頃合
久しぶりに、宮澤美保の名を見た。
久しぶりに、宮澤美保の名を見た。
「ドラマ23」という番組があったことを知った。
Wikipediaによると、「ドラマ23」は、1987年10月から放送されたTBSの月-木帯ドラマ枠である。
30分番組で、基本的に1週4話完結。
タイトルリストを見ると…、というより、タイトルリストが残っていることがすごいのだが、キャストがまた豪華である。
これを毎週放送していたのか、と思うと、豊かな時代である。
「2時間ドラマを分割しているだけだろ」という指摘は正しいかもしれないが、今となっては毎週2時間ドラマを放送することすらおぼつかない。
僕がかろうじて覚えていたのは、賀来千香子主演の「典奴どすえ!」ぐらいであった。
忘れないためにも、「好きなアナウンサーは」という問いに対する答えは、「杉崎美香、市川寛子、江崎史恵」と決めていたことを、ここに記す。
実際に質問されて、まず杉崎美香を思い出し、次に名前が思い出せないままに江崎史恵を思い出し、自宅に戻りメモを見返して市川寛子の存在を思い出す始末。
関谷亜矢子などと、言わなくてよかった。
それにしても、この機会で調べることになった江崎史恵がアナウンサー業務から離れていて残念。
日曜の朝。
何もすることがなくて、仕方なく「サンデーモーニング」を見る。
寺島実郎が黒板の前で説明するシーン、以前からなぜか面白いと思っていたが、ようやくその理由に気づいた。
説明している内容は異なるが、やっていることは、ケーシー高峰と同じである。
それにしても、「サンデーモーニング」はなぜ、体に厚みのある同じような格好の男性コメンテーターを集めるのだろう。
あるいは、集まってくるのだろう。
1991年「夢列島」内のBIG3企画を視聴する機会を得た。
それにしても「視聴する機会」としか書けないのは、本人としても歯切れが悪い心地がする。
覚えていた内容よりもはるかに強烈で、「ここまでやっていたのか」と2016年に毒された僕は思ってしまう。
秀逸なのは、車庫入れに向かう際に、ちゃんとゴルフクラブを持っていくところである。
「いいとも グランドフィナーレ」でスペアを作るところも見たが、タモリさんに先の笑いを考える冷静さを見せつけられる。
これによって生まれたゴルフクラブで車体を殴る笑いは、ほぼ破壊活動である。
また、ヘッドをラッカーで塗るという、さんまさんの細やかさも涙ぐましい。
さんまさんのツッコミの前のノリで、笑いを増幅させているのだ、と改めて気づく。
さらに、あの状況で、最後にタモリさんが車庫入れを難なくこなすところも、さすがだ。
佐藤泰志「海炭市叙景」を読了。
短い時間を切り取り、大きな動きのない様子を、1つの季節について9編つむぐ。
登場人物の心の中に降りていき、そう簡単に出ることのない思いを丁寧に描き、それでいて現実は滞りがないように過ぎていく。
そんな仕事は、僕から見るととても大変そうに見えるのだが、小説家にとってはどうなのだろうか。
海炭市のモデルとされるのは、函館市である。
何もない場所から、繁栄がもたらされ、時代のなりゆきに伴い市の中心が移り変わり、やがて画一化した文化が外部から持ち込まれ、はびこるようになる。
函館と対称的な場所にあり、過去に路面電車を有していた北九州市に生まれた僕は、自分の出身地のことに想いを馳せざるを得なかった。
かたくなに「首都」と称する作者の姿勢にも、矜持を感じる。
さて、「今治水」である。
歯痛をごまかすために、中年男性が塗っているものだ。
「こんじすい」と読む。
「今治水」1つ取り上げるにしても、こんな人の描き方があるものかと、感心する。
さて、僕はいつまで、飲み屋で店員から「お兄さん」と呼びかけられるのだろう。
これと同様の問題を僕は抱えていて、見知らぬご婦人に対し何と呼び掛けていいのか、悩んでいる。
たいていは「すみません」と呼びかけるようにしているが、これでは失礼ではないか。
「お姉さん」でもいいのかもしれないが、それでその場を平穏にやり過ごせる自信がない。
情報処理技術者試験を受験。
場所は、地名に異議有り大学、城下町キャンパス。
2016年春期に続き、3回目。
自宅から近くて便利なので、「ここも飽きたな」などと絶対に言ってはならない。
今回は、5回目のネットワークスペシャリスト。
これまで、2004年、2005年、2008年、2015年と受験してきて、いずれも不合格だった。
