潜伏
2016-04-20
先日、BS JAPAN「空から日本を見てみようplus」の兵庫県尼崎-西宮-芦屋(20160405放送)を視聴した。
この番組を視聴するのはかなり久しぶりで、今住んでいるところではなかなか知ることのない、阪神間の様子に触れることができた。
特に、阪神本線の曲がりくねった感じや、宝塚市が山中にあることなど、確認や発見も多かった。
番組内で、「マンボウトンネル」というものが取り上げられていた。
東海道本線甲子園口駅近くの線路をくぐるトンネルで、過去に水路だったものにふたをして人が通れるようになっており、その経緯からとても狭く低いトンネルである。
この「マンボウ」という名の由来についてはよくわかっていない、という番組の説明であったが、僕はこのシーンを見てふと思い出したことがあった。
2014年7月、僕は実家に帰省し、折尾の「ねじりまんぽ」を見に行った。
西鉄北九州線のレンガ積み高架橋であったものが現存しているのだが、アーチ部がらせん状に積まれている珍しい形態から、「ねじりまんぽ」と呼ばれている。
西鉄北九州線は2000年に廃止されており、折尾駅周辺の再開発も進んでいることから、いつまで残るのかわからない。
この「まんぽ」というのは、トンネルという意味だとされている。
「まんぽ」と「マンボウ」は似ている。
もし仮に、「マンボウ」が「まんぽ」と同源にあるとすると、「マンボウトンネル」は同じ意味を重ねているに過ぎない。
そうは言っても、本当のことは定かではない。
いつか、僕の母校野球部が全国高等学校野球選手権大会に出場し、まだ甲子園球場で大会が開催されているのであれば、雰囲気に便乗して甲子園口駅の「マンボウトンネル」を見に行きたい。