2001-11-15 Thu.
何かあったのか
2001-11-15
なぜか,「水曜日の情事」(フジ)と「嫉妬の香り」(テレビ朝日)を見始めてしまった.ここ最近,ドラマってコメディーかお仕事系しか見ていなかった.そのせいか,ちょっとはまりそうな予感.
それで,日刊ゲンダイによると「嫉妬の香り」で共演している川原亜矢子と本上まなみの仲がめちゃめちゃに悪いらしい.せりふ以外は口も聞かないほど.何しろ昔,本上まなみがつき合っていた男を川原亜矢子がとったという話.もちろん,ドラマ中なのでどんな力が働いているか知らないけどね(さんまさんと葉月里緒菜の例があって以来,ドラマと連動した報道を簡単に信じるわけもない).
雑誌の中に1枚の写真がある.「嫉妬の香り」の記者会見時の写真.左に川原亜矢子,右に本上まなみ.この写真から受ける印象は,才能と努力のどちらが勝るのだろう,ということだ.川原亜矢子は「キッチン」に出て以後,日本を飛び出した.日本に戻ってきて「トップランナー」で見た川原亜矢子の変貌ぶりを忘れることができない.あそこまで洗練された裏には,海外のモデル界において日本人として飲まされてきた苦汁と,海外のモデルと渡り合えるまでになった努力があることが明らかだった.一方本上まなみ.にじみ出る雰囲気は努力では得られないものだ.自然に身に付いた彼女のオーラに安堵感を感じることもある.この対比が雑誌の中の写真に象徴されている.積み重ねた努力を自信に変えて身にまとい華やかさを出す川原亜矢子.自分の雰囲気を理解して自分のペースで自分を維持し続けた本上まなみ.どちらにも同じくらい畏敬を感じてしまう.
まあ,こんなに違うんだから不仲説の話が出てきてもしょうがないね.構造が分かり易いもんね.
こういうのをPRという。
(2008-03-22)
2001-11-13 Tue.
格差
2001-11-13
東京に来てもう4年半が経ってしまった.webを作っていてよく「千駄木」とか「六本木」とか言う地名を出したりするけれど,こうやってローカルな地名を気兼ねなく世界中に発言できるのも東京に住んでいるからだ.僕は子供の時からずっとテレビを見てきたのでよくわかるけど,全国ネットのテレビの中は常に東京だった.「新宮霊園のコマーシャルのテーマソングが長渕剛」というネタは福岡でしか通じない.全国ネットでは,福岡で言えば新宮霊園のネタのような「東京でしかわからない笑い」というものが蔓延していた.例えば「ドン・キホーテ」の名がよくテレビ出てて来るけど,関東以外にすんでいる人にはおそらくその笑いは理解不能だと思う.日本中に東京でしかわからないローカルな笑いを配信できるのも,東京だからこそ許される.「出没! アド街ック天国」がネットとして成立するのもローカル度が東京に偏っているからだ.一方,川上泰夫(ヒップアップ)がMIKIのCMに出ているという笑いが通じるのは福岡だけで全国ネットの笑いじゃない.みぞえ住宅の会長はまだ会長なのか,とか,田中みずきの体重は入社以来どのくらい増えたのか,という笑いが通じるのも福岡だけだ.あるいは「ABCDEーす」や「ナイトinナイト」や「『おはよう朝日です』のピアノジングル」という笑いが通じるのも関西だけだ(なぜかABCばかりだが).どれも,決して全国ネットの笑いじゃない.東京だけでしか通じない笑いのみが配慮なく全国に送り出されている.そして,地方在住者はそれに憤りを感じるどころか理解できないことに引け目を感じてしまう.
この形態が本当にいいことなのかどうかわからないけれど,テレビをずっと見てきた僕としては,「東京楽屋オチ」とも呼べる東京だけでしか通じない笑いの圧力が強すぎて,東京の上位性を本当に強く感じてきたし,この笑いが理解できないとテレビのおもしろさは理解できないとまで感じることもあった.そして,東京ローカルの笑いは理解できて当然だ,という作り手の強迫観念を感じていた.だから東京に出て来た,と言っても本当に過言ではない.東京に住むようになってから故郷の人々に東京の地名を簡単に口にする時も,一方では自分の以前の気持ちを思いだし罪悪感も感じるけど,他方では心地よさを味わう自分がいる.
地方の番組のクオリティは決して低いわけではないと思う.おそらく地方の番組の場合,武器として使える話題のネタを理解できる視聴者が東京の番組のそれに比べ少ないのだ.つまり,東京の番組はローカルオチに頼れる部分が大きいのだ.
この傾向は、2008年になってさらに強くなっている。
逆に、地方は東京を見捨てて、独自番組をやる傾向にある。
(2008-03-22)
2001-11-12 Mon.
不明
2001-11-12
今日,TKKをやった.難しい.
タモリさん,12日のいいとも復帰ならず.「タモリ倶楽部」の撮りどうなったんだろう?
「日刊ゲンダイ」で,竹内結子が藤木直人のマネージャーとの結婚承諾を事務所に強く希望,という報道がなされた.結婚問題は年明けの女子アナ結婚ラッシュ以来,今年の最大のテーマとして度々考えさせられている.事務所から商品と見られているタレントと,商品としての扱いを拒むタレントとの乖離がこのところ目立ってきた.そして,この乖離が以前よりも増して大きくなっている.結婚のリスクを事務所はどうやって吸収すればいいのだろうか? タレントは私生活の何処までを商品として考えなければならないのだろうか? ますますわからなくなってきた(「百萬男」風に).