このうち、2008年は午前で脱落、2015年は午後Iが52点で残念な結果に終わっている。
午前Iは免除。
午前IIからの受験。
午前I免除者の教室だったので、入室を待つことはなかった。
教室は、120名の定員のうち7割前後が出席か。
そのうち、確認できた女性は4名だった。
2008年春期の感想に付け加えたい。
ネットワークスペシャリストも「the 男の資格」である。
聞いたところによると、基本情報技術者試験の男女比は異なるようだが、僕が受験したのは14年前のことであり、記憶にない。
そもそも、東武東上線沿線だったということ以外、どこで受けたのかすら覚えていないのだ。
午前IIは自己採点し、通過水準に達していることを確認した。
1問勘違いで間違え、1問勘で当たっていたので、ひやひやである。
午後Iは問1、問2を、午後IIは問1を選択。
これまでになく手ごたえを感じた一方で、凡ミスもいくつかしている。
そもそも、60点の水準がどんなものかわからないので、解答例が出ていない現在、「こんなのでは足りなのかな」という気持ちで心の中が満ちている。
「サブミッションポート」という名前、対応したのが10年前であり、もう覚えていなかった。
生活圏内にシネマコンプレックスがある。
しかし、そこには行きたくない。
行きたくない理由は、映画本編の前に流れる「ウェルカム・ムービー」が嫌いだからである。
具体的に言うとわかってしまうので(つまり、それくらい大きなチェーンなので)言わないが、とにかくあの映像を見ると、げんなりする。
だから、というわけでもないのだが、最近はもっぱらTOHOシネマズに行く。
もはや、大画面の山崎紘菜を見るために映画館に足を運ぶ、と言われても、言い訳できない。
少し前ではあるが、網戸が破れていたので、自分で張り替えた。
業者を呼ぼうとしたが、ウェブで調べると「あなたでも修理が可能!」と強迫しているサイトがいくつか見つかったので、軍門に下りホームセンターに行く。
網と網戸修繕用カッターナイフ、網戸修繕用クリップを購入。
およそ2,000円。
自宅の(草取り専用)庭で、作業。
難儀したが、ようやく三辺をとめ、後一辺となったところで気づく。
丈が足りない。
思えば自宅の窓は、一般的なそれよりも長く、カーテンも2m20の丈のものを買わなければならない。
買ってきたのは長さ2mの網で、それでは少し足りないのだ。
再びホームセンターに行き、6mの網と缶チューハイを買う。
自宅で、缶チューハイを冷蔵庫に入れ、2mの網をはぎ取り、6mの網を付け直す。
最初よりも要領を得て、まあまあきれいに張り替えることができ、作業終了。
15年以上昔のことだが、登場人物の口が小さく、やたら丸みを帯びた線のタッチで描かれた時代のアニメ「ドラえもん」があまり好きではない。
同じころだったか、「サザエさん」にも、登場人物の顔に余白がやたらと多く、身体が細くて足が長く描かれた時代があって、それも好きではなかった。
流行りだったのだろうか。
時々、mihimaru GTのアルバムを聴く。
ベストアルバムの中に「ラジマルGT 傑作トーク集」があり、それを聴くのも楽しみの1つである。
mihimaru GTメンバーのトークも好きなのだが、古坂大魔王のトークが面白い。
「mihimania Collection」に収められたトークの中で、将来の夢について聞かれた古坂大魔王が、
「夢はお笑い芸人になることだったので、もうすでに叶った」
というのが、とてもいいなと思う。
なりたいものになってしまったのだから、後は楽しく過ごしていればいいのだ。
こんなに幸せなことはない、そう思わせる話しぶりだった。
話が変わる。
正直僕にはよくわからないのだが、世界1位を獲ったピコ太郎は称賛に十分価すると思う。
現在進行形の需要に応えているのだから、本当にすごい。
オリコンチャート1位の曲が3位で、今週の第1位は関ジャニ∞の「パノラマ」でした。
このような「CD SINGLE RANKING」を放送する「ミュージックステーション」は、「オリコンは信用するな」というより、「単なるタイムラグです」と言いたいのだろう。
僕のレーダーでは、先日食べたリンガーハットのチャンポンの中にタマネギを確認できなかった。
これは、僕にとっては喜ばしいことだ。
かなり過敏なレーダーと自負しており、実際その時に、チャンポンの中に入っている天ぷらには、練りこまれているタマネギの存在を感じたのだが、もしかして克服した?
