我が一族にはとんと縁がない。
私なんぞに、かまわんでください。
実家につく頃には、雪がちらついていた。
「九州に行くから、厳寒装備の準備をしてきた」というのは、冗談ではありません。
饗宴では、父が30年以上前に行ったイラン出張とシェレメーチエヴォ国際空港で経験した遭難についてのお話をありがたくうかがう。
にしても誰だよ、うまい生酒の一升瓶を一晩でほとんど空けたのは。
2010-12-29 Wed.
法悦
2010-12-29
先日、電車で、浜松町駅から乗ってきた2人組の男子大学生に遭遇した。
2人で他人の陰口を延々と言い合っていたが、やがて次のような話になった。
「「トムとジェリー」って何?」
「えっ、「トムとジェリー」知らないスか? まじスか?」
陰口ばかり言うクソみたいな連中の行為はさておき、「トムとジェリー」を知らない一方の学生を、僕は二重の意味で深く憐れんだ。
1つは、「トムとジェリー」という面白いアニメーションをまだ知らないことについて。
もう1つは、たとえ上原ひろみの「The Tom and Jerry Show」を聞いたところで、「トムとジェリー」を知っている人より1つ損をするに違いないということについて。
という前置きを踏まえて、ついに今年、上原ひろみのライブに初めて行ってきた。
まずは、アルバムをパワープレイしながら、上原ひろみの軌跡を描いた本「サマーレインの彼方」で予習。
文体に気味の悪さを感じてしまい読み切れるか不安だったが、ひとまず読了。
その本によると、彼女は高校生の頃、昼休みになると高校にあるピアノを毎日弾いていた。
また、生徒たちを集めてはリードしながらスパルタで特訓し、演奏会などに臨んだのだとか。
冷めたことを言うようだが、こういうことが許されるのは、彼女ほどの飛び抜けた才能の持ち主だけである、と僕は思う。
「私も真似しよう」とか思ってしまう花屋の店先に並んだいろんな凡人が増えると、振り回される周囲の者がひどく迷惑することだろう。
誰も言わないだけで、内心みんな思っている。
今のままで十分輝いているから、もっと謙虚にいこうよ。
ゆめゆめ勘違いしないよう、これは自戒である。
また、法政大学に在学中、彼女はラーメン屋でアルバイトをしていたとか。
場所は、おそらく「一圓」××店であろう。
個人的なことだが、僕は同時期に近所に住んでおり、吉祥寺にある「一圓」には頻繁に行っていた。
残念ながら当時彼女がバイトしていた店には行ったことがないが、その店の前は自転車でよく通過していた。
予習を終えて、いよいよライブ当日。
彼女が愛してやまないラーメンを食べようと、目黒にあるという「丸畦ラーメン」に行こうとする。
しかしながら、ウェブで確認したところ、どうやら目黒の店は閉まっている模様。
そこで、以前から行きたかった「蒙古タンメン中本」新宿店へ。
この後に支障が出てはいけないので、辛さ控えめの「味噌タンメン」をいただく。
世の中にはいろいろなラーメンがある。
大江戸線に乗り、西新宿五丁目駅で下車。
不安定な気分にさせる道幅の山手通りを歩き、西新宿ジャンクションのえげつない急坂を眼前に嘆息する。
初台の会場に到着。
すごく若い人、というのはほとんどいないが、それ以外は幅広い年代の客層。
ライブ開始。
アンコールを含めて2時間30分ほど。
本当にあっという間だったけど、十分堪能した。
「Viva! Vegas」で、「テントさんのスロットを彷彿させる」という名言が誕生。
それにしても、咳き込んだり、鼻をすすったり、関節を鳴らしたりすることが容認されているのは、意外だった。
新宿のごちゃごちゃをスルーしたかったので、初台から小川町へ快適移動。
小川町駅から歩いて、「良心的な店 あさひ」の近傍を通過し、インドの山奥電…「天下一品」神田店へ。
年末の典型的な酔客に絡まれつつ(「あれ見て来たんだろ」)、唐揚定食(こってり)をいただく。
世の中にはいろいろなラーメンがある。
帰路の電車内で、ダブル・トウループを目撃する。
ライブが終わって日は経ったが、今も頭の中でピアノの音が鳴り響いている。
この感じがしばらく続けばいいのだが、正月の酒でこの記憶はすべて洗い流されることだろう。
機会があればまた行けばよい、今度はバンドで聴きたい。
2010-12-28 Tue.
