2008-05-31 Sat.
互助
2008-05-31
日本は、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しないことを決めている。
日本国憲法第9条第2項でそう定めてある。
これは各国に十分アピールできるポイントである。
憲法で上のように決めてあるからこそ、自衛隊は軍隊と認識されずに、国際援助の際に他国に受け入れられるはずである。
でも、昨今の海外で起きた災害に対する援助では、あまり機能していないようだ。
我が国の防衛が自衛隊の主たる任務であることは承知しているつもりだが、国際緊急援助隊の派遣に関する法律で、災害発生地域に自衛隊を派遣できるようにもなっている。
どの国の軍隊よりも早急に派遣できる部隊こそが、軍隊ではない自衛隊のはずだ。
もしそうでないのなら、災害時に世界のあらゆる地域に派遣できるような部隊を新たに設立する方が、国際貢献につながるような気がする。
海の向こうの惨状を見るに付けても、真剣に考えなければならないことだと思う。
2008-05-30 Fri.
急転
2008-05-30
自衛隊機が中国に救援物資を輸送するというニュース。
僕は大変喜んでこのニュースを受け入れた。
ところが、今日になって一転、自衛隊機は派遣されないことになった。
可及的速やかに救援物資を輸送することが日本の責務だと思う。
だからこその自衛隊機、ではなかったようだ。
問題になることがわかっているのなら、自衛隊機にこだわらず民間機を早急にチャーターすればよかった。
なぜ、自衛隊機にこだわったのだろう。
どうものんびりしている。
思惑で動いている人間が多い。
2008-05-29 Thu.
来日
2008-05-29
自宅の近所の商業施設にラッセンが何度か来ている。
あのクリスチャン・リース・ラッセンだ。
少なくとも3回は来た。
だからといって、ラッセンを一度も見に行っていない。
こんなに名のある人なのに、見に行こうとする気がしないのは何故だろう。
2008-05-28 Wed.
後発
2008-05-28
先日、病院にかかった。
病院で処方箋を出されたので、薬をいただくために薬局に行った。
すると、吝嗇の虫が動き出したので、CM通りに勇気を出して言ってみた。
「ジェネリックでお願いします!」
すると、「この薬だと、ジェネリックにすると高くなるかもしれませんよ」と薬剤師に言われた。
薬剤師の話によると、ジェネリック医薬品でなくても頻繁に処方されるような安い薬は多く存在しており、今回の処方箋にある薬もその1つだとのこと。
ジェネリックにすることで安くなる薬も確かにある訳だが、世の中には例えば1錠100円位する薬もあるそうで、そういう薬の場合にはジェネリックにすることをおすすめしているらしい。
しょげている僕に「あのCMだと、どんな薬でも安くなるような誤解を招きますよね」と薬剤師は優しくフォローした。
ああ、「何んて優しい時代」。
某おしゃべり女優に結果的にそそのかされ、勇気を出して言ってみたが無惨に討ち死にした経験をここに記録する。
[記録] 見た「相棒」
2008-05-28
「ピルイーター」
2008-05-27 Tue.
尊重
2008-05-27
「鑑賞遍歴」に対して、早速次のような感想が寄せられた。
「気持ち悪い。
そこまで公表する必要はないのではないか。」
重要な意見だと思う。
自分の読んだ本や聞いているCDのリストを見境なく公開すると「気持ち悪い」と感じる人間がいることを決して忘れてはならない。
意見を取り入れるため、「鑑賞遍歴」に少し手心を加えた。
これで「気持ち悪い」という意見に反論できる準備は整った。
[記録] 見た「相棒」
2008-05-27
「同時多発誘拐―消えた16人の子供達」
2008-05-26 Mon.
変節
2008-05-26
「鑑賞遍歴」では、このサイトにおいては初めての試みとして、ウェブサービスを利用してみた。
無味乾燥なサイトが一気に水増しされたような印象に変わり、愛着を失いかけた。
[記録] 見た「相棒」
2008-05-26
「秘書がやりました」
2008-05-25 Sun.
XML Notepad
2008-05-25
公開した「鑑賞遍歴」の記録をXMLファイルで書いた。
XMLエディタのことをよく知らなかったので、適当に探し当てたMicrosoftの「XML Notepad 2007」を使用した。
使い勝手がなかなかいい。
XML Notopad 2007
2008-05-24 Sat.