さて、タマネギの価格が高騰中である…。
2012年に購入したiPod nano(第7世代)を、事情があって先日手放した。
代わりとしてASUS Zenfone2 Laser (ZE500KL) を、ポータブル・プレイヤーとして使用し始めた。
最初に試したのは、PCからスマートフォン本体に音楽ファイルを移す方法。
iSyncrというソフトウェアで、無線LANを通じてコピーしたが、ファイアウォールを一部解除したり、移すのが煩わしかったりして、やめた。
次に試したのが、Google Drive。
ファイルをクラウドに上げ、スマートフォンのプレイヤーで再生。
これはなかなかよかった。
一方で、ドライブ上にファイルを上げるのが、かったるい。
そして、Google Play Music。
Chromeにアドインを入れ、iTunesからChromeを通じてファイルをアップロードした。
無線LANがつながらないところで、WIRELESS GATEを通じて再生してみたところ、音声がとぎれとぎれ。
そこで、ファイルを事前にダウンロードしておき、聞くことにした。
しかし、これでは、聞きたいアルバムを事前にダウンロードしておかなければならず、やはり不便。
スマートフォンのデータ容量にも限界がある。
OCNモバイルONEを使い始めてから、改めてストリーミングを試してみた。
やはり始めのうちは途切れるのだが、しばらく放っておくとバッファが効いてきて、途切れなくなった。
これは実用に耐えられる、という判断をし、Googleが提供しているMusic Managerをインストール。
iTunesにあるミュージックファイルをすべてアップロードした。
2013年9月以来、リッピングを続けた結果、iTunesには1,126枚のアルバム、15,400曲以上が登録されており、すべてアップロードするのに2昼夜かかった。
一通りのアップロードは終えたが、3つのファイルがアップロードできなかった。
うち2つについては家にCDを持っていて、そのうちの1曲はFIRST IMPRESSIONの1stアルバム「WHAT'S NEW」の最後の曲だった。
確かにiTunesに登録されたファイルが壊れていたので、CDからのインポートを実施。
ただでさえ数が少ないFIRST IMPRESSIONの曲のうち、1つを聴き損ねていたことに、初めて気づく。
Google Play Musicによって、音楽を聴く移動時間を手に入れた。
プレイヤーとして望むべく機能がないのが不満だが(例えば、スマートプレイリスト)、慣れてしまえばたいしたことはない。
低速モードで十分再生できるので、データ通信量を気にすることもない。
ただ、何度かやってみたのだが、HE-AACのファイルをアップロードすることができなかった。
サポートにもHE-AACは「対応する形式」に含まれていない。
ウェブを探したが「HE-AACはアップロードできない」という記述を見つけられなかったので、ここに記しておく。
結局、HE-AACはGoogle Driveに上げ、スマートフォンのプレイヤーでダウンロードしたものを聞いている。
「世にも奇妙な物語」2015年秋放送分をようやく、ようやく視聴。
この年の秋の放送は、25周年の2週連続企画であった。
1週目の「傑作復活編」。
視聴者からの投票という、僕の考察の表明は控えたい事態を経て選ばれた話は、納得感あるものだった。
「昨日公園」のことは全く記憶になかったが、見直してよかったと思う。
「イマキヨさん」についても覚えていなかったが、こちらは思い出さなくてもよかったかと。
残りの3作品「ハイ・ヌーン」「ズンドコベロンチョ」「思い出を売る男」は20世紀のもののリメイクで、特に「ズンドコベロンチョ」は、このネット社会でも通用する仕上がりになっており、満足。
僕は1度、「ズンドコベロンチョ」に似たような状況に陥ったことがあり、その恐怖がよみがえった。
2週目の「映画監督編」。
「事故物件」は水準に達していないと感じたが、それ以外の「箱」「幸せを運ぶ眼鏡」「×」「嘘が生まれた日」はどれも納得の内容だった。
特に気に入ったのは「嘘が生まれた日」であり、奇妙な世界からスタートし普通の世界に変わる、というコンセプトは目新しかった。
「×」は「生きる」へのオマージュが強すぎたと感じ、またオチが少々強引だったか。
「幸せを運ぶ眼鏡」はありがちだったが、オチの落ち着かせ方が世相を表していて、嫌いではない。
「箱」は、虫が出てきたショックで、落ち着いて見ることができなかった。
