曇天の続き

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2020-03-19 Thu.

連綿

2020-03-19

先日、鈴木桃子のライブに行ったのだが、その時のゲストが野宮真貴だった。
2人がパフォーマンスしたのは「きみみたいにきれいな女の子」で、この曲がレコーディングされた当時の話が披露され、難しい「ハモり」であったことが明かされた…。

この話を聞いている現場では、その内容にピンと来ていなかった。
僕が聞いてきた「きみみたいにきれいな女の子」で、鈴木桃子が歌っているという記憶がなかったからだ。

ライブ後にウェブサイトを調べてみると、確かに「featuring 鈴木桃子」のクレジットが入っている。
でも、聞き直しても、そんな風には思えない。

後日気づいたのだが、僕がこれまで聞いてきた「きみみたいにきれいな女の子」はシングル盤、およびベスト盤に収録されたものであったようだ。
改めて調べてみると、「きみみたいにきれいな女の子」はアルバム「プレイボーイ・プレイガール」に収録されているようで、僕はその音源を持っていない。
そして、そのアルバムには、鈴木桃子が参加しているようだった。

再発はあるようだが、もともとのアルバムは廃盤。
ところがいい時代で、入念に探せば、中古でお求め安い値段の商品がウェブサイトから手に入る。
もっと簡単に聞ける時代なのかもしれないけれど、僕はまだ古い場所にとどまっている。
またまたC.T.P.P.が棚に並ぶ。

ライブから1か月余り経過し、アルバム「プレイボーイ・プレイガール」を入手。
聞いてみると、確かに「きみみたいにきれいな女の子」で鈴木桃子の声が聞こえてくる。
これを聞いていて、ライブに行っていたら、また全然違う感慨にひたることができただろうに。

当時聞いていれば判別できていただろう。
でもあのころは、金がなくて調子も悪くて、とにかく余裕がなかった。
知らないままに20年以上過ぎたことがある、ということを、また知ってしまった。
もっとも当時それに気づいていたとしても、その興奮を伝える相手もいなかっただろう。
それは今も変わらない。

たった1か月前にライブに行ったのがウソのような現状。
鈴木桃子が出演する「3月生まれの会」も、野宮真貴の還暦を祝うライブも、飛んでしまった。

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