救済
2015-12-30
先日のリベンジを兼ねて、又吉直樹「第2図書係補佐」を読了。
本文中に出てくる、よく当たる占い師の「2015年に何かがある」と思わせるようなふるまいは、見事的中したということになる、といっていいだろうか。
それにしても、である。
「キングオブコント 2010」の優勝者、準優勝者で、2015年にこんなにもはっきりした「明暗」が現れるとは、言葉をなくす。
発覚から数日が経過したが、今も僕の頭の中の多くを占めている。
自分のふがいなさをすっかり忘れ、行き場のない憤りに心を支配されてしまう事件だ。
彼に失望している芸人は多い。
それだけ信頼していたし、それだけに信じられないのだ。
もちろん芸人にも例外はいて、その1人は品川ヒロシである(あいつ、いったい何なのだろう)。
最低限、真実を明らかにしてほしい。
できれば、優秀な弁護士に依頼し、起こったことを明確にしてほしい。
逮捕されて、彼自身ほっとしているところもあるのではないだろうか。
このような習癖は、自力で直すことは容易ではない。
厳しいことだが、露見することが、社会の構成員としての数少ない救いの1つだと思う。
他者の力を借りて、修正してほしいと思う。
たくさん笑わせてもらったのに、落ちていくのを見るのはつらい。
しっかり治したうえで、復帰することは望ましいが、もう出てこなくても我慢する。
とにかく、落ちないでほしい。