僕なら、あの時点で永遠にパニックである。
さて、番組途中でダイハツのCMが流れて、「好きになるのに、1秒もいらない。」のコピーの存在を思い出す。
このコピーを最初に見た時に「なんだかなー」ともやもやしていたが、よもやこんな事態になるとは。
一応教訓はあって、「瞬く間に好きになってしまうものだから、冷静になり、時間をかけて考え、慎重に行動せよ」。
「誰だ、へそ隠したの」と視聴している時に確かに言ったが、一夜明けた今は、「良識ある大人がいてよかった」と思っているし、昨夜の自分を恥じてもいる。
どちらかというと他社の過去CMを思い起こさせることが、クリエイティブ性のなさという点で問題だと、僕は思う。
実は、もう1つのCM、「がんばっているが顔に出ているうちは、プロじゃない」については、共感していた。
少し忙しくなると盛大なため息をつくようなしぐさはみっともないな、と思うことがあったからだ。
言っても分からないと判断したことは、もう口にしないようにしているので、直接の被害は受けなかった。
また、そう思ったのは男女問わずに対してであり、女性限定にしか適用されないと思っていなかったので、違和感を持たなかった。
でも、女性用化粧品ブランドのCMなのだから、世間からそうとられることの配慮は必要だったか。
同郷の身として、野間口徹の名にも、記事には触れてほしかった。
あるいは、記事は小松菜奈のプロモーションか。
「アタック25」の男性独身大会など、そういうくくりはみっともないからよした方がいいのにな、と中断期間を挟みつつ高々35年程度しか視聴していない僕は小さく思う。
番組側が出演者に色を出すことを要求せずとも、名の知られぬ一般人が競い合うのを見るだけで楽しめるのが、素人参加型クイズ番組の醍醐味と、僕は考える。
「加齢とともに、酔った夜のことをより深くより長く後悔するようになる」
知人の弁である。
先日、この知人に会う機会に恵まれた。
世代間の考え方の違いの話になった際、僕の発言に対し、
「それは、文化の違い。今問題にしているのは、年齢による考え方の違いだ」
という正しい指摘をしていただき、また恐縮した。
久しぶりに会ったことで、以前の関係性がリセットされ、持ち前の人見知りと自ら醸し出す疎外感で、要領を得ない会話の続いた悔い残る夜を越えた、次の日のことである。
起きると猛烈な頭痛。
シャワーを浴びても、歯を磨いても収まらず、再び寝床へと戻った。
その日の夜、調子だけは取り戻した。
就寝までの時間、スマートフォンで音楽でも聞こうとイヤフォンを探すも、見つからない。
鞄の中にもなく、「落としてしまったか」と思った後、推理力が働いた。
昨夜着ていたシャツのポケットを探ると、やはりそこにイヤフォンはあった。
シャツは既に洗濯済みで、部屋干しされていた。
「2年間使った」と自分に何度も言い聞かし、新たなイヤフォンを購入するために家電量販店へ向かった。
僕が求めるイヤフォンは、耳栓型で、長さ0.6mのものである。
胸ポケットにプレーヤーを入れた際、短いコードであればコードが邪魔にならない。
プレーヤーを鞄に入れて使う際は、別に持っている0.6mの延長コードを用いる。
事前にネットで調べて、オーディオテクニカのATH-CK330Sにしようと決め、店を探すも、商品が見つからない。
散々探し回り、見つけはしたが、0.6mの長さのイヤフォン売り場は足元の最下段、わずかな区画に数種類だけである。
オーディオテクニカの商品に絞ると、長さ0.6mの商品は1択となる。
僕がほしいもののいくつかは、きっと需要がないのだろう。
値段は約2,000円。
これまでも断線や紛失のリスクを考えて値の張らないものを選んでいたし、そうでなくても0.6mであるというので選択肢が限られていたのだが、今後は水没リスクまで考慮し、商品を選ぶ必要がある。
そう考えると、いくらコードが短くても、Bluetoothは時期尚早である。
そもそも、高いものを選んだところで、耳のスペックが知れたものである。
これを機に、酒席でひっきりなしに酒を飲むのは、もうやめよう。
何度も決めていることだし、年齢を重ねれば重ねるほどシビアに効いてくる後悔と反省だ。
だが、悲しいかな、大事なことから忘れてしまう。
そして、宴のノリについていけず手持無沙汰になるが上に進んでしまう酒に、また飲まれてしまうのだろう。
要は、参加しないに越したことはない。
でも、会いたい人、話したい人がいることも確かではあるのだ。
次の機会のためにも、人に迷惑をかけず、煙たがられないようにしよう。