線引
2009-07-31
成人年齢を18歳に引き下げよう、という話がある。
現行の20歳で何か問題があるのだろうか、と疑問に思う。
きっと、ある方々にとって何か都合の悪いことがあるのだろう。
国民年金保険料の納付開始年齢を下げるため、としか僕には思えないが、それは間違いなくうがった見方だ。
高校卒業と同時に地元を離れる人が少なからずいるので、地元を離れる前に地元で成人式に出席できるようにするための国家的配慮なのかもしれない。
仮に年齢を引き下げたら、引き下げ移行期の成人式はどうなるのだろう。
前年までは20歳が成人式に出席し、引き下げた年からは18歳が成人式に出席。
となると、2年分浮いてしまい、成人式に1度も出席できない人が出てきてしまう。
成人式を複数回経験した安西ひろことは対照的だ。
「成人」というキーワードで思い出すのが、中谷美紀。
化粧品のCMで、彼女は「28歳、少女でもない、大人でもない」と言った(正確には「言わされた」)。
当時、僕は「あのCMはひんしゅくを買うよなー」と発言し、その結果僕は周囲の同年代女性のひんしゅくを買った。
今こそ、このコピーを考えたライターを成人年齢引き下げの審議の場に呼んでほしい。