曇天の続き

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2012-12-30 Sun.

小倉暗・往

2012-12-30

2012年も年末となり、いつもの帰省を行う。

まずは準備として、録画しておいた「スタジオパークからこんにちは」草刈正雄出演回を見る。
小倉一番のハンサム草刈正雄であるが、全般的に空回りしていたように思う。
「喜劇は難しい」ということを、彼はもちろん理解しているとは思うが。

続いて、録画しておいた「城下町へ行こう!」小倉城編を見る。
以前から名前はうかがっていたが、小倉織の人はあんな山中に住んでいるのか、と驚愕したが、よく考えてみれば小倉の大半は山中である。
巌流島が旧小倉藩領であったことを初めて知ったことと、「関門海峡たこ」のPRがよかった。
小倉城に上って、風景についてオフィシャルなコメントを発する、ということは僕にはとてもできないが、それをやりきったピエール瀧と地井武男はプロフェッショナルである。

これで準備終了。

東京駅に降り立つ。
混んでいる中央通路を避け、北通路を通れば、そこは弁当売り場の前。
帰省専用弁当「叙々苑 焼肉弁当」を購入。
大丸で買うのも魅力的だが、ちょっと遠い。
一応、今後の値上げされた時のために書いておくけれど、値段は2,310円。
あと、500mlビールを2本。

プラットフォームで新幹線の入線を待つ。
入ってきた新幹線の清掃作業を見て、確か今年はこれに注目が集まったはずだ、と思い出す(JR東日本だったか)。
見ていると、かなりの力仕事であり、とても僕には勤まらない。
年末にもかかわらず働いていただいているすべての人に感謝するし、年末に仕事がある多様性が確保されていることの幸せにも感謝する。

ともかく、列車は東京を後にする。

多摩川を超えたところでビールの栓を開ける。
今年は多忙で、帰省専用おつまみ「貝柱の干物」を買い忘れた。
新横浜駅を過ぎたところで、弁当を開ける。

あそこに見えるは「とりせん」か、と思いきや、「ジャンボエンチョー」だった。

新大阪駅の手前で、大きな音がする。
見ると、子供を抱きかかえたまま立ち上がった女性が、子供の頭を上部の荷物置きの底に思い切りぶつけたようである。
それで、また目がさえた。

昨今起きた諸般の事情に伴い、数年前にiPod shuffleを手放したのだが、年末の帰省に備えて新しいiPod nanoを購入した。
そのおかげで、今年は車内で暇を持て余すこともなかった。
これまでは、意識はしていないのだが、なぜか携帯電話に入れる音楽はピチカート・ファイヴばかりで、車内で聴いては帰郷を憂鬱に感じていた。
今年は車内で土岐麻子のアルバムを聴き、「数日過ごせばまた戻れると約束されているのだから、穏やかに過ごそう」という気持ちになった。

新山口駅付近の転車台を確認した後、すぐに丸和の看板が現れ、新関門トンネルに入るような気がする。
歳を重ねるごとに、新幹線に乗っている時間が短く感じるのはなぜだろう。

トンネルを抜けると、観覧車がお出迎え。
相変わらずの「煙もくもく」である。

駅に降りて、土産リストに従い土産を購入する。
ここ数年、実家への土産はキヌガイの干物にしているのだが、受け入れられているのだろうか。

殺伐とした雰囲気が漂うタクシーに故郷を感じ、実家に到着。

正月の反省を踏まえて、今回は年末に刺身と鍋をいただく。
これが済めば、もう東京に戻ってもいい。

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