曇天の続き

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2020-02-29 Sat.

傷心

2020-02-29

卒業式がなくなったり、卒業式のために練習してきた歌が作者の事情により歌えなくなったりと、一部の人たちにとってはとても悲しいことだと思う。
後者は自業自得として、前者は何とかならないものだろうか、とこの僕ですら思う。

そんな中、「2020 本場奄美大島紬展」特別企画 女優・田中麗奈トークショーも中止となった。
新型コロナウイルスに対して、初めて殺意を覚えた。

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2020-02-28 Fri.

拷問

2020-02-28

「R-1ぐらんぷり」の無観客実施は、さずがに驚いた。
もはや、どんな演出になるのかに注目が行く。

一方で、これまで一度も視聴したことがないのでフェアではない指摘となるが、果たして「ひるおび」は観客を必要とする番組なのだろうか。
そして、「ひるおび」を見に行く観客とは、どんな人たちなのだろうか。

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2020-02-27 Thu.

暮改

2020-02-27

企業で勤務している親だけでない。
収入保障などはしないだろうし。
多数だけ見ているわけではないだろうけど、少数を見ている様子が感じ取れない…、それは僕のせいなのだろうけど。

「要請すれば応じるに違いない」ほどの信頼関係は築くことができている、という思いは透けて見える。
…そこまで傲慢ではないか。

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2020-02-17 Mon.

戻時

2020-02-17

お察しの通り、「アリバイ崩し承ります」を見ている。

オープニングの美しさは言うまでもないとして、「ピュア」の既視感も脇に置いてくとして、2019年10月期から久しぶりにリアルタイムでドラマを見ているからであろうが、ストーリーに慣れない。
こんなにも強引で、予定調和で、悲しいものか、と。

第2話のプロットも、「興ざめ」というか、「非現実的」というか、ついていけない。

ネタバレとなるが、犯罪の主犯である医師で、准教授でもある人が、このようなつたない犯罪計画を企てるものだろうか。
自分の余命が少なく、元夫に頼み、有力な容疑者も立てず、保険金で弟の借金を償うことを狙うとは、とってつけたような内容。
防犯カメラのない世界なのかもしれないが、それでもこの程度の危ういトリックで隠蔽して、医師ほどの人物が「うまくいく」と思うものだろうか。
それとも、医師がそこまで追い詰められていた、ということで設定を補うつもりだったか。

そして、真実が露呈した後が悲惨である。
本人は殺害されており、もう弟の力になれない。
元夫は、嘱託殺人罪に問われ、しかも保険金詐欺の共犯にもなった。
そして、弟は唯一の家族を失い、抱えていた借金問題は一切解決せず、さらに姉が保険金詐欺を装おうとしたという汚名も背負うことになった。
この話のどこに、弟を思う愛を感じられるであろう。
それにしても、忍成修吾は、浜辺美波のドラマの犯人役の専属俳優なのだろうか。

ここで思い出されるのは、「相棒 Season7」の最終話である。
おそらく、家族のための自殺偽装、保険金詐欺というものは、救いようのない末路を迎える、という教訓があるのだろう。
もっとも、それだけで終わらず追い打ちをかけて終わらせたのは、さすが「相棒」と言えるところだった。
やはり、そこまでの展開は欲しい。

連続ドラマをリアルタイムで見るのを避けてきたのは、「途中でつらくなるかもしれない」というギャンブルに張れるほどの時間を持ち合わせていなかったからである。
以前書いたとおり、人の気持ちを理解するために「義務」として小説を読むことを自分に課しており、その延長線上に「ドラマを見る」というタスクを2020年は追加した。
早くも、つらい。

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2020-02-16 Sun.

普遍

2020-02-16

僕が初めてCOSA NOSTRAのライブに行ったのは、記録によると、1999年4月23日である。
場所は渋谷のclub asia、と書いてあるが、場所の記憶は曖昧模糊としている。

そのころ、COSA NOSTRAはTOY'S FACTORYからSMEレコーズに移籍したばかりであり、しかも佐々木潤が脱退していた。
行く前までは楽しみだったが、その一方で、僕はどうしても「佐々木潤がいてこそのCOSA NOSTRA」という思いが強かったからか、ライブ終わった後は「何か違うな」という思いがした。
きっと自分が悪いのだとその時は思ったが、やはり感じていたものとは何かが違ったのだと思う。

そもそも、COSA NOSTRAを認識したのは、「Living For Tomorrow」だったのだろう。
その後、「Share your love」や「Jolie」のことを知り、近所のレンタルCD屋で「World Peace」を見つけた。
「World Peace」は、1日に1回は聞いていたように思う。
恥ずかしながら、このころは借りてきたCDをカセットテープにダビングしていた時代である。
僕が作ったテープは、7曲目の「PRECIOUS MOMENT」でA面が終わり、B面は「SAY GOODNIGHT」から始まっていた。
「I WANNA BE FREE」から「SWEET CHILD」、「DAY BY DAY」から、S.E.を挟んで「World Peace Part 1」、そして隠しトラック、という流れがとても好きで、聞くたびに気持ちが高揚した。

