試練
2010-12-12
小学生の頃から今に至るまで、詩というもののよさを理解できないでいる。
言外に含まれる内容の解説を説明されても、「そんなの知らない」という気がしてならなかった。
最近ようやく気づいたのだが、これまでは詩の周囲にまとわりついている理屈めいたものに惑わされすぎていた。
詩には音を楽しむという側面もあるのではないか。
解釈を楽しむ、というのは一旦後回しにし、声のいい人が朗読した詩に愛着を持ってもいいのではないか、と。
そこで、詩の朗読が入っているCDを探してみようかと思った。
先日コンテンツショップ(CDショップ)へ行く機会があったので、ついでにCDを探してみた。
棚にはたった1枚だけ、詩の朗読が入ったCDがあった。
それは…、三代目魚武濱田成夫氏のCD。
人がようやくその気になったのに、神様はそのやる気をことごとくくじくものである。
わたしはあきらめないし、忘れもしない。