曇天の続き

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2011-11-23 Wed.

追想

2011-11-23

「第12回東京フィルメックス」の特別上映「相米慎二のすべて」に行ってきた。
すべての回に行くことはできないので、まだ見たことがなかった「あ、春」の上映回に出かけた。
相米慎二作品を見直す」プロジェクトの集大成である。

上映会場は東劇。
東劇に行くのは、おそらく12年ぶりである。
それは1999年2月3日に「ニンゲン合格」を見たときで、その時は携帯電話を座席に忘れてしまった。

事前に、チケットぴあを通じて、前売り券を入手していた。
システム利用料として1枚当たり105円取られたのが、どうも納得いかない。

川谷拓三特集が開催されている銀座シネパトスの前を通り、15時に東劇に到着。
上映は15時30分からなので、ロビーのソファーでしばらく待つ。
意図したわけではなかったが、藤沢秀行著「野垂れ死に」を持っていたので、それを読み進める。

座席は、O-20。
中盤より後ろの、一番右端だった。

「あ、春」の上映が始まる。
英語字幕付きだった。

上映が終わり、引き続きトークショーが行われた。
ゲストは、「あ、春」の主演である佐藤浩市氏。

すべて終わり、劇場を出ると、雨が降っていた。

帰宅。
「いい旅、夢気分」を見ていると、「あ、春」で夫婦を演じていた三浦友和と余貴美子が富山を旅していた。

好きな監督の映画を、監督のファンの方々と一緒に見て、映画を制作した人たちの話を聞くことができ、本当に贅沢な時間を過ごすことができた。
一挙上映というのは時々あるが、有名な俳優が多く参加するような企画は、滅多にないものだろう。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」とは言うが、一方的に感謝するよりほかない。

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