大学受験の時は、ICE、オリジナルラブとともによく聞いていた。
当時、僕は英語のリスニング試験の出来が良くなく、ふがいない結果に悩まされていた。
入学試験の英語が始まる直前、池のほとりに行き、「最後にこれを聞く」と決めていた「World Peace」を耳にして、突如として鈴木桃子による英語の詞を聞き取れる感覚を得た。
「これは、もしかしたらいけるかもしれない」と根拠のない自信を抱き、リスニング試験に臨み、その結果かろうじて大学に滑りこむことができた。
上京がかなったのは、COSA NOSTRAのおかげである。

東京での生活は、働きもしないので、当然金に困るばかりだった。
「Trip Magic」「OUR THING」と続くアルバムは購入できたが、以前に出たアルバムを買うには金がなく、よく中古のCD屋をめぐっていたような記憶がある。

その後、COSA NOSTRAから佐々木潤が抜け、レコード会社を移籍した。
僕は割のいいアルバイトを見つけ、少し余裕ができたので、ライブに行ったものの、よくわからないまま終わった。
そして、鈴木桃子が脱退し、新譜が出なくなり、鈴木桃子の新譜は聴いていて、国岡真由美とライブをやっているのを聞き…、しているうちに2020年を迎えた。
僕はまた渋谷に戻り、ライブ会場へと向かった。

それは、鈴木桃子のデビュー30周年を記念するライブ。
ゲストが、小田玲子、野宮真貴、そして佐々木潤。
迷うことなくチケットを買った。

観客は、年上の人たちが多く、もしかして自分が一番若いのではないか、と思うが、そんなことはないだろう。
会場のあちらこちらで談笑が繰り広げられていたが、これは後でわかることなのだが、鈴木桃子の知り合いというか後援者も多かったようで、身内のパーティーに混ざってしまったような感覚だった。
もっとも、どこにいても居場所がないと感じるのが、自分というものだが。

開演。
「Friends & Lovers」の後の「Marmalade」で、昔のままの鈴木桃子を確信する。
MCは、30周年ということもあり、鈴木桃子のデビュー前からを振り返るというものだった。
知らなかったことも多く、早くも来てよかった感にあふれる。
病気もあったし、COSA NOSTRAを脱退するきっかけとなった出産を経て、娘たちも20歳を迎えた、とのお話。
娘「たち」という言葉が自然に出るところが、ファンとしてはうれしい。
高校時代に書いたという「So Happy」を聞き、音楽の道を進み続けた鈴木桃子の幸せに包まれる。

「Footsteps」の後に、佐々木潤が登場。
観客が立ち上がり、「Be Yourself」でものすごく盛り上がる。
脇田もなりのプロデュースで縁が復活したのがきっかけで、今後は新ユニット「visible tangible love」としての活動もあるとのことで、新曲「Cosmic Angel」が披露された。
これこそが自分が待ち望んでいたことであり、未来を期待できる曲であった。

そのあと、野宮真貴。
初めて実物を見たが、それはそれは異質のたたずまいである。
鈴木桃子が参加した「きみみたいにキレイな女の子」に続き、「Happy Sad」が披露された。
これが本物である。
前から7列目で鑑賞したが、なかなかこの距離でプロの仕事を目の前で見る機会はなく、これだけでもライブに足を運ぶ意味があると思う。

そして、小田玲子。
今は、結婚して宮崎に移住し、エステティシャンをやっているとのことに驚きだが、「Springtime Kiss」を聞くと、全く変わらないハーモニー。
「Sweet Child」「Communication」「Let's Sing And Dance」と続き、「Girl Talk」、最後は「Living For Tomorrow」。
"Peace", "Unity", "Love"のサインで、観客が一体となる。

アンコールは、「Share Your Love」、そして「Jolie」。
僕は懐古主義が苦手だが、聴いているときは時間が戻ってしまった。
一番好きで、思い入れがあるのは、やはり「World Peace」なのだが、それはまたいつか聞けるのかもしれない。

あの年代は自分より2つくらい上の世代で、力があって、強くて、近寄りがたさがあった。
それは今も感じていて、終わってみると、見せられているだけで参加することができていないもの悲しさを覚える。

ライブから2日後。
偶然同い年の男と話す機会があった。

「最近、娘があの曲を好きなんだよ、ORIGINAL LOVEの…、何だっけな…」
昔だったらとどまることなく曲名が口をついたのに、今は思い出すのにスマートフォンを駆使しなければならない。
彼がたどり着いたのは、ORIGINAL LOVEの「サンシャイン・ロマンス」。
アルバム「EYES」に収録されている名曲であり、「娘がこれを選んでくれてうれしい」という彼に、僕は激しく同意する。

彼とは生まれ年が同じというだけで、生まれ育った場所はまったく異なる。
それにも関わらず、その時の音楽の話をすると、話が止まらない。
相手の立場や知識を気にせず、思ったことを躊躇せず場に出して、それを受け止めてくれることができる人は、ほんの薄い世代にしかおらず、有難いことである。
それを強く感じながら暮らしを続けるということが、ロスト・ジェネレーションの宿命だと思う。

その彼に、ライブで野宮真貴を見たことを話し、「この3月で還暦らしいよ、何といっても「3月生まれ」だからね」と伝えると、「えっ、野宮真貴が還暦」と何度も驚かれた。
お互いに自分の年齢を思った。

https://www.barks.jp/news/?id=1000179397

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2020-02-13 Thu.

