曇天の続き

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2020-10-12 Mon.

旅券

2020-10-12

総合旅行業務取扱管理者試験を受験。

受験のきっかけは、散歩中に旅行業の従事者を養成する学校を発見したことだ。
そこで旅行業務取扱管理者試験の対策講座を開催していることを知り、興味があって書店で過去問題を見てみると、少なくとも国内実務は時刻表のピンク色のページの理解で対応できそうなことがわかった。
誰もが本気にしていないようだが、僕は2042年までにヨーロッパ旅行を経験したい。
また普段から旅行のことを考えて生活しているのだから、この資格を取るための知識を身に付いておけば、何かに役立つかもしれない。

そう思って、2019年に願書を提出した。
10月の試験は台風で実施されず、2020年4月に延期された。
結局、COVID-19のために中止、受験料の返金を受けた。

ところで、僕は国外への旅行を計画したことがない。
国外に出たのは3度、タイ、ネパール、韓国、インドに行ったが、それらは自発的に行ったものではなく人についていくだけ、仕事と呼んでいいものだった。
そんな自分にとって、この総合旅行業務取扱管理者試験はかなり縁遠い。
特に、海外旅行実務が不得手で、パスポートの取り方から、国外から持ち込んだものに税関で課せられる税金など、距離のある話で頭に入ってこない。
中でも海外の観光資源について、基礎知識がなく、全く歯が立たない。

そんな状態で、試験日を迎えてしまった。

試験会場は、早稲田大学早稲田キャンパス。
久しぶりだが、キャンパス内は立て看板もほとんどなく、すっきりしたものだ。
建物の入り口で並び、検温を受け、手指をアルコール消毒。
エスカレーターで上がり、教室に入る。
席は間隔が十分に取られており、試験時間中はマスク着用とのこと。
出席率は、7割は越えていただろうか。

午前の旅行業法と旅行業約款の科目を終え、昼休み。
教室内は、知り合いなのか、若い学生のような人たちが食事をとりながらあちこちでしゃべっている。
僕はこれまで、2020年度の大学生に対してかなり同情をしていたのだが、この状況を見ると、クラスター発生を警戒してキャンパスが閉鎖されていてもやむなしか、と思い直す。

午後の科目は、国内旅行実務と海外旅行実務。
時間が足りないと聞いていたので、時間配分を決めてやや急いで解いてみたが、思いのほか早く解き終わった。
やっぱり海外旅行資源の問題が全く分からなくて、自信があるのは1問しかなかった。
時間が余ったので、海外航空運賃について見直しをかけたのだが、よく見ると間違っているのではないかと思い、結局8問中7問の回答を変える始末。
それでも時間があまり、終了時刻前に退室する。

早稲田に来たら、ラーメンである。
以前行った徳島ラーメン店に入り、本日2度目の昼食。
都バスに乗って、帰宅。

後で調べたところ、今年の問題は難しく、過去問を解いているだけでは対応できないほどだった、とのこと。
僕には難易度すら判定がつかなかったので、もう論外だろう。
自信があった国内旅行実務だけ自己採点したが、62点。
他はちょっと絶望的かと。
早くも、来年に目が行っている。

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