後継
2010-12-28
光iフレームか…。
ところで、Lモードのサービスは、今年で終了した。
2010-12-27 Mon.
恩返
2010-12-27
「M-1グランプリ2010」の粗い感想。
優勝決定戦に進出した3組については、納得できるものだった。
強いて言えばナイツの進出も十分可能なレベルだったとは思うが、あの安定感はもはやM-1出場のレベルを凌駕していた、ということもできると思う(つい3日前にTVで放送したネタだったのが、ほんの少し残念)。
優勝決定戦。
脅威を感じさせるほど1回目が面白かったパンクブーブーが、まさか同じようなネタをやるとは。
リーダーも言及していたが、おそらく大竹さんも今後同様の発言をするだろう。
このスタイルを最後まで試す、という考えに基づいていたらしいが、このスタイルを立て続けにやって優勝できなかったことは納得できる結果である。
他のネタをぶつけて欲しかった、と一お笑いファンは思う。
そして、この事態を笑いに変えられなければ、彼らの芸人生命すら危うい。
スリムクラブについては、M-1の時間内では僕には「本物」かどうか見抜けなかった(「お笑いさぁ〜ん」の時はただただ面白かった)。
だから、笑い飯かスリムクラブかという判断は、プロが下す以外になかったと思う。
笑い飯が優勝を手にしたのは、文句の付けようがない結果だ。
ただ、松本さんの最後のコメントは、昨年同様気持ち悪さを残したように思えた。
ナンチャンは、やはりあの審査員席の位置でないといけない、と深く納得。
松ちゃんを挟んで紳助さんにずんずんと話しかけていく様が、見ていてとてもわくわくした。
さて、決勝は全く問題なかったと思うのだが、この1年ずっと違和感を持っていたことを述べたい。
それは、参加資格が変更されたことだ(厳密に言うと、場合に応じて参加資格が流動的に変化したこと)。
以前から不信感を持っていたのだが、特に今年に関しては、やはりどうしてもどうしても納得がいかない。
これさえなければケチがつくこともなかったのに…、と言いたいのだが、それを言ってしまうと今年の結果は大きく変わっていたことになってしまう。
「命だけは平等だ」とは言わないけれど、チャンスは公平に与えられる、というのは、常に担保されるべき条件だと僕は考える。
スクラッチであるように見せかけている中に、実は醜悪な歪みが存在することを強く感じた。
そして、笑いに挑むことが感動を引き起こす、という風潮に、僕は最後までどうしてもついていけなかった。
僕は、ネタと話芸で純粋に笑いたいがために、漫才を見る。
面白いネタを見せる人を応援したいし、応援していなくても面白いネタを見せてくれればそのネタを見る。
「この人達は十分面白い」ということになってから、ネタをより深く理解するためにネタ以外の部分を知ろうとする。
僕にとって、笑いを楽しむのに感動は少なくとも前面にはいらない。
落選して号泣する姿を披露するお笑い番組はタチが悪いし、それよりジャリズム山下さんが予選敗退で崩れ落ちる姿の方がよっぽどお笑いっぽい。
その点で、役割を果たしたM-1を今年で終わらせることに賛成する。
大きな括りで言うと、これでまた1つネタ番組が終わった。
代わりに来年から「漫才祭り8時間SP」とかいう番組があれば、僕は見るけど、他の人は見ないのだろう、彼らは漫才よりも競争や感動が好きなのだろうから。
2010-12-26 Sun.
気根
2010-12-26
「根の歌」を聴くと、自宅の裏庭にはびこる雑多な植物のことを思い出し、無性に腹が立つ。
2010-12-25 Sat.
戦場
2010-12-25
よっぽど衝撃を受け、腹が立ち、理性を失ったのだろう。
まさに、ツイッターとは感覚の発露そのものである。
そりゃ、驚くよね。
それなのに、いつ何時も理性的な判断を求める動きがあるとは、世知辛い世の中である。
戦場は、国内にあったね。
誰も得してないように見えるけれど、ちゃんと甘い汁を吸っている人がいる。
ところで、内海桂子のツイッターが話題だが、敬意を表しているにもかかわらず厳密に言うと不適切な表現がポロッと出てしまっている(敬意があるのなら、表現に気を遣う必要を求められる)。
騒ぎになっていないからいいけれど、ウェブに出されている以上パブリックな扱いをされるわけで、実に厄介なものだと気づかされる。
自分も気をつけよう。
2010-12-24 Fri.
