曇天の続き

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2024-10-26 Sat.

仄苛

2024-10-26

秋、ということで、いろいろ見たり読んだりした。

まず、「相棒」。
百貨店代表取締役の背任行為を題材とした「家政婦は見た!」のような、事実のパロディドラマは、作っていて面白いだろうな、と思う。
最後、なぜ引いたのかが、よく理解できなかった。

次に、映画「サトラレ」。
映画とは信じられない、ドラマ的演出。
いくつもいくつもツッコミどころがあり、それを「コメディ」という枠組みでは許せないクオリティである。
台詞による説明に即座に飽き、ヘリコプターで向かう演出が信じられなく、別作品とのつながりを思わせる(興味がない)。
あんな会議、あんな参加者、フィクションでしか見たことがない。
ただ、八千草薫の役だけが絶対的安定であり、これを欠いては成立しない実質的主役といえよう。
ずっとそばにいて、全部知っていて、悟られることもなく、それで本人を信じているわけだから、よほどの人格者と言える。
次点は、松重さんの独演である。
なぜ今これを見ているか、というと、ウィッシュリストを処理するためでもあるが、「本人以外誰もが、その本人のことを知っている」というシチュエーションに共感を感じるかも、と期待したからだ。
うかがえるモチーフを思うと、原作とかけ離れたことが映画ではなされているのではないか、と推測する。
レンタルしたDVDには、監督のコメンタリーがついている。
でも、時間がない。
サウンドトラックをウィッシュリストに登録したため、結局リストの長さは変わらない。

本も読んだ。

まず、オースティン「高慢と偏見」。
英語学習用のリライト版で読んだ。
なんだか、全くわからなかった。
虫が好かない奴が、いい奴に変わっていくのだが、その辺がついていけず、リライト版で読んでいるのがひどいのか、リライト版でも読み取れない自分の英語力が悪いのか、判断がつかない。
かといって、翻訳を読むほど、はまることもなかった。

宮本常一「忘れられた日本人」。
そんな風に、みんながみんなのことを知っているシステムがあったから、窮屈に感じる。
自分の欲しいものが「人がいない、機能だけ提供している都市」だと最近思い当たり、心の底からうんざりし、息苦しさが増している。

TVは、「路線バス乗り継ぎの旅W」第4弾。
実はW第2弾でいよいよ嫌になって、第3弾の視聴をスキップしたのだが、その答え合わせをTVerで見て、髙木菜那の取り組み方だけにとても好感を持ち、「我慢してでも見ればよかったか」と後悔した。
他の2タレントとの対比も見事なもので、特に2戦しか出ていないのに、さも経験があるような態度をとる、キャリアの乏しいはずのタレントについては、呆れを通り越して、少し感心したくらいだ。
あれくらいの横柄さがないと、カメラの前にのこのこ出られないだろう。
第4弾では、その2タレントが降板し、おそらく、2024年最もすっきりした出来事になった。
放送を楽しみにしていたのだが、録画に失敗。
いよいよレコーダーを買い直さなければならない。
それで、TVerで見たのだが、一貫した前向き思考で、最初はちょっと息苦しいところがあったものの、2日目の粘りと宿泊が後の行程にいい影響を与えたのか、3日目、最終日は楽しく見ることができた。
髙木菜那のタレント力がますます高まれば、あるいはエンタテインメントのエッセンスを入れられるゲストを迎えられれば、この座組はいけるだろう。

これだけ遊んでいたら、行政書士試験の学習もままならない。

僕の受験アプローチは昔から変わっておらず、「勉強以外、何もしない」である。
勉強時間は、せいぜい1日1時間程度しか持続しない。
それ以上やると飽きるし、疲れるし、やっている自分が恥ずかしくなる。
かといって、近づいてくる試験が気になって、他の仕事や作業に手を出すことをためらってしまう。
だから、疲れもしない、はまりもしない、読書や映画、TVに逃げ込むのだ。

先週は、1週間かけてテキストすべてを読み直した。
1週間でテキストを1周できるほどに、理解力がついたのだ。

残り2週。
今後は、記憶と解法に焦点を当て、実戦形式で準備を進める。

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2024-10-20 Sun.

零落

2024-10-20

行政書士試験の学習状況。
今週は、行政法と民法の債権の部分について、テキストを読み進めた。
また、行政法と民法の記述式問題を読んでみた。

これで、テキストの理解は一通り済ませた、つもり。
あと3週で、記憶の定着を図ることにする。
今は、週3回の昼食時、週2回の終業後、そして週末に1回、それぞれ約1時間の勉強時間を確保している。
これをもう少し増やし、終業後の学習を追加する。
また、通勤時間の読書とラジオ聴収を控え、テキストを何度も読む。

試験に臨むための体力と集中力が足りない。
加齢のせいもあると思う。
また、先の試験のことを思うと、他のことが手につかなくなる。
仕事をまともにできていないのは前からだからいいとして、自宅にいても、空き時間があっても何かをする気がなくなる。
「空き時間にテキストを開かなければ」と思うが、それが億劫でしない。
かといって、他のことをする気が引ける。
試験の戦い方も、以前のようにはいかなくなっている。

試験が終わったら、その日はすぐに家に帰って、休む。
近いうちに休みを取って、遠出して、寿司、ステーキ、焼肉その他中華を食べたい。
でも、年末が近づき、時間の自由がなく、休みが取れないかもしれない。
そして、金もない。

勉強の習慣は続けたいものだと思う。
結局それしかないし、それをしない自分はいよいよ誰からも相手にされない。
体力や忍耐力では話にならず、言うことも素直に聞くこともなく、人に頭を下げる振りすらできない。
だとすると、七面倒な決めごとを解きほぐして、返してあげるくらいしか、できない。
そのためには、頭を使い、万般な知識に触れ続ける訓練を続けざるを得ない。
それだって、掬った先から零れ落ちていく。

使い勝手がいいから、使ってもらえている。
それ以外に、存在意義などない。
自分が受け入れられる「使い勝手」は限られている。
位置を保つためにあがく。

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2024-10-13 Sun.