今週の更新
2008-05-24
本、映画、音楽の鑑賞遍歴を掲載した。
2008年以降の記録のみを公開。
読む端から本の内容を忘れ、見た直後から映画の筋を忘れ、聞いてすぐに歌詞を忘れる僕にとって、読書や映画鑑賞、音楽鑑賞に意味があるとは思えなくなってきたが、まあ一応公開してみる。
[記録] 見た「相棒」
2008-05-24
「少年と金貨」
「殺意あり」
2008-05-23 Fri.
名所
2008-05-23
東京に新しく建設される新タワーのネーミングを全国投票している。
http://www.rising-east.jp/
候補は次の通り。
・東京EDOタワー
・東京スカイツリー
・みらいタワー
・ゆめみやぐら
・ライジングイーストタワー
・ライジングタワー
どれもピンとこないのだが、どれかには決まるのだろう。
決まってしまえば、なじんでくるのかもしれない。
個人的な意見で恐縮だが、とにかく「みらいタワー」と「ゆめみやぐら」だけはごめんだ。
2008-05-22 Thu.
復古
2008-05-22
以前は四大工業地帯として学校で指導されてきた北九州工業地帯。
現在では、三大工業地帯と改め、北九州を工業地帯から外した教科書もあるそうだ。
そして、北九州工業「地域」としているらしい。
僕が教えられた当時でも、北九州工業地帯はどの工業地域よりも製造品出荷額が下回り、かなりの引け目を感じたのだが、そんな状態になっているとは、予想していたとはいえ、ショックである。
それでも、少しは復活の兆しも見えてきたのかもしれない。
北九州は、今となっては「鉄の街」だけではなく、「自動車の街」でもあるのだ。
所詮規模が違うので、「工業地帯」復帰は望んでいないが、せめて「工業地域」の中堅くらいはキープして欲しい。
2008-05-21 Wed.
創意
2008-05-21
「スタバではグランデを買え!」が22万部以上売れた(ダイヤモンド社広報による)。
僕も知人に借りて読んだ。
タイトルの勝利だと思う。
本にインスパイアされて、僕も提言したいことが3つ。
・スタバでは「本日のコーヒー」をおかわりせよ(100円でおかわりできる)
・スタバよりマクドナルドで100円コーヒーをおかわりせよ(おかわりは無料だ)
・マクドナルドでダブルチーズバーガーではなくチーズバーガーを2個オーダーせよ(安い)
一応わかっているつもりだけど、「スタバではグランデを買え!」はあくまでも経済書であり、生活の知恵を詰め込んだ本ではない。
2008-05-20 Tue.
無駄口
2008-05-20
別に言う必要のないことだと思う。
このまま流してしまえばいいと思う。
僕には関係のないことだ。
でも、言っておこう。
「広告批評」も休刊になるみたいだし。
「DoCoMo2.0」ってやっぱり完全に失敗したよね。
2008-05-19 Mon.
感涙
2008-05-19
「北九州はどんな街ですか」という質問を受けたとき、こう答えるようにしてきた。
「北九州とは、関東で言えば川崎、関西で言えば尼崎に似た街です」
残念ながら尼崎に行ったことはないのだが、川崎には何度か行ったことがある。
北九州が川崎や尼崎に似ているというのは間違いない感覚だと思っていた。
日曜日。
6年ぶりに訪れた川崎は、様変わりしていた。
僕の記憶よりずっと都会になっていたし、厚みのある街になっていた。
北九州はとてもかなわない。
それに、なんと言っても、川崎では水谷豊が1度限りのキャンペーンライブを行ったのだ。
そんなこと、小倉では絶対に起こりえない。
ということで、水谷豊のキャンペーンライブを見てきた。
今月リリースされたCDの初回限定版の特典についていた「本人が直接手渡してくれるサイン入りCDジャケット引換券」を手にして。
芸能人を何人かは見てきたけど、やっぱり水谷豊は格段に違うスター性があった。
本気で興奮したし、本当に感動した。
ライブの後、ジャケットを手渡しでもらえたが、僕が親指を立てたら(サムズアップ)リアクションまでしてくれた。
2008年5月18日は、人生最良の日のうちの1日になった。
感謝の気持ちでいっぱいだ。
2008-05-18 Sun.
