髪見
2019-06-16
理容師に、髪のことを指摘された。
おそらく、顧客の様々な経年変化を心にしまい込み、理容師は散髪をしているのだろう。
穴の中に秘密を告白したい気持ちもよくわかる。
それはさておき、指摘によると僕の髪は、以前より細くなり、癖が強くなっているようである。
そういえば髪が絡みやすくなった、という自覚があったのだが、それも髪の細さが原因なのだという。
毛量はさほど変わらないとのことだが、本当のところはよくわからない。
僕の見た目はあまり変わらない、と言われる。
まるで干物のようである。
しかしながら、昔の写真に映る自分の髪は、今よりもずっとまっすぐである。
変わってしまったのは仕方ない。
髪が白くなったらスカイブルーに染めよう、と考えているのだが、今のところ白髪が目立つこともない。
それでも、よく見れば数十本ほど白髪が現れている。