坩堝
2010-12-24
さんまさんが3日間出演した次の回の「ごきげんよう」は、同じゲストが2人も残っているのに、ひどくさみしく感じるものだ。
ところで、新たに気づいたのだが、久本雅美はもはや大阪弁を話していない。
かといって、標準語でもない、いろいろなニュアンスが混ざった話し方をしている。
関西人だけは地元の方言を変えない、とはよく言うけれど、東京在住の関西出身者はそれまでの方言でも標準語でもない特有の話し方に落ち着く、というのが事実だと思う。
2010-12-23 Thu.
南方
2010-12-23
六本木に行った。
2008年以来。
その時は用事があったので、自分の用事で行ったのは4年ぶりぐらいだろうか。
いや、国立新美術館に「ピカソ展」を見に行ったのだった。
国立新美術館がある場所を「六本木」と呼んでもいいのなら(もちろん呼んでいいのだが)、1年半ぶりである。
今回、六本木に行き一番驚いたのは、「アマンドの工事はすでに終わっている」ということだ。
もちろん、ナンチャンが隠れるための場所はなくなっている。
昼の六本木には、六本木らしいにおいが立ちこめている。
これが夜になると感じられなくなるのだから、実に不思議だ。
インドの山奥電報打ったらっきょが転が力んだ拍子二年の春だ予習を忘れ天下一品の六本木店に行く。
なぜ天下一品に行くことになったのかは、みなさんが推測している通り。
私は、単純なのだ。
それはさておき、天下一品でラーメンを食べるのは、2005年以来である。
ごちそうさまでした。
饂飩坂を下り、テレビ朝日に向かう。
「相棒展」は見なかったけど、本社屋内の展示を見学。
「相棒」の人気は根強く、かなりのお客さんがいた。
およそ5年ぶりの六本木ヒルズに、ひどく迷う。
上に上がらなくても、けやき坂の方から車寄せを経由して駅の方まで行けることを初めて知った。
外延東通りの先にある東京タワーを眺め、「特別展望台まで上らなければ、東京タワーに上った意味がないな」という感想を残し、地下鉄に乗る。
東京タワーに行ったのももう11年前なので、そろそろ思い出のアップデートの必要があるだろうか。
でも、東京タワーに行こうとすると「どこの駅からどうやって行くのか」で必ずもめることになるから、やめておこう。
ところで、次長課長の河本さんは、医者に「一生ラーメンを食べてはいけない」と言われているのだとか。
ラーメンが食べられない人生とは、耐える意味があるものなのだろうか。
2010-12-22 Wed.
謝意
2010-12-22
プロ野球の大道典嘉選手が、今年で引退することになりそうだ。
2年前に、ジャイアンツで大道選手が現役でプレイしているのを知り、かなり驚いた。
というのも、僕がホークスを熱狂的に応援した十数年前にホークスに在籍していた選手が、まだ現役であることを知ったからだ。
その大道選手も、ついに引退。
今年は、村松有人選手も引退する。
ありがとうございました。
2010-12-21 Tue.
未熟
2010-12-21
僕は、サバの刺身が好きだ。
しかし、関東でサバの刺身を食べることは、容易ではない。
最近では、ごくまれに近所のスーパーでもサバの刺身が売られている(長崎産であることが多い)。
売られていたら必ず購入するのだが、期待を裏切らない味がする。
関東でも、三浦半島の方では松輪サバというものが捕れ、刺身にして食べることができる、と以前の記事で触れた。
先日のTV番組によると、銚子でも近頃ではサバを刺身にして飲食店で出されているのだそうだ。
その番組によると、銚子うめぇもん研究会という組織が音頭を取り、サバの刺身を出しているのだとか。
ぜひとも行ってみたい。
それはさておき、番組内で、アナウンサーがサバの刺身を初めて食べて、「まあ、おいしい。トロみたいですね」と言っていた。
刺身の味を刺身で例えるとは、どうしたものか。
だったら簡単に手に入るトロを食ってればいいじゃないか、と視聴者は思ってしまう。
もちろんトロがサバの代替になるわけもない。
以前、ある番組で、リポーターが「この栗、お芋みたいな味がして甘いですね」と言っていたのを聞いたことがある。
それよりは、ひどくないコメントだとは思う。
2010-12-20 Mon.