発信
2008-05-18
小倉に生まれて、どうも引け目を感じることが多い。
公害の街、治安の悪い街、高齢化の街、人口減少の街、云々。
でも、175Rのメンバーが北九州市出身であることを前面に押し出しているのをテレビで見て、考えを少し変えた。
市外の人が持つイメージは確かによくないようだが、それを出身者の僕がわざわざ強調することもないのではないか。
最近の小倉はいろいろと変わってきている。
もちろん変わっていないところも多々あるが、変えようと地元で努力している人たちがいることは確かだ。
市外に出てしまった僕ではあるが、何かできることはないか。
そう思い、ホームページに僕が応援したい北九州のPRを載せることにした。
今後も北九州の良さを少しでも伝えることができればと思う。
2008-05-17 Sat.
余剰
2008-05-17
「千堂あきほのときめきCRESCENDO」を知っているだろうか。
かくいう僕も、番組の内容は全く覚えていない。
「千堂あきほのときめきCRESCENDO」とは文化放送のラジオ番組である。
ウィキペディアにはエントリされていないが、千堂あきほのページには記載されている(CRESCENDOが英語綴りであることを初めて知った)。
福岡では、「オールナイトニッポン」が始まる前の時間帯で放送していた。
先日、急にこの番組のこととこの番組にまつわるエピソードを思い出した。
高校1年の時、「果たして「千堂あきほのときめきCRESCENDO」は必要か」という話題をきっかけにして、初めて話すことになった友人がいたのだ(僕は必要派として議論に臨んだ)。
あの頃は時間が有り余っていた、と感じさせるエピソードだ。
でも、番組の内容は完全に忘れたけど、タイトルはなかなかよいものではないかと思う。
語呂がいいし、「ときめき」が「クレッシェンド」するというのが、何ともいい。
十数年経っても忘れなかったのだから、時の洗礼をくぐり抜けるだけあるすばらしいネーミングだと思う。
それでも、内容は少しも思い出さないけど。
2008-05-16 Fri.
天罰
2008-05-16
以前、マンションの営業に対して、杉下右京の口ぶりで応対した、と書いた。
それ以来、このマンションの営業から頻繁に電話がかかってくる。
不在時にかかってくることが多いのだが、先日は不覚にも受話器を取ってしまった。
もちろん、「頭が忙しい」と言って電話を切った。
2008-05-15 Thu.
銭失
2008-05-15
勤務先へ向かう電車の中でいつも音楽を聴いている。
不本意ながら入手した「iPod shuffle」を使って。
「iPod shuffle」の利点は2つある。
小さくてクリップできることとコストパフォーマンスがよいことだ。
だが、僕は無償で入手したので、価格は利点にはならなかった。
この製品の特徴は、アルバムという枠を超えて、曲をランダムに再生することにある。
この特徴を「曲の新しい組み合わせに気づかせてくれた」として利点にあげる人もいるようだが、僕にとっては単なる特徴に過ぎない。
スキマスイッチの「ガラナ」のすぐ後に井上陽水の「人生が二度あれば」がtuneされたのを経験した僕にとっては。
残りの特徴は、すべて欠点だと思う。
曲名が出る画面がなく、何の曲が再生されているのか(正確なタイトルが)わからない。
「次は「1/6の夢旅人」を」といつもいつでも願っているのだが、ランダム再生はその願いを常に却下する。
ボーカルの入っている曲とインストゥルメンタルを一緒に入れていると、ごちゃまぜに再生され、どうも調子が狂う。
クラッシックを聴きたい日もあるのだが、交響曲を順番に聴いていきたい質なので、登録を控えている。
落語や英会話を外で聞きたくても、聞きたいときに選択再生できないので、当然登録していない。
「今夜はブキーバック」の後に「手紙無筆」が演じられるのを、誰が歓迎するだろうか(むろんMCコミヤの「手紙無筆」であっても)。
こんなに文句があるのなら、別の機種を購入すればいいのだろう。
僕もそうしたい。
でも、諸般の事情で資金が工面できないため、結局購入見送りを続けている。
2008-05-14 Wed.
加齢
2008-05-14
先日、市ヶ谷に行く用事があった。
市ヶ谷という東京ローカルの地名を出して恐縮だが、東京の地理に詳しくなくても「今千駄ヶ谷、市ヶ谷、祖師谷」でおなじみの方も多いことだろう。
大正九年が歌う詞に出てくるあの市ヶ谷である。
そこで、大正九年の動向が気になってきた。
公式ウェブ
http://1920.jp/
によると「再始動」とある。
でも、かなり以前から「再始動」のままのような気がする。
おそらく毎日「再始動」しているのだろう。
忙しい人だ。
年齢を重ねるということは、贔屓にしていても新譜を期待できないアーティストのリストが長くなることである。
2008-05-13 Tue.