夜想

2024-10-13

改めて、残り4週間となった行政書士試験について、現在の学習状況を記す。

手元には、市販のテキストと問題集がある。
テキストを読んで、問題集を解く、というだけで、試験に臨もうとしている。

まず、憲法と基礎法学は、テキストを3回読み、問題集を2回解いた。
これらについては、後は隙間時間で問題集を解き、より完成度を高める。

次に、基礎知識だが、個人情報保護法以外は、テキストと問題集を2周ほどした。
個人情報保護法の進捗が不十分なのは情けないところだが、これも当日までにはなじんでおきたい。

一番重要な行政法は、ようやく全容が見えてきた。
行政手続、審査、訴訟、賠償、そして地方自治の各セクションの理解に努める。
行政法は、制度を細かく覚えることが攻略のポイントだと考える。

商法は株式会社に、民法は債権に、それぞれ集中することにした。
債権はまだ1周目で、これを攻略するには骨が折れそうだ。

記述式は、まだ問題を見ていない。
一通りテキストを読み終え、そろそろ問題を理解できるほどの知識形成ができたかと思う。
今からやれば、まあ試験までに間に合うだろうか。

平日、昼休憩と終業後に、コーヒーショップで学習を続けている。
1日2回のコーヒー代は少なくない出費であり、時間の捻出も兼ねて昼食を抜いている。
早く終わらせたく、今回の受験で決めたい。

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2024-10-05 Sat.

残夜

2024-10-05

「情熱大陸」は、喜劇人・間寛平。
まさか深夜2時を過ぎても、新喜劇の練習をしているとは。
その舞台を見ることができた幸運。
コンプライアンスによってパッチを奪われたら、彼に何が残るのだろう。
あっちに走って行って、こっちから帰ってきた人に、何の仕打ちが必要であろう。
「心の優しい人の笑いは、誰も傷つけない。 心の優しくない人の笑いは、どこかで誰かが泣いている」

「徹子の部屋」に、宮川大助・花子が出演。
もう十分すぎるほどの笑いをいただいた。
舞台で観客からの元気をもらっていただけるのなら、望む限り舞台に立っていただきたい。

「内村プロデュース 復活SP」。
事前に「有吉弘行をプロデュース」回を見た。
リアルタイムでは純粋に楽しんでみていたのだろうが、改めてみると怖くて仕方ない。
1人ずつ指名され、おもしろいことをしなければならない。
もちろん、周囲のフォローはあるものの、失敗が続けばフェードアウトしていく、というか、そうだったのだろう。
一方で、チャンスもあるわけで、一発ヒットがあれば、それこそ人生が変わる。
矢野ペペが出演するラジオ番組を聴く日常になっていることが、感慨深い。
放送後、猫男爵をやった有吉弘行が、「いい年して、体を張って、偉いですね」という声に対して、「普段の方が大変」と返したのは、重い。
よく考えると、ネタ番組ではない、TVならではのお笑い番組を、もうほとんど見ていない。
自信をもって見ているといえるのは、「モヤモヤさまぁ~ず2」くらいだろうか。
そもそも、そのような番組が放送されているのかもよくわからない。
「お江戸でござる」とか「ジョンソン」とか見ていけばいいのだろうか。
ふざけた発言はやめにして、ちゃんと「爆チュー問題」など見ていこう。

さて、行政書士試験まであと5週間となった。
順調とはほど遠いが、細々と勉強を続けている。

ここで、得点計画を立ててみた。
各セクションでの目標である。

  • 法令科目 5肢択一式 120点 40問中30問
  • 法令科目 多肢選択式 6点 12問中3問
  • 法令科目 記述式 30点 60点満点
  • 基礎知識 24点 14問中6問

基礎知識の正答率が40%必要なので、最低ラインを確保するとする。
法令科目の記述式で半分の得点を目指す。
そうすると、5肢択一式は、30問ほどの正答が必要そうである。
75%の正答率とは、今の僕には、かなり高い目標である。

前年の択一式では、基礎法学が2問、憲法が5問、出題された。
その7問の全問正解を目指す。
残りの民法、行政法、商法で、33問中23問の正答が欲しい。
5肢択一式の対策で基礎を固めていけば、多肢選択式、記述式の点数も期待できるようになる。

実際、基礎知識はもう少し正解できると思う。
仮に基礎知識が全問正解であれば、法令科目で124点取れば合格である。
上記の計画なら、記述式が0点でも合格できる。
基礎知識の満点はあり得ないし、記述式でもお得な問題が出るので、対策をしっかりしていく。

そう、都合のいい計画である。
ようやく得点計画が立てられるほどまで学習が進んだ、というマイルストーンだと考えている。

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