連想
2010-12-20
「モヤモヤさまぁ〜ず2」の築地の回で、僕は聞き逃さなかった。
三村さんが北九州産の明太子に興味を引かれた後、大江麻理子アナウンサーが小さく「北九州の明太子」とつぶやいていたのを。
地元の嫌な思い出を思い出していなければいいのだが、と無駄な心配をする。
僕がその場にいたら発言を絶対に拾っていたのに、実に残念である、という無駄な悔恨まで抱いてしまう。
2010-12-19 Sun.
手控
2010-12-19
メモを見ると、「甘飲み」とだけ書いてある。
昨夜、深酒している最中に、「甘いものをつまみにして飲む、あるいは甘い酒を飲むムーブメントがある。それこそが、女子会だ」ということに思い当たり、それを表す言葉を思いつき、メモに記した…のだと思う、ほんのかすかな記憶がある。
「甘太郎で飲むこと」ではなかったと思う、たぶん。
2010-12-18 Sat.
寂寞
2010-12-18
「世界の快適音楽セレクション」で流れていた「It's Snowing on My Piano」や「Dear Santa Claus」を聞き、鈍感な僕もさすがに年末感を感じるようになってきた。
あと2週間で1年が終わる、とか人並みに思うけれど、同時に、3週間経てばもはや完全に新しい年が始まってしまっているのだ、とも思う。
そして、4週間後には、正月の疲れで口内炎ができ、5週間後には、風邪をうつされていることであろう。
年を取るとは、こういうことだ。
くだらない大人になってしまうのではなく、体がついてこないからくだらない考え方をしなくてはならなくなるのだ。
ところで、番組を視聴し、日出郎さんは有能な芸能人である、という見解にまでいたった。
素人ばかりの出演者の中で、きちんとした番組に仕上げてくるのは、熟練の技としか言いようがない。
2010-12-17 Fri.
信任
2010-12-17
「以前は、社長が仕事をすべて自分でこなしてきた。ある時、これではいけないと思い、従業員に仕事を任せるようになった」
というのは、一見従業員を信頼し自主性を尊重しているようだが、実態は部下に有無を言わさず仕事を強制ししかも高度な満足水準を要求しているだけなのではないか。
以前の日記でも書いたように、資産を築き、地位を築くために必要なことは、他力を利用することであろう、たぶん。
2010-12-16 Thu.
別離
2010-12-16
僕の母親について僕が感心したこと。
15年くらい前、TVで愛川欽也が監督、主演を務めた映画について触れられていた。
それを見て、僕は母親に「キンキンが昔映画を撮ったらしいんだけど、モロッコでロケしたヤツ」と尋ねると、母親は「ああ、何となく覚えている」と答えた。
これが、僕の母親について僕が感心したこと。
2010-12-15 Wed.
気遣
2010-12-15
今年、僕が成長したと思えることは、以前は1人も覚えていなかったAKB48のメンバーの名前を覚えたことだ。
少なくとも4人は覚えた。
煩悩ガールズにいたっては108人もいたのに1人も覚えられなかったのだから、これは快挙である。
ところで、AKB48のメンバーに関することで、ひとつ発見したことがあったのだが、反感を買いそうで、披露することを控えてきた。
今日ふと気づいたのだが、出す順序を逆にすれば、何とか批判に耐えられる表現になるのではないかと思う。
その逆にした結果が、次の通り。
勝間和代氏は秋元才加に似ている。
これは、讃美を含んだ表現である、本当です。
2010-12-14 Tue.
通快
2010-12-14
千代田線の16000系に初めて乗る。
思い描いた未来が来た感じ。
1度は乗るべき電車である。
2010-12-13 Mon.
育成
2010-12-13
「もしあれがなかったら、今のこれはなかった」という言い回しが、苦手である。
安易な権威付けのように思えるし、そんなことを言われても検証の余地がないことが多い。
2010-12-12 Sun.
試練
2010-12-12
小学生の頃から今に至るまで、詩というもののよさを理解できないでいる。
言外に含まれる内容の解説を説明されても、「そんなの知らない」という気がしてならなかった。
最近ようやく気づいたのだが、これまでは詩の周囲にまとわりついている理屈めいたものに惑わされすぎていた。
詩には音を楽しむという側面もあるのではないか。
解釈を楽しむ、というのは一旦後回しにし、声のいい人が朗読した詩に愛着を持ってもいいのではないか、と。
そこで、詩の朗読が入っているCDを探してみようかと思った。
先日コンテンツショップ(CDショップ)へ行く機会があったので、ついでにCDを探してみた。
棚にはたった1枚だけ、詩の朗読が入ったCDがあった。
それは…、三代目魚武濱田成夫氏のCD。
人がようやくその気になったのに、神様はそのやる気をことごとくくじくものである。
わたしはあきらめないし、忘れもしない。
2010-12-11 Sat.
