曇天の続き

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2016-10-10 Mon.

蠢動

2016-10-10

「世にも奇妙な物語」2015年秋放送分をようやく、ようやく視聴。
この年の秋の放送は、25周年の2週連続企画であった。

1週目の「傑作復活編」。
視聴者からの投票という、僕の考察の表明は控えたい事態を経て選ばれた話は、納得感あるものだった。

「昨日公園」のことは全く記憶になかったが、見直してよかったと思う。
「イマキヨさん」についても覚えていなかったが、こちらは思い出さなくてもよかったかと。
残りの3作品「ハイ・ヌーン」「ズンドコベロンチョ」「思い出を売る男」は20世紀のもののリメイクで、特に「ズンドコベロンチョ」は、このネット社会でも通用する仕上がりになっており、満足。
僕は1度、「ズンドコベロンチョ」に似たような状況に陥ったことがあり、その恐怖がよみがえった。

2週目の「映画監督編」。
「事故物件」は水準に達していないと感じたが、それ以外の「箱」「幸せを運ぶ眼鏡」「×」「嘘が生まれた日」はどれも納得の内容だった。
特に気に入ったのは「嘘が生まれた日」であり、奇妙な世界からスタートし普通の世界に変わる、というコンセプトは目新しかった。
「×」は「生きる」へのオマージュが強すぎたと感じ、またオチが少々強引だったか。
「幸せを運ぶ眼鏡」はありがちだったが、オチの落ち着かせ方が世相を表していて、嫌いではない。
「箱」は、虫が出てきたショックで、落ち着いて見ることができなかった。
僕なら、あの時点で永遠にパニックである。

さて、番組途中でダイハツのCMが流れて、「好きになるのに、1秒もいらない。」のコピーの存在を思い出す。
このコピーを最初に見た時に「なんだかなー」ともやもやしていたが、よもやこんな事態になるとは。
一応教訓はあって、「瞬く間に好きになってしまうものだから、冷静になり、時間をかけて考え、慎重に行動せよ」。

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