一会

2020-02-13

これで、ドンナトキモ槇原もお蔵か…。

いやいや、20世紀中に存在自体がすでにお蔵だった、自分の中では。
よく知らないが、21世紀になって、映して利用するTVがあったのだろうか。

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2020-02-08 Sat.

郷人

2020-02-08

見てはいないけれど、福岡県人会に田中麗奈さんも参加されるのであれば、「否定的な見方はやめしまい、名を上げる努力をせないかんね」と思いなおす。

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2020-02-02 Sun.

在中

2020-02-02

「あー、生まれてきてよかった」と思うことは、確かに何度かあるようだ。

駅を降り、バス乗り場を探す。
どんなに工夫されていても、未知の地におけるバス路線探しは要領を得ない。
ここでも20分ほど悩み、ようやく適切なバス路線を見つける。

コミュニティバスほどの大きさの車両は、離合…、すれ違いのできない細い路地を進む。
乗客全員が終点のショッピングモールを目指しているもの、と思い込んでいたが、よくわからないところで乗客が下りていく。
駅で乗った時には混んでいたバスに最後まで乗っていたのは僕だけだった。
まさか、交通系ICカード以外のICカードで運賃を払う路線バスがあるとは。

駅からバスで30分もかかったショッピングモールまで来たのは、シネマコンプレックスのためだ。
こんな辺鄙な…、旅情豊かな場所まで足を運ぶ必要はないのだが、チケットが手に入ったこともあり、「行ってみないとわからないこともあるだろう」と言い聞かせ、ここまでやってきた。
ウェブサイトにバスでのアクセス方法がほとんど説明されていなかったのは、このモールが自家用車所有の客をメインに相手にしているからのようだ。
控えめに言って、「今日中に元の世界に戻れるのだろうか」と不安になる。

シネマコンプレックスの開場時刻まで時間があるので、マクドナルドで休憩。
本日2杯目の、マクドナルドのホットコーヒーである。
生理現象を覚え、店内をさまようが、化粧室が見当たらない。
店員に聞くと、店内にはなく、一番近いのは併設するホームセンターのそばにあるトイレだという。
3分かけて歩いて、用を足す。

ようやく時間となり、チケット売り場に行く。
チケットがあるのに有人のチケット売り場に行くのは、やや面倒である。
モニタに図が現れ、係員が「どの席にしますか」と尋ねるので、画面を指で触れたが何も反応しない。
指さした座席番号を係員が打ち込み、発券されたチケットが手渡される。
この手の過ちは、すでに100回ほど繰り返しただろうか。

予告編。
「1917」のワンカット映像についてのコメントは、「それはそれは大変でしたね」としか言いようがない。
タイトルだけ聞くと「AI崩壊」はいかにも面白くなさそうなのだが、予告編では判定できなかった。
一方で、予告編を見る限り、これは見ないだろうと思ったのは、「アパレルデザイナー」。
堀田茜は目を丸くして声を荒げているだけのように見えたが、きっとそんなことはないのだろう。

ようやく、本編。
「男はつらいよ お帰り 寅さん」。
僕は、人が都合よく死ぬ話が苦手で、僕の分類によると、この映画もそれに当てはまる。
また、僕の分類では、この映画はファンタジーである。

寅さんを見ていた人なら、見ておいて損はない映画である。
満男が運転する車のナンバー・プレートに気づいたくらいにしか内容はわからなかったけど、楽しむことはできたし、出川さんが出演していることに胸が熱くなった。
ただ、コーヒーを2杯飲んだせいか、トイレを我慢するのがつらかった。

映画館で「男はつらいよ」を見ることなど、一生ないと思っていた。
それが実現するとは、まさに奇跡の映画である。
ごくまれに「生きてきて、いいことがあった」と思うことが本当にあるものだ、と知る。

ところで、今週はこれに加え、「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」も観た。
「スター・ウォーズ」は42年、「男はつらいよ」は50年続くサーガである。
スケジュールの都合とはいえ、それらを同一週に見てしまい、頭がいっぱいになってしまった。

「スター・ウォーズ」は、無難な終わり方だったな、と感じた。
先日、知人にすすめられた「ローグ・ワン」を見て、これがとてもよくて、それで期待値が上がってしまっていたのだろう。
確かなのは、映像は、大画面で見ておいたほうがいい。
ともかく、これで終わった。
「坂の上の雲」を見終わった時と同じ感想だ。

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2020-02-01 Sat.

不在

2020-02-01

このままいくと、2代目「科捜研の女」を引き継いでくれるのだろうか。

これで今シーズン、4本のドラマを見ることになり、時間が足りない。
「ゆるきゃん△」を見始めてしまったのがまずかった。
時間を取れる週末が楽しみで仕方がない。

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