夢寐
2010-06-25
以前から言っているように、睡眠をとれば、もっぱら悪夢しか見ない。
眠っても、疲れは全く取れない。
むしろ、一晩中うなされ、疲れが増した状態で目を覚ます。
先日に至っては、まずいラーメンを食べるという夢を見た。
夢の中でちゃんと味がしたのだから、恐ろしい。
また別の日には、東京中が雪に埋まっている、という夢を見た。
夏至の蒸し暑い夜明けだというのに。
さらに別の日には、目覚めた瞬間に、「6杯目のビールって意味があるんだろうか」という思いが舞い降りた。
それ以来、6杯目のビールを拒絶してしまう。
つまり、数少ない夏の楽しみが奪われた。
化学者であるケクレは、夢で得た発想から、6つの炭素によるベンゼン環の構造を思いついた、という(真偽は不明)。
同じ6でも、6杯目のビールの悟りを得てしまった僕には、今後ケクレが体験したようなユリイカは2度と訪れないだろう。