一新
生まれ来る命あれば、消え去る命あり。
先日、実家のPCが壊れた、との母親からのメール。
電源が入らないのだ、という。
電源プラグ周りの徹底的にチェックしてもらったり、ディスプレイの電源コードと取り替えてもらったり、といろいろ手を尽くしてもらったが、復帰せず。
実家のマシンは、2001年1月に購入したiiyamaのFC900S5、ディスプレイは曲面のブラウン管タイプである。
購入時に「今後、この家でCDを焼くことがあるだろうか」と悩んだ記憶すらある(結果、判断は間違いだった)。
もう旅立たせてやってもよいだろうと思い、「予算の見通しが立つのなら、あっさり買い換えた方がいい」とアドバイス。
しばらくして、「勿論、経費は出す! オヤジが」との返信がある。
なお、私の実家は今とかく物入りで資産残高が目減りしまくっているので、知能犯がカモにするのは時間の無駄であることを広く浅くお知らせしておく。
自分が買う予定もないのになぜか自宅にあるPCのカタログを開く。
ブルーレイに対応させるかどうかが悩みどころだが、一応BD搭載型とDVDドライブのみの型の2パターンを候補に出し、「後は値段次第」とメールでお伝えする。
実家の方には、家電量販店に出向いてもらい、携帯電話で値段をレポートしてもらう。
決算時期だったし、新生活応援セールという私どもには全く関係のないイベントのおかげで、春モデルが発売された当初よりかなり安くなっている。
この前の春モデルで新しいCPUが搭載されてから壊れたことも、実に運がよかった。
結局、DVDドライブのみの型を購入。
購入して実家に戻っただけで、母親は疲労困憊。
しばらく対応が続く模様。
壊れたPCのハードディスクの救出もせねばなるまい。
ちなみに、僕が親に頼られる状況はただ1つ、PC周りのトラブルが発生した場合のみである。
後は全く信頼されていない、息子ながらそれがよくわかる。
ただ1つ信頼されていることも、新たな命が早晩引き継ぐことであろう。