曇天の続き

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2023-03-21 Tue.

入乱

2023-03-21

旅は、五反田駅から。
階段をのぼり、池上線の乗り換え改札を通過する。
この春、東急は運賃を約13%値上げするとのことで、ポスターが掲示されている。
JR東日本ではオフピーク定期券の掲示が多く、運賃値上げについては取り立てて触れておらず、温度差を感じる。
「T.K.K.」と側面に書かれた緑の電車を横目に、列車は出発。

池上線は、実に7年ぶりだろうか。
いつの間にか大崎広小路駅に着き、いつの間にか切通しを進んでいる。
旗の台駅に到着し、大井町線に乗り換え。
次に来る列車は5両編成の普通。

時刻表を眺めていると、大井町線には「Qシート」なる設備がある列車が長津田まで走っている模様。
城南、城西にはなじみがなく、東急の路線網や大岡山駅のような設備を見ると、感心し恐れおののく。
こんな牧歌的な車窓を有する大井町線に、座席指定列車を走らせるとは、余裕というか、過酷な通勤というか。

自由が丘駅に到着。
四半世紀で1度も降りたことがなく、今日も改札を出ることなく、東横線。
バラエティに富んだ車両、というのは好事家を喜ばせるのかもしれないが、規格性を好む者としては、落ち着かなくて仕方ない。
初めてではないはずなのに、目黒線との複々線には通るたびにため息が出る。

日吉駅に到着。
タイミングがよくないようで、次は10分後の新横浜行き。
乗り場の先の方を見に行ったり、改札階に上がったりして、やりすごす。
どこから来たのか、東急車両に乗る。

どこを走っているのかもよくわからず、新綱島に停車した後、新横浜駅。
どこに出るのかもよくわからず、階段を上り続けたらバス乗り場に出たようだ。

相変わらず、横浜は圧倒される感じがする。
12年前、ドトールと並ぶマクドナルドの2階で遭遇した。
鶴見川の向こうには、マンションが見える。
品川までなら新幹線通勤もいいのではないか、ともよく思うが、FREX定期券の値段を調べるたびにその気が失せる。
向かいから歩いてくる集団の騒ぎから推察するに、サヨナラ勝ちしたようだ。

ラーメン博物館は入り口から行列ができていて、珍しく並んでみる気になったものの、モニタに「現在、店は45分待ち」とあり、退散。
新横浜駅に戻り、団体待合室があった場所に行く。
12年前はここで夜を明かしたわけだが、あれから間もなく待合室は閉鎖されてしまった。
新幹線の高架下を進む。
ここにあったケンタッキー・フライド・チキンで、身動きの取れなかった12年前の僕は時間をつぶしたのだが、こちらも閉店してしまった。
この日の昼食は、つけ麺とした。
近頃、素朴な店で食事をとる胆力が失せている。

「落ち着いた焼き鳥屋で昼食を」と常々思案してきたのだが、キュービックプラザのレストランフロアにそれがかなえられそうな店を発見。
エレベーターで階を上がる。
店前を確認すると、昼の営業はランチメニューのようで、残念。
梅蘭にも行列ができていて、下で済ませたのが正解だったようだ。
下って、上って、下って、下って、新横浜駅から出発。

羽沢横浜国大駅に到着。
「これから来ることがあるのだろうか」と2019年11月に思ったが、案の定それ以来の来訪となる。
下車することなく、出発。

西谷駅で少し待った後、列車は西へと進む。
TOQビジョンは相鉄線内でも放映していて、消防団がどうとか言っている。
そういえば、僕の誕生日はアンラッキー後藤のそれとすごく近い。

大和駅で下車。
地下ホームから改札を出て驚いたのは、プロムナード。
相鉄線の跡を遊歩道として整備したと推察できるが、立派なことを考えた人もいたものだ、と感心。
ただ、「大和なでしこ広場」については、コメントを留保する。

相鉄線改札を入り、乗り換え改札を通過し、小田急江ノ島線の高架ホームへたどり着く。
急がないので、各駅停車。
中央林間駅に到着し、北口改札を出る。
穏やかで味がある街並みである一方、東急側の出口は印象が異なる。
洗練されているというか、都会というか、東急ストアというか。

田園都市線に少し乗り、南町田…南町田グランベリーパーク駅で下車。
あれは保土ヶ谷バイパスでしょうか。
まあ、人が多い。
よそに行かなくても、ここで事足りるのだろう。

久しぶりに田園都市線で、東名高速を眺めつつ、帰宅。
今後のイベントを確認すると、いずれ宇都宮とかひたちなかとか行かなければならない日がやってくる。
そのあとは、瀬谷に行ったり、もしかして橋本までとかに行ったりすることになるのだろうか。
未来を思うと気が滅入る。

そういえば、今日のどこかのタイミングで、渋谷駅の山手線ホームに行ったのだった。
もう過去のたたずまいは忘れてしまっているし、相変わらずの出たとこ勝負。

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2023-03-19 Sun.