杞憂
2008-05-13
先日の「ダイヤル式電話の使い方を子供に教えなければならない」という僕の意見は全く無意味だった。
僕らには「サザエさん」がある。
先日の放送で、しっかり黒電話を使っていた。
これで子供も使い方を学習するだろう。
安心した。
2008-05-12 Mon.
心痛
2008-05-12
最近話題になっているのを先日まで知らなかった。
イジリー岡田の骨折。
竹内結子の物まねをしていて、肋骨と足首を骨折した。
確か前にも、イジリーさんが舞台で思いっきり転んだ、という話をさまぁ〜ずがしていた。
これのことだったはず。
http://jp.youtube.com/watch?v=L4lSHSPGbjg
イジリーさんは足回りが弱いのだろうか、と心配する。
2008-05-11 Sun.
今週の更新
2008-05-11
2002年1月から4月までの日記を掲載。
2008-05-10 Sat.
数字盤
2008-05-10
最近、耳について離れないジングルがある。
それはJ-WAVEのショッピング番組のジングル「Shopper's Dial Goody Goody」だ。
J-WAVEを聞く習慣を持った記憶もないので、なぜそれを記憶するにいたったのか経緯を思い出せないでいる。
「ダイヤル」という言葉は、電話に関する用語では「フリーダイヤル」に残っている。
だが、僕にとっては「ダイヤル」とは名ばかりで、ここ15年くらい、フリーダイヤルをダイヤル式電話でかけたことがない。
電話会社の商標として世間に完全に定着している以上、「フリーダイヤル」の名は、実態を伴うことが少ないまましばらく生き続けるのだろう。
ところで、プッシュ式に慣れてしまった現在、僕はダイヤル式で電話をかけることができるだろうか、と疑問を持った。
子供のころはダイヤル式電話を使っていたのだから、ダイヤル式電話の使い方がわからない、ということはさすがにない。
しかし、ある世代以降においては、ダイヤル式電話を使ったことのない人たちが大半を占めているはずだ。
おそらく、その人たちは使ったことのないダイヤル式電話を使おうとして戸惑うことだろう。
ダイヤル式電話は少なくなったとはいえ、街中にはまだ結構ピンク電話や赤電話が残っている。
緊急時にダイヤル式電話しかない環境でも通報できるように、子供にはダイヤル式電話の使い方を教えておかなければならない。
昔だったら、おもちゃの電話で遊んでいるうちにダイヤルの使い方を学んだ人も多いだろうが、最近はダイヤル式電話の玩具を発売されているのだろうか。
という話をして、得られた反応が2つ。
「今の子供は携帯電話を持っているから、大丈夫じゃない?」
確かに。
「ピンク電話ってなんですか。いやらしい電話のことですか」
ピンク電話は時折見かけるが、卑猥な電話サービスは全盛時ほど見かけなくなったし、ピンクの電話が2人並んでいるのを見かけることもめっきり少なくなった。
2008-05-09 Fri.
再生
2008-05-09
エフエム九州(CROSS FM)が自力再建を断念した、と報道された。
僕はラジオの熱心なリスナーではなかったけれど、それでもCROSS FMは開局前の試験放送時代から聞いていた。
小倉を離れるまでの数年は、主に午前中の番組をよく聴いていた記憶がある。
J-WAVE系列のFM局が九州に始めて設立される、しかも本社が小倉にできる、というのは、とても心躍る出来事だった。
報道によると、今後は東京のファンドが入って再建を目指し、放送は引き続き新会社が継続する。
福岡には競合他社が多いが、何とか生き残ってほしい。
2008-05-08 Thu.
追跡
2008-05-08
このサイトではたびたび差し込まれる、川本真琴情報。
どうやら、川本真琴の現在のサイトは近々閉鎖されるらしい。
どうも本人は別のところでサイトを続ける気があるみたいだが、何せ詳細は未発表。
このまま「フェイクファ・フェイド・アウト」かもしれない。
いやいや、本人のモチベーションと、検索エンジンの追跡能力に期待する。
2008-05-07 Wed.
