2020-09-26 Sat.
自浄
2020-09-26
1日過ごすのに、どのくらいの金が必要だろうか。
僕はそれを、ある程度正確に把握している。
年によって多少は違うが、年間の支出額は、おおよそ安定している。
それを365で割れば、1日当たりの支出が算出される。
自分の1日の生活の維持にはこんなにかかるんだ、とはっとするくらいの金額になる。
ところで、東京都の最低時給は、2020年10月は据え置かれ、1,013円である。
この時給で1日8時間働いても、上で算出した金額にはまったく達しない。
いや、実際は月の3分の1は休日だし、税や社会保険料を納付するので、それらを考慮した可処分所得は、足りないどころではない。
せめて、時給を倍にし、今よりさらに生活を引き締めて、ようやく、という感じだ。
欲しいものではなく必要なものだけを購入し、ぜいたくをしているつもりはないのだけれど、実際はぜいたくな暮らしを送っていると言える。
反省。
運用収益で自分の生活費を賄うようになってから…、運用収益から所得・住民税分の20.315%を引き、生きているだけでかかる社会保険料を引き、さらに生活費を引いて、それでも余るくらいに運用収益を得られるようになってから、つまり、
運用収益 * (1 - 0.20315) - 社会保険料 > 生活費
が満たされるようになれば、改めて寄付行為について考えていきたい。
今は、種銭の確保に努めよう。
何なら、確保できるまで匿名の善意者が寄付をしてくれないだろうか。
自助の前に、公助を控除されている気がするが、それは不遜な考えというものだろう。
2020-09-19 Sat.
逆行
2020-09-19
思い付きで、大塚駅で降りる。
こちらから行けば人も少ないだろう。
路面電車の線路脇を登坂し、閉鎖された西巣鴨橋を思う。
結局道に迷って、グランドシネマサンシャインに到着。
2020年、2回目。
グランドシネマサンシャインの観賞券の有効期限が2020年6月末までだったのだが、2020年9月末までに延長された。
それでも期限切れが近づいてきて、使うタイミングを探っていた。
それが、この日の朝になって突如思いついて、行くことを決めた。
土曜の午前中に映画館に行く、ということが、21世紀になってからあっただろうか。
映画「テネット」。
時間の都合で、BESTIA上映を選ぶ。
この日から映画館などの人数制限が解除されており、座席の半分以上が埋まっていた。
この映画をいつか見ようと思っている人がいるのならば、ぜひ映画館で見てほしいと思う。
映像や音響をぜひとも映画館で体験してほしい。
そして、恥ずかしい話ではあるが、話が全く理解できなかった。
だからこそ、せめて映画館でしか味わえないものを楽しもう、と頭の切り替えを余儀なくされた。
これも恥ずかしい話となるが、見ている途中で「この話は「メメント」と似ているな」と思った。
それもそのはずで、「メメント」も「テネット」も監督はクリストファー・ノーランであることを、後になって知った。
「メメント」をどこの映画館で見たのか、記憶にも記録にも残っていない。
いったい、「メメント」から何を学んだのか、と落ち込む。
ウェブで検索すると、2001年11月にシネクイントで上映されたそうで、当時の自分に「そんな余裕なかっただろ」と言ってやりたい。
そんなことでもしていなければ、やっていけなかったのかもしれない。
まあ、「メメント」をもう1度見て、見たような気もする「インソムニア」も改めて見て、まだ見ていない「インセプション」「インターステラー」「ダンケルク」を見ているうちに、「テネット」がコンテンツ化される頃合いになるだろう。
何の楽しみのない生活に、今後のささやかな楽しみができた、と思えばいい。
それにしても、見ていて気付いたことは「TENET」というタイトルの対称性だけ、というのは情けない。
上映が終わったのは、13時過ぎ。
街は、若い人が多い。
マスクさえなければ、いつもと変わらない休日の昼間のように思う。
池袋駅西口のラーメン屋に向かったが、行列ができていたのであきらめた。
丸ノ内線に乗り、慣れ親しんだ神保町界隈で担々麺を食べて、帰宅。
2020-09-08 Tue.
