紋切
2008-05-05
「出身はどちらですか?」と聞かれ、「福岡です」と答えると、「そんな風には見えませんね」と返されたことは、以前書いた。
「福岡です」と答えると、「ああ、博多ですか」と返してくる人がいる。
そういう方に対しては、「いえ、小倉です。関門海峡を渡ったところにあります」と答える(この表現は厳密には異なる。関門海峡を渡ったところにあるのはもちろん門司である)。
「小倉です」と答えると、100人に1人くらい「ああ、小倉競馬の小倉」とおっしゃる人がいる。
そんなとき僕は、
「ええ、中央競馬の小倉競馬場がある小倉です。
そして、競輪発祥の地で、毎年競輪祭をやっている小倉です。
近隣には競艇場が3つと九州唯一のオートレース場があります。
ご存じでしょうが」
と答える。
そんな賭け事に親しみやすい環境で10代を過ごした僕だが、性格のせいか、ギャンブルに興じることは今に至るまでほとんどない。
公営競技と呼ばれる4大ギャンブルには、ほとんど手を出していない。
パチンコはギャンブルとは呼べないのかもしれないが、とにかくパチンコもしない。
公営くじもめったに買わない(たまに買うが、それは特別な場合のみ)。
関西人が全て、明るい性格で面白いというわけではない、と聞く。
それと同じように、小倉の人間であっても射幸心旺盛ではない人間がいることを是非とも知ってもらいたい。
そう、日々切に願っている。