登塔
東京タワーを上ってきた。
まずは、いつまでもなじめない地理関係を理解し、神谷町駅で下車。
新しめの通路を抜けていくと、新しい建物に出た。
ここが、麻布台ヒルズである。
さっそくレジデンス棟の建設地を見て、涙を流す。
「作って、赤字」なのだから、たまったものではない。
飯倉の鞍形を堪能。
NOAビルの前は、警官が出ていた。
坂を上り、東京タワーのふもとに到着。
来訪は、2013年以来。
1月に特別展望台まで登り、9月ごろに、浜川崎駅に行った後に、東京タワーで開催されていた「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」の物販に行った。
今使っているマグはその時に買ったもので、先生が生み出したキャラクターと東京タワーが描かれたデザイン。
現在、上部の展望台見学はトップデッキツアーと銘打っているようだ。
ツアー開始は1時間半後。
酔狂にも、ミドルデッキまで外階段で上ることにした。
段数が600段だと事前の調査でわかっており、毎日200段の階段を上っている身としては、大したことではない、という判断。
実際、それほど大変なことにはならず、東京タワースタジオがよく見えた。
ミドルデッキに到達。
ここで45分ほど待つ。
空にはもやがかかっていて、麻布台JPタワーも見飽きて、下の学校の部活動の様子などを見ていた。
時間が来て、ツアーに参加する。
ガイドからの説明があり、建設当時の…、写真撮影も禁止だったし、内容についてはあまり書かない方がいいのだろう。
内藤多仲氏のことを事前に知っていたため、また涙を流す。
中間プラットフォームでエレベータを乗り換え、トップデッキに到達。
「上ったらそれまで」という感じなのは、僕が東京に中途半端に慣れすぎているからだと思う。
ミドルデッキまで下り、また外階段で地上まで下りる。
これも下りる時点では大したことなかったのだが、2日後にはふくらはぎの筋肉痛が生じた。
昼食をとろうと、神谷町駅まで戻る。
ちょうど昼営業を終える時間で、店が開いていない。
せっかくだから麻布台ヒルズで昼食を、と思っていたのだが、麻布台ヒルズのオープン自体がまだ先の様子。
港区には自分のようなものが来るところではない、と21世紀何度目かの戒め。