斑気
2010-12-11
「12月25日に「スーパーマリオクラブ」が復活するらしいですよ」。
「なに、それ?」
「渡辺徹が司会のヤツですよ。本田理沙の後に加藤紀子が司会になったあの…」
というところまで話をして、「ああ、この人はテレビ東京系列の放送局のない地域の出身の人だった」と気づく。
趣味嗜好から推測すると「スーパーマリオクラブ」を見ていてまず間違いないのだが、地域格差は不可抗力である。
無礼な振る舞いであった。
一応アナウンスを繰り返しておくが、僕は「パオパオチャンネル」も「Oh!デカナイト」も「100万円クイズハンター」も「とぶくすり」も視聴することができなかった。
最近自覚したが、JR東日本やJR東海ののCMも見ていない(国鉄が分割民営化されたとき、JR九州のキャンペーンガールは確か…、みんな生き残っていると言ってもいいのだろう)。
そういう視聴環境があったことを覚えておかなければならない。
これは自戒である。
ところで、番組を視聴し、日出郎さんは真面目である、という見解にいたった。
そして、日出郎さんを見ていて、僕の腹の具合が悪くなった(おそらく因果関係はないだろう)。
2010-12-10 Fri.
年忘
2010-12-10
昨年に引き続き「日経エンタテインメント」の1月号を購入。
こういう「1年を振り返る」的な特集を見ないと1年を振り返ることができないし、こういうのを買っておかないと後で何も思い出せなくなる。
この雑誌には「女優・男優100人お仕事採点表」というのが掲載されている。
有名俳優のこの1年の仕事ぶりが、生年月日順に取り上げられている。
僕が注目するのは、1975年から1979年に生まれた男優がここには全く取り上げられていない点である。
この世代は、ぽっかりと空いている。
これは今年だけではなく、昨年も小泉孝太郎を除いては誰もいなかった(その小泉孝太郎も今年は取り上げられていない)。
ちなみに女優の方は、仲間由紀恵、菅野美穂、松たか子、小雪、木村佳乃といるのだが、層は薄い。
「編集後記」にもあるが、この採点表で取り上げられる俳優はあまたいる俳優の中から選ばれた人たちである。
本来なら世代から均等に選ばれてもいいはずなのだが、「活躍している」という観点から見れば、1970年代後半に生まれた世代は選考から漏れてしまうようである。
これは深刻な問題のように感じる。
今後、変化が現れるのだろうか。
もっとも、われわれの世代が欠落していても、芸能界は問題なく動いているように見える、もちろん社会も。
ところで、「今年を漢字1字で表すと?」という質問を撃退する方法について、いろいろと考察している。
私物化された協会のPRに貢献したくない、と昨年思ったからだ。
今のところこれといって方法を思いつかないので、一応質問に丁寧に答えることにしている。
今年の漢字は、「年」です。
2010-12-09 Thu.
隠事
2010-12-09
もはや、顔面骨折して謝罪をする時代である。
会見を開くにも、会場設営やら弁護士やらでいろいろと費用が必要だろう。
少しくらい味方をするマスメディアは出てこないのだろうか、今が恩の売り時のようにも思うのだが。
市川海老蔵で思い出したけど、先日再放送された「パパはニュースキャスター」を見た。
昔のことをよく言うのは好まないのだが、1話ごとにストーリーがあり、最後にパンチの効いた強力なオチもあり、ちゃんとしたドラマであった。
話を水増しする今のドラマを見なくなるのも、理解できる。
小坂一也も、藤岡重慶も、絵門ゆう子も、本田美奈子.も、小林繁も、芥川隆行も、今となっては亡くなってしまった。
2010-12-08 Wed.
大里
2010-12-08
これは、1963年に「西京市」という名称に決まりかけ、最終的には「北九州市」という名に落ち着いた街の出身者が言うことである。
「中京」って、一体何なのだろう。
2010-12-07 Tue.
