映画

昨日は8月最後の日だし，研究室は停電だし，世界陸上は終わるしで，むしゃくしゃしたついでに映画を見に行く．

ちょうど井筒監督の「ゲロッパ」をやっていたので，4年ぶりに有楽町の「銀座シネラセット」へ． 好評のようで，「シネラセット」らしからぬ混み具合だった． 藤山直美がかなり踊れることがわかったり，「ダンス甲子園」時代の山本太郎を思いだしたり，西田敏行が朝日ソーラーのCMで屋根の上で踊っていたことを彷彿させたりと，楽しめる内容だったと感じた． でも，井筒監督がよく話題にする「リアリティ」が，最後の場面には完全に欠けている． 映画は「終わらせ方」が難しいと常々思う． この映画も，満足のいくラストではなかった． しかし，あまりの現実感のなさは，実は監督のアンチテーゼ的行動なのだろうか？