撮休

2023-03-19

映画「プライド」を視聴。

一条ゆかり先生原作作品であり、普段ならおよそ手に取らない映画である。
近所のレンタルビデオショップで、「金子修介」で検索したら、知らなかったこの映画が出てきて、借りてみた。
自分は偏狭な映画鑑賞者であるから、気にしないでほしいのだが、見られなくはない映画であった。

監督のコメンタリーがあり、楽しめる内容であった。
映画製作の様子を知るのは楽しい。
CGがうまく利用されていたり、シャンデリアを壊したが保険でカバーできたり、五大路子はおしゃべりだったり、とか。

コメンタリーによると、ジョン・カビラは日曜に仕事をしないそうだ。
理由は、クリスチャンだからである。

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2023-03-11 Sat.

絶呼

2023-03-11

体調がすぐれない。

春と秋、毎年同じころに同じことを繰り返している気がする。
今回も月のはじめに悪寒がして、そこからずっと咳が止まらない。

目がかゆく、鼻水が出て、喉が痛くて、せきが出て、皮膚がちくちくとかゆくて、熱がないものの、花粉症ではないと言い切って過ごす。

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2023-03-05 Sun.

水前

2023-03-05

久しぶりの休暇。

川崎から5年ぶりの大師線、4両編成の列車は川崎大師駅。
駅前から参道を目指す。

右手にやけに壁が続くな、とは思った。
道路脇にガムテープが小さくいくつも貼ってあって、その1つ1つにいろいろ書いてある。
何と書いてあったかは忘れたが、30個くらい見て、それが露店のバミリであることに思い当たった。

角を右に曲がり、あっ、こういうことかと気づき、折り返して参道を進む。
飴が売ってあるのだが、求めることはなかった。

どこにでも顔を出している弘法大師の聖蹟あっての川崎大師か、と来る前は思っていた。
調べてみると、平間寺は、1128年海中から引き揚げた網に弘法大師の木像があったことが、建立のゆかりである。
まあ、浅草神社みたいなものだろう。
「祖父に会うために高野山に行きたい」と常々思いながらも機会を得られず、そのうちに祖母も行ってしまった不孝をお大師様に詫びる。
南無大師遍照金剛。
ただ、僕の宗教上の理由から、賽銭を奉ることはできない。

寺の境内を歩く。
何かいろいろあって、ありがたい、ありがたい。
歩いているうちに、公園に出る。
行った後に、「瀋秀園」という中国庭園があったことを知り、残念。

門前を過ぎ、大師銀座を抜ける。
この辺、住みやすいのだろうか。
産業道路に突き当たり、踏切跡を見学。
厳密にいうと、線路が地下化してから通ってないわけだが、こだわりないからいいか。

事前にバスの時刻は調べており、それに間に合うように歩いてきたわけだが、少し時間があまり、バス乗り場に座って待つ。
やがて、バスがやってきて、行く先を告げてICカードをタッチする。
乗客は1人。
キングスカイフロントがどんなところかは、車窓からはよくわからなかったが、途中で3人くらい乗ってはきた。
やがて左に曲がり、多摩川スカイブリッジで多摩川を越える。

バスは、天空橋駅に到着。
羽田イノベーションシティは、工事中のところもあるが、できているところもあり、先へ進む。
見慣れない服装をした女性が多いな、という感想を持ったが、Zepp羽田で行われるライブの観客のようだ。
飛行機を見上げて、またいつか来るかしらと、退散する。

京急の駅地下通路を進み、天空橋を渡ると、超住宅街。
穴守橋のほうにいくと、キャスターバッグを持ったスーツの若い人たちが歩いている。
研修のために離れた地からやってきて、近くのホテルに宿をとっているのだろうか。
穴守橋の欄干をしばらく見て、天空橋に戻ることも考えたが、歩いていけそうな距離に整備場駅が見えたので、歩く。
23区内随一の秘境駅を訪問し、上りのモノレールに乗る。

首都高速羽田線の鮫洲の工事には、あらためて驚きがある。
大師橋ももうすぐ架け変わるし、えらいものだ。

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