曇天の続き

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2020-07-12 Sun.

帰北

2020-07-12

機会があればゼンリンミュージアムに行きたい、と思っているし、TOTOミュージアムにも行ったことがない。
でも、今回も行けない。

バスに乗って、ラーメン屋に。
日曜だからというのもあるが、乗りたいバスが1時間に1本しかなく、昔を知る自分としては薄暗い未来が気になる。
ラーメン屋の店内は相変わらずの緊張感だが、味はうまい。

街中に戻って、おいとめいどもと合流。
久しぶりに水環境館に行き、展示を見せている間に、そごう…、コレット…、駅前のピンク色の建物に行く。
6階にベスト電器ができていて、実家の洗面台の電灯が切れていたので、LED電灯を購入する。
街を歩くと、小倉には小さな店が増えたように思う。

おいとめいどものところに戻り、なぜか何かおごってやることになる。
小倉を出てもうすぐ四半世紀、どんな店があるのかすっかりわからないでいると、「コメダがあったよ」と教えられる。
紫川のほとりに建物ができていて、コメダ珈琲店が開店していた。
時代は変わるものである。

店内は混んでいて、少し待ったが、運よくテラス席を案内された。
「好きなものを頼め、金は後でじいさんからもらう」と告げ、遠慮なく飲み食いされる。
こういうところにはよく来るのか、と尋ねると、「めったに外食せん」との答え。
「すばらしい食育方針」と感心するものの、後で会計をして軽い立ち眩みがするほどの金額だったので、そういうわけかと納得する。
川の向こうを見ながら、あそこには法華倶楽部があった、とか、代ゼミの跡はどうなった、とか、旦過はいつきれいになるのか、とか、デオニーちゃまだあるんかね、とか、よくわからないことばかり話し、おいとめいどもは全く話についてこない。

せっかくなので、小倉城でも見てみることにする。
途中に店ができていて、辻利なんかもあったりして、こっちで休めばよかったとは後の祭り。

知らなかったのだが、小倉城の天守閣は当時にしては結構大きいらしく、大きさで言うと上から何番目かだということ。
カメラに映ると、顔を認識して、画面に映る姿が忍者になったり、町娘姿になったりする装置に、しばし夢中になる。
最上階まで上り、城下町を一通り見つくす。
今日は晴れているよね、と写真を撮る。

バスに乗って、実家に戻る。
夕食時に「小倉あるある」の話になる。
ラーメン屋の緊迫感についての漫談を披露すると、小倉は降りるにもかかわらずバスの降車ボタンをギリギリまで押さない人ばかりだ、と返される。
自分もそうだったので、何も言えない。
あとは、今の小倉では甘栗を買うことが難しくなったとか、そういえば祖母の結婚前の名前が広末○子で、自称・田川小町であったとか、じいさんのじいさんは馬借で宿を営んでいたとかいう、事情を聞くに聞けない厄介な話が出てきたり、もう勘弁してほしかった。

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