取持
2010-12-07
メディアの存在にとても感謝している。
いろいろな手続きが省略され、対価を支払うことにより情報を得られる仕組みは、本当にありがたい。
もちろん、メディアで得られる情報には限界があることを意識はしている。
それでも、メディアがなければ、コネクションのないところからの情報を一切得ることができなかった。
弟子入りし身を捧げないと賢人の考えに全く触れられない、という時代だってあったのだ。
ありがとう、「ソロモン流」。
メディアのおかげで、ほぼコストレスで得られる情報すらある。
例えば、志村けんから頻繁に情報を受け取れるようになるとは、少し前の時代であれば考えられなかったことだ。
この年始も英語禁止ボウリングがあることがわかり、本当にうれしい。
2010-12-06 Mon.
到達
2010-12-06
「タモリ倶楽部」は土木番組である。
そのことに気づいてから、僕はあるゴールを描いていた。
以降さまざまな事象を取り上げ、さまざまな人が登場した。
そして先週の放送で、ついにその行き着くところまで行ってしまった。
思えば、小湊鐵道や京浜急行あたりがテンションのマックスだった気がする。
近頃は広報や思惑のにおいが露骨に現れ、タモリさんの興奮も落ち着いてきたように見受けられる。
ところで、僕が気づいた最近のタモリさんの癖は、女優に対して「本当は男みたいなさばさばした性格じゃないか」と問いかけることである。
2010-12-05 Sun.
激流
2010-12-05
1週間のうち、土曜の夜だけ集中的に酒を飲む。
他の曜日は飲まない、わけではないけれど、本当に嗜む程度。
その代わり、土曜はとろとろになるまで飲む。
このリズムのあるメリハリが実に重要である、と今年になって気づいた、くだらない発見だけど。
土曜の夜が深まり、酔いの最終形に近づく頃、僕はちょうどその時TVで放送している、スポーツ番組の女性キャスターのモノマネを必ずやってしまう。
悪意のあるモノマネなので名前は書かないけれど、話し方に特徴がある有名な女性キャスター、と書けばほぼ自明であろう。
誰にでもできるくだらないモノマネはやめなければいけない、と思っているけど、やってしまう、悪い癖だ。
ただ、酔った後の悪夢は一段とひどい。
昨夜は、森の中を車で走っていると、前方から10mはある溶岩流の津波が襲ってきて、引き返して逃げようとするが、最終的には飲み込まれる、という夢を見た。
ドラマではないのに、ドラマの役者のように「つあー」と叫びながら目覚めるのだから、実にみっともない。
2010-12-04 Sat.
祝祭
2010-12-04
今流行りの「断捨離」の観点から、2022年サッカーワールドカップの開催地にならなくてよかったと思う。
そして、佐々木りおに十字架を背負わせなくてよかった。
第2のてんちむを生むのは、不幸なだけだ。
個人的には、彼女のプレゼンテーションが今年いちばんの「So what?」であった。
彼女に過失は全くない。
2010-12-03 Fri.
顔見
2010-12-03
暴行の被害者とされているにもかかわらず世間の風当たりが強いことに、僕は同情する。
とんでもない大けがを負わした人物がいまだ逮捕されていない現実に、僕は恐怖を感じる。
そして、自業自得だろうという空気がどこかしら漂っていることが、何よりもいちばん怖い。
真相の究明を待ちたい。
そして、エビちゃんはしばらく謹慎すればいい。
どうせ、忘れてしまうだろう。
賭博で休場していたのがついこないだなのに、活躍したらそのことに触れずに応援したように。
結局みんな、自国の文化が大好きで、自国民をひいきしたがるのだから。
それにしても、実に不自然…メッセージ性のある写真だ。
こんな状況下で、果たして屋上に出てくるものかな。
関係ないけれど、僕にとってかなり上位に来る嫌なこととは、梅沢富美男に非難されることである、と確認した。
2010-12-02 Thu.
軍隊
2010-12-02
忘れていたけど、そういえば今年は「30人31脚」をやらないのだった。
小学校はどこも、朝の読書運動や便器に手を突っ込んで掃除を強制するのに忙しいのだろう。
2010-12-01 Wed.
食前
2010-12-01
ネタ番組が次々に終了していく中、僕が楽しみにしていたある番組も終わってしまった。
その番組とは、大正漢方胃腸薬のCM。
今年のCMにはお笑い要素が見られず、実に不思議な作り。