曇天の続き

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2017-05-31 Wed.

生もの

2017-05-31

「サンリブ、知ってますか」

今日、このように声をかけられた。

「知ってますが、何かやらかしましたか」

「マルショクと合併すると、Yahooに載っていますよ」

地元民の僕からしたら、「えっ、合併していなかったの」という驚きが強いのだが、そんなことを言っても通じないので、「何と、近所にもサンリブあるよ」と返すのみであった。

マルショク・サンリブといえば、CMで使われていたDate of Birthの歌である。
東京に出てきて以来、というより、生涯未だにDate of Birthの話題を受け入れてくれた知己を得たことがなく、改めて孤独をかみしめる。

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2017-05-28 Sun.

妄渦

2017-05-28

なぜか惰性で見ることになる「うたコン」だが、今日は、水森かおりが「早鞆ノ瀬戸」を歌っていた。
ご丁寧に、ご当地ロケの映像まで差し込まれていた。

珍しく歌詞を追ってはみたものの、感情移入とは程遠い感想を持った。

普通、陸を隔てる海峡は、思う相手との縮めがたい距離の象徴となる。
「早鞆ノ瀬戸」の詞も、その思いを歌いあげている。

しかしながら、関門海峡は、その感覚からほど遠い。
沿岸の人間にとっては、連絡船で頻繁に行き来し、対岸で用事を済ませることは日常茶飯事だからである。
僕の知人にいたっては、小倉から下関まで毎日車で通学していたくらいだ。

正確な実態がとらえられておらず、つくづく残念である。

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2017-05-27 Sat.

絶句

2017-05-27

又吉直樹の前で、「窓ぎわのトットちゃん」の国内発行部数を口にした黒柳徹子は、いたって謙虚である。

「窓ぎわのトットちゃん」は国内累計800万部の発行部数を誇るが、報道によると、中国では1000万部を突破した。
別の報道にも、中国では2003年から発売されており、2015年時点で800万部に迫る、とある。

800万部に頭がくらくらしたところに、それと同様の部数を、知名度の低い外国で記録するとは。
「その印税で基金を設立した」と彼女は言うが、ウィキペディアによると、実際は基金に著作権を寄附している。
言葉がない。

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2017-05-26 Fri.

金魚

2017-05-26

「相棒」Season14-20話を視聴。
これでようやく、1年遅れ。

高岡早紀の役の生年月日が、僕のそれより後とは、ちょっと受け入れられない。
公開からずいぶん経った高校生の頃に「cfガール」見たので。

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2017-05-25 Thu.

浮遊

2017-05-25

知人との会話で、知人が「このビルでは、エレベータの操作をしない人が多い。スマートフォンを見ている」と発言した。

僕の見解とほぼ同じだが、「このビルでは」という部分が異なる。
「他のビルでもそうじゃない?」と尋ねてみたが、「いや、このビルはひどい。他のビルではそんなことはない」という回答だった。

当該のビルが、その気にさせる空間なのか、そういう人たちばかり集まっているのか。
いずれにせよ、このビルの使用頻度が高いがために、このビルで起きていることが世の中のすべてのビルの出来事の傾向であると推測した自分の偏見を、恥じる。

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2017-05-10 Wed.

効能

2017-05-10

今ようやく、「一和高麗人参茶」のCMで何を言っていたのか、知った。

「おー、夢路さーん、トモダチ」

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2017-05-09 Tue.

滑走

2017-05-09

公道カートを街で見かけるたびに、僕は新宿でタイガーマスクを見た時のような、寒さを覚える。

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2017-05-04 Thu.

改制

2017-05-04

この件こそ「平成32年」とするべきだ。
和暦をないがしろにしすぎだ。

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2017-05-03 Wed.

囃子

2017-05-03

祖父の葬式の時、弔問客を迎え入れる、また送り出す際に音楽を掛けることとなり、その音楽を何にするか決めるよう、葬式を取り仕切ってくれた人に頼まれた。
思い出の曲とか、愛唱した歌があったら、それをかけてくれるとのことだったが、そんなものがあったのか僕は知らない。
それで、「祖父はジャズが好きだったので、ジャズにしよう」という誰かの発言があり、ジャズナンバーが流れされることになった。
僕は30年ほど祖父と付き合ったが、祖父のジャズ好きを全く知らなかった。
可能ならば祖父が所有していたジャズのコンテンツを譲り受けたかったが、僕が知る限り、祖父はそんなものを持ってはいなかった。

さて、僕の葬式をする必要が生じた場合、僕の好みを反映した葬送の曲が選ばれるだろうか。
たとえば、ICEやjenkaなどかけてくれるのだろうか。
きっと、望みは低い。

以前の記録をたどると、葬送の曲は「いざゆけ若鷹軍団」にしてほしい、とあった。
それも、ダイエーホークスバージョンである。
でも、そんなに熱烈なファンだったかな。

改めて、現時点での考えを記しておきたい。
実は今日思いついたのだが、葬送の曲は、ORIGINAL LOVEのアルバム「風の歌を聴け」から選ぶのがよい。
最良なのは、「The Best Day of My Life」である。
皮肉ではなく、この曲が本当に好きだし、この詞のようにあろうと日々心がけている。

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2017-05-02 Tue.

面目

2017-05-02

「私がアイドルだった頃」を読了。

本書には、矢部みほへのインタビューが収められている。
彼女が、デビュー以来アルバイトで所得を得たことがなく、(一緒にボウリングをするとか、スーツのお見立て会に参加するとかを含めるならば)一貫して芸能活動のみを仕事としていた、と自身が話している。
そして、意外だったが、彼女は自身に対して客観的で、セルフ・プロデュースを意識していることを明らかにしている。
彼女は、「矢部みほ」として越えてはならない一線を認識している。

一方で、もちづきる美のインタビューも、読みごたえがった。
ギリギリガールズの寄せ集め場末感が描かれており、メンバーの行く末がとても興味深い。

中でも、彼女の告白に、お笑い芸人のIに自分の電話番号を教え、その番号を金に困ったIがMに5万円で売り、Mから電話がかかってきた、それがこじれて、後日Mから呼び出しを食らった、とあった。
「えっ、Iってイジリーさんじゃないよね」と誤った推測をしてしまったが(イジリーさんがそんなことするわけがない)、後に続くMの

「土下座せぇー」

という発言には、Mのシグニチャがよく表れていて、久しぶりにイニシャルトークから気持ちよさを得られた。

さて、もちづきる美の現在は、本に書かれたものとは違う状況となってしまった。
それが、矢部みほのプロフェッショナル性をさらに際立だたせるものとなり、なおよい。

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