歓迎
2020-03-18
僕は、当初から、それこそ2009年から、オリンピック誘致に反対であった。
なぜなら僕は、平常を好み、祝祭が苦手だからである。
「開催誘致した」ということには、責任が伴う。
つまり、「どのような状況になろうと、開催に向けて尽力する」ことを約束した、ということである。
その覚悟をもって誘致したに違いないのだから、その約束を履行するのは疑う余地もない。
僕も、かなり離れた場所からではあるが、そのつもりで行動している。
何なら、僕のところにも関連依頼や要請が細々と漂着しており、僕はすでに引き受け、作業を遂行し、愚痴をわめている。
控えめに言って、「中止」や「延期」を軽々しく口にする人たちの気が知れず、情けなく思う。
あっ、僕は「軽々しく口にする」人たちのことを申し上げているのであって、深慮されたあなたのことではありません。
国外からのお客様を「お・も・て・な・し、おもてなし(合掌)」すると言っていただろう。
お迎えするつもりがあったならば、まずは今、世界をリードして、国内のみならず、国外の感染予防にも惜しみなく協力する時であろう。
何もせず、「国内はいいけど、国外で流行しているから、やめた」などと言えるものか。
それが、国際社会において名誉ある地位を占めんとする我々の矜持ではあるまいか。
いや、決してチケットを持っているから言っているわけではないよ、当たらなかったし。