着飾
2015-11-03
この時期、休日の街を歩き、考えさせられるのは、「結婚披露宴に参列する人々が着用するコート」についてである。
披露宴に参加するために、特別な格好をする。
だが、その格好で街を歩くのは、いささか寒い。
なので、上にアウターを羽織ることになる。
ところで、パーティードレスは新調してでも手をかけるものの、アウターまでは手が回らない。
よって、普段使いのコートを着ていくことになる。
そのコートは、中のドレスとは不釣り合いで、安っぽさが際立ってしまう。
それでも、写真に残るのはドレスの方なのだから、この点は我慢する…。
厳寒期であれば、それなりのコートを持っているものだ。
一方で、春先や秋の半ばにふさわしい、ショート丈のコートは、ビジネス用のものしか持ち合わせていない。
なので、生活に余裕があるうちに、年をとっても長く着られるコートを1着でも準備しておくべきだ。
もっとも、生活に余裕が生まれることなど、僕の身にあるようには到底思えない。