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2009-05-25
映画「秘密」を見る。
1999年の滝田洋二郎監督作品である。
デビュー当時からの広末涼子のファンである。
だけど、公開当時、僕はこの映画を見よう、という気になれなかった。
広末涼子の演じる役が重すぎて、受け入れられなかったからだ。
10年経って、「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞を受賞した。
その関連で過去の滝田洋二郎監督作品がテレビで放送されている。
その恩恵で僕は「秘密」を見ることができた。
過去の映画を見て、結末に驚愕するものの、その驚きを誰とも分かち合えない。
「ターミネーター3」を公開からかなり経過して見た時に感じたあの気持ちを、この映画でも感じた。
1度頂点に達した感動を後からなかったことにされ、足場が崩壊した感がある。
話の展開に納得いかないところもあるが、それでも見ていて息が詰まる。
この日記でベタは禁止だが、こういうベタな感想だけが後に残る。
「それが「秘密」だったのかよ…」
今更ながらだが、しばらく立ち直れそうにない。