SABU監督が「DRIVE」を作成中,来秋にも公開するようだ.SABU監督といえば「ポストマン・ブルース」.僕はこの映画がものすごく好きで,1997年の映画No.1としてあげている.話の展開にスピード感があり,内容も盛りだくさんなのだが,そういう映画は他にもある.しかし,内容の膨らみすぎた映画では「終わらせ方」が難しい.きれいに,あるいは真面目に終わらせようとすると,今までやってきた内容の充実感との対比が目立ってしまう.終わりが近づくに連れて,「これ,ちゃんと終わらせることができるんだろうか?」という不安を感じてしまう.しかし,この映画は結末もそれまでの内容に似合うだけの十分なものが用意されている.いやー,また見たくなってきたね.昨年「MONDAY」という映画を作っていたことは知らなかったので,ビデオ出ているみたいだから借りてこよっと.
SABU監督にはあまり関心がなくなった。
きっと僕の年齢のせいだと思う。
竹内結子のこの報道はどういうことなのだろう。
2008年にいる僕には全く意味がわからない。
もちろん、TKKの意味はまだ覚えているけど。
(2008-03-22)
2001-11-10 Sat.
改名
2001-11-10
「TV LIFE」(学研)の番組紹介を見ていると今日の番組で次のような紹介があった.
「不思議どっとテレビ これマジ!?」(テレビ朝日)平山綾,藤本綾,山口リエが台湾の心霊スポットを霊能者の育代と訪ねる.
「TV LIFE」2001/11/23号
こういうのを見ると21世紀も始まったばかりなのに世紀末だなと感じる.スタッフは平山綾と藤本綾をどう呼び分けたんだろうか? タレントのキャリアと名前の登場順序が全く一致しないのは何故か? なぜ台湾まで行って心霊スポットなのか? 本当に押したいのはやはり育代なのだろうか? …番組見たかった.
前にも触れたが、このあと平山綾は平山あやに改名した。
一説には、藤本綾が原因らしい(あくまでも一説)。
山口リエは改名して引退した。
育代の方が息が長いとは驚きだ。
(2008-03-22)
2001-11-04 Sun.
去来
2001-11-04
めくるめく日々を費やし繰り広げられた「ひとり北野武映画祭」だったが,ついに今日をもってその全日程が終了した.危ぶまれた年内の日程消化が全うされた.最後に見たのは「日曜洋画劇場」(テレビ朝日)で放送された「BROTHER」.夢の中で起こっている話のようだった.それもこれも主人公の精神が最初の段階でもう「死んで」いるからだ.
それにしても「ひとり北野武映画祭」が「ひとり物まね王座決定戦」のリスペクトだったのだが,それを結局誰にも指摘されなかった.
「TAKESHI'S」以降、リストにはあがっているが日程を消化していない。
(2008-03-22)
2001-11-02 Fri.
多才な人
2001-11-02
2001年,そして今のところ今世紀最高映像をついに目にすることができた.苦しいほど笑ってしまった.それはもちろん,松野さん.
どういうわけか,整形したにもかかわらず松野さんはプロレスデビューするらしく,記者会見が木曜に行われた.会見場には松野さんと並んで謎のターバンの男.後のこれがタイガー・ジェット・シンだと判明.松野さん,数々の名言を吐く.「整形して体もリフレッシュしたので(40歳だが)35歳の人がレスリングを始めると思ってほしい」「整形には132万円かかってます.顔には絶対に傷を付けさせない」で,それだけじゃ終わらない.現役プロレスラーが突然「乱入」.「そんなふさげた気持ちでやられたら困る」との発言に松野さん「お前やる気なの?」と挑発.そして横でなだめるタイガー・ジェット・シン.そういうやりとりがあって,現役プロレスラーが立ち去ろうとしたとき,すっと松野さんが棒を持って(なぜ用意している??)立ち上がって現役プロレスラーの後から襲いかかった.そして止めにかかるタイガー・ジェット・シン.デビューはセコンドとして入るらしいが,一緒に整形してくれた医師も立ちあわせるらしい(セコンドに医者が何故必要???).
一体誰が糸引いているんだろう? 誰がお金出しているんだろう? それとも本当に松野さんのマネージャー時代に築いたコネと金でなされていることなのだろうか? とにかくプロデューサーのセンスに感動.あんなにおもしろい映像は久しぶりに見た.ああいう人がいてくれるとテレビって本当に楽しい.「とくダネ」(フジ)で前田忠明が「しらけちゃうよね」(「しらける」なんて言葉テレビで10年ぶりに聞いた)とコメントしたけど,素人に台本覚えさせてバラエティ作るよりプロがやる方が遙かに優れている.いや,別にCXがそうだとは言ってないよ.
前田忠明が出演している「情報レシピ ニジ☆ゴジ」にはしらける。
もちろん、見たことないのに発言しているけど。
(2008-03-22)
2001-11-01 Thu.
中愛
2001-11-01
久しぶりに八重洲ブックセンターに行った.どれくらい久しぶりなんだろう? もしかしたら受験の時八重洲富士屋ホテルに泊まった以来か? 有名だけど滅多に行かない本屋だ.で,京葉線東京駅のほぼ上の国鉄精算事業団が保有していた土地に,4年前はできていなかった外資系のビルがかなりできあがっていた.「パシフィック・センチュリー・プレイス」という建物(詳細は都市開発・地域開発情報).もうすぐオープン.
中央線に乗っていったんだけど,車内に「BUBKA」(コアマガジン)の広告が出ていた.よくみるとまたN・Aのブルセラ写真が掲載されているようだ(訴えられたら困るんでイニシャルで).前出たときはwebで弁明していたけど,今回はどうなるのか? そういえば最近みんなよく認めるよね.直近の例だと,保田圭がゲイバーで開かれたパーティーに出席していたという報道に事務所はあっさり「大人なので彼女の意思を尊重している」というコメントを出してしまう.事務所って味方なのだろうかね?