吸血
2014-10-31
僕が10月31日に最もいてはならない場所。
そこに、僕はいた。
六本木だ。
ハロフソメンバーとしての活動を、2013年にあきらめた。
もういくら抵抗しても、商業的侵略を妨げることはできない。
この日、どんなに少なく見積もっても、すれ違う人の10人に1人は(10組に1組は)仮装をしていた。
何かの巡り会わせで飲み会にはせ参じることとなった僕の目はたぶん、死んだ魚のそれのようだったと思う。
目をつむって歩いても安全なら、そうしたい、と思う光景に、何度も出くわした。