定型
2008-05-07
「相棒」を初めて見たとき、
「伊丹刑事は、何て人相が悪いのだろう」
と思った。
ずいぶん「相棒」を見るようになってから、伊丹刑事役の川原和久さんのプロフィールを調べると、僕と同じ北九州市出身(所属劇団のウェブによる)で、八幡西区の高校を卒業されていた(wikipediaによる)。
北九州市出身だから人相が悪い、というわけではないだろうけど、やっぱりそうなのかな、と思わせる事実だった。
でも、よく見ると(「裏相棒」などをよく見ると)コミカルな一面も垣間見える優れた役者さんだと思う。
いや、本当に。
2008-05-06 Tue.
苦行
2008-05-06
この頃マンション購入についての営業電話がよくかかってくる。
ゴールデンウィークだから、モデルルームの見学に来てもらいたいのだろう。
先日も、1本の勧誘電話が自宅にかかってきた。
僕は、「マンションを買う予定は全くありません」とはっきり言ったのだが、電話をかけてきた販売員はしつこく食い下がり、いろいろなことを尋ねてきた。
現在の家の間取りとか、家賃とか、最寄り駅とか、職業とか、出身とか。
話の糸口を見つけようとする、相手の必死の様子がよくわかった。
そのときの僕は時間をもてあましていたので、電話に付き合うことにした。
できるだけ丁寧な口調で、しかし強い拒否の姿勢を示す受け答えを心がけた。
すると、意識したわけではなかったのだが、水谷豊演じる杉下右京の言い回しが何度となく口をついた。
もしかして、これは杉下右京の物まねができるめったにないチャンスではないか。
そう気付いた僕は、見ず知らずの方を相手に、杉下右京の口ぶりを思う存分繰り広げながら電話応対を始めた。
電話の相手は、そんな僕の態度に対して何も変わることなく、営業トークを続けてくれた。
僕は、話しているうちにだんだんと楽しくなり、余計にも「一つだけ」と質問までした。
そんな応対を15分ほど続けて、会話は終わった。
電話を切ってほんの少し後に、深く深く深く深く後悔してしまった。
電話の相手が僕との電話によって方向を変えることはないと思うが、きっと僕が何をしているのかさっぱりわからなかったことだろう。
営業は大変な仕事だ、と人ごとのようにつぶやく。
2008-05-05 Mon.
紋切
2008-05-05
「出身はどちらですか?」と聞かれ、「福岡です」と答えると、「そんな風には見えませんね」と返されたことは、以前書いた。
「福岡です」と答えると、「ああ、博多ですか」と返してくる人がいる。
そういう方に対しては、「いえ、小倉です。関門海峡を渡ったところにあります」と答える(この表現は厳密には異なる。関門海峡を渡ったところにあるのはもちろん門司である)。
「小倉です」と答えると、100人に1人くらい「ああ、小倉競馬の小倉」とおっしゃる人がいる。
そんなとき僕は、
「ええ、中央競馬の小倉競馬場がある小倉です。
そして、競輪発祥の地で、毎年競輪祭をやっている小倉です。
近隣には競艇場が3つと九州唯一のオートレース場があります。
ご存じでしょうが」
と答える。
そんな賭け事に親しみやすい環境で10代を過ごした僕だが、性格のせいか、ギャンブルに興じることは今に至るまでほとんどない。
公営競技と呼ばれる4大ギャンブルには、ほとんど手を出していない。
パチンコはギャンブルとは呼べないのかもしれないが、とにかくパチンコもしない。
公営くじもめったに買わない(たまに買うが、それは特別な場合のみ)。
関西人が全て、明るい性格で面白いというわけではない、と聞く。
それと同じように、小倉の人間であっても射幸心旺盛ではない人間がいることを是非とも知ってもらいたい。
そう、日々切に願っている。
2008-05-04 Sun.
