流転
2017-03-11
休日、朝。
まだ8時を過ぎたばかりというのに、私鉄の上り電車は混雑している。
一部の人々は、こんなにも休日を謳歌している。
一方僕は特に20代の初め、何と時間をむさぼっていたのだろう。
僕が持つ残り時間は、限られている。
それを後悔する時間すら、惜しむべきである。
…というより、いつの間にか上りの私鉄電車で街を目指すようになっていることが不思議、もしくは不本意である。
本来の仕事をなせているのであれば、スタイルを気にしなくてもよい。
そうは言っても、遠い場所へ来た。