曇天の続き

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2024-09-21 Sat.

霧散

2024-09-21

目標は「30・30」、「オシャレ30・30」に出演することである。
「コピーは見た」。

さて、農産物の生産コストが高く、価格にも影響が出ている、消費者の皆さんのご理解を、みたいな広告を見た。
普段、ろくなことをしていない自分としては、実に頭の下がる思いがする。

生産コストが高いのは、人件費もさることながら、飼料代や光熱費、運搬コストの増大もあるのだろう。
要は、消費者は、金を払って輸入している飼料や石油、ガスを食っているのだ。

思うに、我々が考えるべきは外国に依存しているエネルギー問題であるとともに、為替相場についても関心を持つ必要がある。
生産者を応援するのなら、円高になるよう行動し、構造的に生産コストが下がるようにすることが望ましい。
外国に売れる価値のあるモノやサービスを率先して生産、創造するべきなのだ。

ところで、昨今のITエンジニアは、リソースを外国から調達するばかりで、そのコストを支払うばかりだ。
IT資源の支払いはドル建てが多く、円安に傾くことに、大きく荷担している。
円安を産んでいる元凶の連中が、円安によってさらにコスト増になり、その負担を顧客にお願いする、という情けない事態になっている。

国力を低下させている主犯は、ITエンジニアなのかもしれない。

今こそ「IT自給率」を高める施策が必要だ。
ITエンジニアは、自前でリソースを確保する気概を持たなければならない。

…というのも、もう手遅れなのかもしれない。
僕もそうだけど、すでにあるものに乗っかる方が楽だし、それを自分で作れるとも思えないほど実力差がある。
外国企業の株式を持ち、我々が支払った収益のほんの一部でもいいから回してもらい、死なない程度に養ってもらう、という戦略の方が、まだ現実的のような気がする。

規格外の大リーグプレイヤーの年俸をまかなっているのは、結局スポンサーである国内企業だ、という話もある。
我が国は、軍事力での貢献は期待できないが、他の点でずいぶんと貢献、もしくは利用されている気がしてならない。
「おもてなし」という感情労働を強制され、それを美徳とうたう現況を見ると、国民の命だって早晩差し出しかねない。

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