不図
2008-05-04
僕は、かなり吝嗇な方だと思う。
「けち」に関するエピソードは多々あるが、実は最近この日誌上でも「けち」ゆえに引き起こした失敗がある。
先日の日誌で「映画を見ている途中で、エンディングを知っていることを思い出した」ということを書いた。
その後の話だが、佐藤正午のエッセイ集「象を洗う」を読んでいると、「ポール・ニューマンの「評決」のあるシーンを見て、「評決」を既に見たことがあるのを思い出した」という記述が出てきた。
ディテールは異なるが、僕の書いたことと状況はすごく似ている。
この現象について、「よくある出来事を書いたから、偶然似てしまったのだ。大体、誰にでも起こりそうな取るに足らないことを書いているこの日誌に意味はないから、書くのをやめろ」という意見が出てくるかもしれない。
それはまあそうなのかもしれないので、とりあえずその意見を大切にしまいこむ。
一方で、僕はむしろ、この現象を別の側面から捉え、考え込んでしまった。
そもそも、佐藤正午のエッセイ集を先に読んでいたら、先日の日誌のようなことは書かなかっただろう。
もし書いてしまえば、佐藤正午ファンを(たった4年前からだけど)公言している僕が、佐藤正午の文章を剽窃している、と見なされる可能性があるからだ。
でも、僕は本当に「象を洗う」を読んでいなかった。
だから、起こったことを「自分に起きた出来事」として何のためらいもなく日誌に書いた。
佐藤正午のエッセイ集は2001年に刊行された。
しかし、著者のファンである僕はつい最近になるまで読んでいなかった。
なぜか。
それは、当初刊行された単行本を買うのが惜しく、文庫本になるのを待っていたからである。
僕はめったに単行本を買わない。
「単行本は場所をとる」とか、「装丁にはあまり興味がない」とか、「持ち運ぶのに不便だ」とか理由はいろいろと挙げることはできる。
でも、最も大きな理由は「単行本は高く、文庫本は安い」からである。
有名な作家の本であれば、時間が長くかかるがいずれ文庫本になる、という考えから、単行本を買わないことが多い。
たとえ、どんなに好きな作家であっても、文庫本になるのをじっと待っている。
存命の職業作家が聞けば、大いにむかむかする話だと思う。
知らなかったとはいえ、自分の書いたものが他人の文章表現に似通ってしまったのは、僕のミスである。
「けち」であることが原因で起こる失敗を経験する度に、「もう「けち」であることはやめよう」と思うのだが、自分の「けち」が直ったという自覚は今のところない。
2008-05-03 Sat.
今週の更新
2008-05-03
「ネパール旅行記」を連載開始。
ゴールデンウィーク中に完結予定。
[記録] 見た「相棒」
2008-05-03
やっぱ、これでしょ!
「相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビックシティマラソン」
言いたいことはたくさんあるが、不躾な真似はしたくないので、1つだけ。
「黒」という字を書く機会が早く欲しい。
そして、
「名コンビ誕生篇」
「仮面の告白」
2008-05-02 Fri.
悪癖
2008-05-02
自宅近所の駅前に、高層マンション群が建設されつつある。
何棟かは未だ建設中だが、完成した棟には既に居住者の入居が始まっている。
そのマンション群のうち、道沿いの棟の1階には商店が入るスペースが6つ確保されている。
そこにどんな店が入るか、僕は楽しみにしていた。
最近わかった、入居店舗のリストがこれである。
・保育所
・不動産会社の事務所
・歯科医院
・内科医院
・調剤薬局
そして、
・パン製造業系コンビニエンスストア(現在、経営者夫婦を募集中)
何とも「心踊らない街角」である。
勝手に期待して、勝手に失望する。
悪い癖だ。
2008-05-01 Thu.
不遜
2008-05-01
多くの時間を生きているけれど、まだまだ不勉強なことばかりだ。
今から書くことも、不勉強から起こる恥ずかしく、しかも取るに足らない出来事だ。
でも、自戒のために書いておく。
1か月くらい前から、ミネラルウォーターのCMである曲が使われている。
それが、どう聞いてもSUPER CARの「YUMEGIWA LAST BOY」の一部に聞こえる。
しかし、ボーカルが全然違う。
テロップには「ペット・ショップ・ボーイズ」と出ている。
何も知らない僕は、「これって…」と思い、気の知れた知人に対してのみだけど、このことを声高に叫んでいた。
しかし、ここで終わらせないのがネット社会である。
検索エンジンで調べてみると、多くの人が同じ感想を持っていることがわかる。
そして、その一方でペット・ショップ・ボーイズが20年以上前から活動していることも判明する。
自分の知っていることだけで憶測して、騒いではならない、ということを改めて思い知らされる。
ところで、調べていくうちに、昨年このミネラルウォーターの姉妹品のCMにおいて、SUPER CARの「Strobolights」が使われていたこともわかった。
確かにそんなCMがあった、と記憶がよみがえった。
CM制作陣の音楽の趣味が似たような曲を選ばせているのか、それとも別に意図するメッセージがあるのか…。
いかんいかん、何も反省していない。