長聴
2020年は今日で終わり。
東京は晴れていて寒いが、昨日までは暖かった。
平均的な気候であってほしい、と強く願う。
2020年の重大ニュースを以下に挙げる。
- 志尊淳、オンラインでの収益から1000万円を日赤に寄付
- 最優秀ホラー女優賞は、小倉優香
- 最優秀ホラーサービス賞は、ドコモ口座
- 児島一哉のヨガ本まで出す、あざとくノリノリな出版社
- 矢崎滋に「はね駒」の再放送料が支払われる
- メディアはこれまで、戸田恵梨香の一体何を伝えてきたのか
- 県知事を選ぶのは県民であり、水面下の森喜朗ではない
- 決定的一発屋の出現に歓喜
- Snow Manが紅白に出ないのは、春に発覚した不祥事のため、ではない
2020年は何もなさないまま終わった。
年末の最終週になって、「あさイチ」のプレミアムトークでウッチャンが出ていたのを見たり、レンタルしたDVD「小堺一機&柳沢慎吾LIVE ライブマン コミック君!!」を見て柳沢慎吾の妙演に腹を抱えて笑ったりして、少し取り戻した気分になった。
ラジコプレミアム会員になったことが、2020年の大きな出来事となった。
外出できない代わりにラジオでも、と軽い気持ちで入ったら、やめられなくなった。
KBC「PAO~N」を聞くようになり、多くの時間を費やしてしまった。
矢野ペペの優秀さを知らずに終わらなくてよかったし、いわぶ見梨もおもしろい。
「新婚家庭は火の車 深瀬智聖です」が2020年最もお気に入りのフレーズである。
7月15日に放送された「走れ!山笠2020特別編~4時59分 何していますか~」は、さみしいが、素晴らしい番組であった。
勢い余って、KBCの「チャリティミュージックソン」に寄付する始末。
お世話になったのだから、ぜひとも貢献したかった。
まさか、井堀にある歯科のCMを東京で聴くことになるとは、全く想像していなかった。
サブスクリプションをやめられない決め手は「ミルクボーイの煩悩の塊」である。
この番組が続く限り、エリアフリーをやめることはないかもしれない。
他にも、聴いてみたかった「TOKI CHIC RADIO」をFM山口で、「PAO~N」に東京から電話で出演し続けた松村さんの番組「松村邦洋のOH-!邦自慢」をKRY山口放送で聴いた。
周波数の入る山口の放送を拾って地元でネットされていない番組を聴いたり、沢田幸二の昼ワイドを聴いたり、と30年前にやっていたことを今もしていて、進歩がない。
今週になってふと気づいたのだが、現在も週5でオフィスに出勤している自分は、少数派とは言わないまでも、オフィスワーカーとしては多数派ではないのかもしれない。
4月から5月にかけては週2の出勤で残りは自宅待機しており、思い出しながら電話で指示をするという「目隠し将棋」みたいなことをしていたが、6月以降は元に戻っている。
出勤時間も同じで特に何も変わらないし、仕事も変わらない…、いやむしろ増えた。
よく考えれば、自分の仕事は以前からリモートワークであったようだ。
扱うデータはどこか別の場所にあり、遠隔からアクセスできる端末がセキュリティエリア内にあるだけに過ぎない。
その端末を自宅に持ち帰ることができないし、セキュリティエリア外からのアクセスができないので、アクセスポイントに通う必要があった。
それでも、会議で顔を合わせることがなかったり、取引先のオフィスに行くようなことがなくなったりはした。
客先に訪問したり、会議室を確保したり、顔合わせが必要だと集合をかけられたりとか、今考えると何だったのだろうと思う。
そういうことを大事にしてきて、資源を費やしてきた人たちは、この際責任を取ってとっとと退場すればいい。
2020年はいつもと変わった年だったが、それなりに技術が発達していたおかげもあり、何とかやり過ごせたものだと思う。
自分にとっては、そもそも人とのかかわりが没交渉であり、それほど変わったという印象がない。
面倒なかかわりが一掃されて、むしろ快適に過ごせたように思う。
飲み会もなくなり、金も使わずに済んだし、無駄な風邪も引かずに済んだ。
NHKオンデマンドでドラマ「徒歩7分」をじっくり見ることもでき、「ぬくもりの北欧スタイル」も実践したいし、個人としてはいいことも多かった。
でも、対応できているように感じるのは、自分の経験値が上がっているのも理由にあると思う。
思い返せば、1995年に世の中でいろいろな出来事があって、価値観や世界観を大きく壊されてから、今までに絶え間なくいろいろなことが続いている印象がある。
その都度混乱の中でおぼれまくっていたから、2020年のようなこともいつものことのように感じるのかもしれない。
そう考えると、若い人の方が、より大変なのだろうと推察する。
それでも、思いがけない別れがあったし、こんなに世間離れしている僕でさえも、世界を取り巻く事態に関連する重い出来事を経験した。
それは、やはりつらい。
体調だが、右肩の痛みはなくなったが、腕の可動域は変わらず小さい。
誰も気づかないが、実はこの1年で体重が10kg増えた。
みぞおちのあたりが時折軽く痛むのだが、健康診断では何も言われない。
のどに引っ掛かりがあり、咳が続くが、発熱しない。
さすがに、頭に白いものが見られるようになった。
最後に、宮崎大輔のことと、2019年の紅白歌合戦の審査員に瀬戸大也がいたことを改めて思い出しておきたい。