曇天の続き

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2012-01-01 Sun.

気楽

2012-01-01

昨夜は、気づいたらビールと日本酒を同時に飲まされる、という攻勢にやられ、ひどい目にあった。
午前中に「日曜美術館」の再放送で山本作兵衛が取り上げられているのを見たためか、山本作兵衛が実行していた習慣について熱く語っていたところ、「紅白歌合戦」に出ている平井堅を見たのをきっかけに母親が昔話を始め、話がより加熱したのが、悪酔いの原因だったように思う。
細川たかしの後ろで宮澤佐江が見切れていたのを見たのが、まともな記憶の最後だった。

紅組が優勝したことだけを確認し、そばも食べず、年越しを迎えないまま意識を失う。
警視庁が大騒ぎしていた頃、小倉では「どこよりも早い初売り」をしていたはずだが、僕にはよくわからない。

明け方、bodyがやけにexitしたがっているのをfeelし、その衝動に従いながら2地点を往復し、朝を迎えた。
2012年の心がけは「悪酔いしない」と決めていたのに、早くも破ってしまった。
ただただ反省である。

昼過ぎから親戚が集まったのだが、体の調子が全く戻らず、いつもの陰気が出てしまった。
せっかく来ていただいたのに、親戚には申し訳ないことをした。

ところで、このごろは「わかりやすさ」について思いを巡らせる。
時々、わかりやすさが重視されるために、間違っていてもわかりやすい論理がまかり通っているようなケースに出くわすことがある。

事実をわかりやすく伝えようと工夫することは重要だ。
しかし、わかりやすくするために事実を隠蔽、歪曲することは望ましくない。
事実は直観でわかる形で現れるものではない、ということを自分に言い聞かせるようにしておきたい。

何が言いたいかというと、この日記はわかりやすさを目指さない、ということだ。

意味が伝わらないような文章を避ける努力はする。
しかし、記述内容の前提知識についてい詳しく書くことを省略する場合はある。
ましてや、自分をねじ曲げてまでして、受け容れられやすいことを書くことはない。
現実は窮屈なので、せめてここは、わかりやすさを考えなくてもいい場所として守り抜いていきたい。

そんなことを考えながら、「年のはじめを祝う」つもりだった。
でも、いざやってみようとすると、「祝う」とは何をすればいいのか、はたと困ってしまう。

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