大洋
2020-09-08
「さまぁ〜ず×さまぁ〜ず」が終わってしまう。
一般的に、TV番組は、突然終わる。
この歳になれば、そのくらいの覚悟は常にしているつもりだ。
COVID-19で観客を入れられない事態が続き、そのまま元に戻らず終わってしまうのは、残念。
それでも、ここまで26時過ぎの放送枠が保たれたことだけをとっても、惜しみない感謝をささげたい。
2020年10月からは、「モヤモヤさまぁ〜ず2」の放送時間も変わり、日曜21時からに、そして放送枠も縮小となる。
僕は、現在21時にはTVを消して就寝する習慣を身に付けているので、こちらは録画対応となる。
それにしても、いつ見ればいいのだろうか。
2020年は、いいことがことごとくない。
せめて俳優の検挙などは、社会が健全に機能していることとして、受け止めたい。
2020-09-06 Sun.
焦歩
2020-09-06
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」第14弾を視聴。
今回の内容に、僕はほぼ満足している。
見ごたえのある回であった。
場所は北海道。
高速道路を通らない長距離路線バスが期待でき、ルート選択もイージーだったとは思う。
しかしながら、幾寅にチェックポイントを設ける、というのが、ちょうどよく難易度を上げていた。
名目上「「鉄道員」の撮影地」という縁を出してきたのもよかったし、これは少し残念な話ではあるが、代行バスが運行されている、という現状を踏まえているのも、気の利いたチェックポイント設定だった。
ルート選択では、以前と異なり、こちらが不満を抱くことが少なかった。
特に田中要次が聞き込みを入念に行い、選択肢を増やしていくということを重要視しており、上達ぶりを感じた。
実力で這い上がってきた人は、やはり違う、と今回は思った。
上記の活躍があったので、今回は考慮の少ない強行軍に出るシーンはほとんどなく、視聴者として素直に応援することができた。
途中2か所で長距離の徒歩移動があったのだが、そのうち富良野から幾寅へ向かうのは、多少ギャンブルを感じたが、乗る予定のバスが遅れるという偶然もあり、番組の見どころを作った。
ここは、羽田圭介の、成功への執念がいい形で結実したといえよう。
一方で、最終日の16kmの徒歩選択は、いただけない。
4日目にたどり着ける結果がほぼ見えていたのだから、焦る必要がなかった。
実際どこまで情報収集を行っていたかは不明だが、斜里からのバスの時刻を知ることができなかったのだろうか。
酷暑の中16kmを歩いたことは、無駄に終わってしまったが、この結果は歩く前からある程度見えていた。
それでも歩いたのは、「成功慣れ」してないからであろう。
残念である一方で、この番組はプロジェクトマネジメントの教科書として学ぶところが多いことを改めて感じた。
さて、今回目を引いたのは、北原里英の存在である。
僕はお笑い以外の番組をあまり見ないので、今回初めて北原里英のことをよく見たのだが、北原里英はかなり高いキャプテンシップを持っている、と感じた。
うまくいった事実をその都度確認、共有し、偶然の幸運を拾い上げチームを盛り上げていた。
また、「ぼんやりしたことを言ってチームを和ませようとする」とか「身勝手な言動で存在感を示す」ということは一切なく、建設的な意見を積み上げていた。
過酷な徒歩移動ではわずかにつらそうな発言をしていたが、それくらいは人間性を感じるし、一方で徒歩移動を成し遂げた後は気持ちを切り替えていた。
コンビニエンスストアで購入した食料で夕飯を済ませることになっても、前向きな態度をふるまうことができる人が、どのくらいいるだろう。
これも詳しくないのだが、北原里英がNGT48でどのような役割を果たしていたのか、興味が出てきた。
そして、このような高度スキルの持ち主が活躍できるポジションが、芸能界にはあるのだろうか。
2020-09-03 Thu.
靖難
2020-09-03
失ってから、ようやくわかることがある。
これまで、梅野泰靖氏の名の読み方について、全く無頓着であった。
訃報を目にして、改めてその読み方を知り、情けなくなる。
2020-09-02 Wed.
離地
2020-09-02
2022年で、国民体育大会は終わる。
2023年からは、名称を「国民スポーツ大会」に改める。
僕は今日、そのことを初めて知った。
「目標は、国スポ優勝だ」
「今度国スポあるから、うちの都道府県に住んでくれません?」
「国スポ道路をまっすぐ進んでください」
きっと、近いうちにこんな感じになる。
日本スポーツ協会が略称を改める、と2023年に国スポを開催する佐賀県のサイトに書いてあるのだから、間違いない。
…書いているうちに、小倉スポーツのことを思い出した。
最近、資本集約について、思いをはせることが多い。
2020-09-01 Tue.
従民
2020-09-01
総務省によると、特別定額給付金の世帯給付率が、およそ99%に達した。
思うに、国民のこれだけの協力的団結力が適切に行使されれば、どんな困難も乗り越えられるであろう。