結集
2012-07-28
命名権が好きではない。
契約期間が過ぎると、名称が変わってしまうところが苦手だ。
本当に広告しているのは、メディア関係者である。
金をもらっていないのに、正確な名称を間違えずに宣伝することに気を遣わなければならない。
また、商品のイメージが強いのも困る。
「味の素スタジアム」に入ると、どうも自分が粉まみれになったような気がする。
渋谷公会堂の前の名称だと、気に食わない商品名を言うのもしゃくに障るし、自分が何だか酸っぱくなったような気になる。
泉佐野市が市名命名権を売るとしていたが、報道もそれに合わせて名称を変える必要があるのだろうか。
例えば、「泉佐野建設」みたいなところが買えばいいのではないかと思う。
栃木県の佐野市が命名権を買うとか、どうだろう。
さて、渋谷に行ったときの楽しみの一つは、用事もないのに渋谷公会堂の前まで行って、今日は誰がコンサートを開くのか、どのくらい人が集まっているのかを確認することだと思う。
先日渋谷に行ったときにも、公会堂の前は多くの人が集まっていた。
何人かの人が、iPadを掲げて入り口で立っていた。
余った券を買うか売るかする人なのかも知れないが、そうだとしたら時代が変わったものだ。
公会堂の前には看板がなく、何のイベントが行われているのかわからなかった。
そこにいる人に聞くか散々悩んだが、結局聞かないままに終わった。
帰って、ウェブサイトでイベントの予定を確認すると、「PRIVATE」とある。
後で、ウェブ上の情報をつなぎ合わせると、誰かの「達成ラリー」が行われたらしい。
初めて知った概念だが、とりあえずその場の人たちに聞かなくても知ることができた。