曇天の続き

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2025-09-20 Sat.

望撮

2025-09-20

体調を崩してしまった。

目覚めると体がだるくて、その日は外出したけれど、外出先でもどうも調子が悪い。
そのうち腹痛が始まり、30分間隔で腸がしぼられるような痛みが走る。
帰宅して熱を測ると、平熱。
その夜は腹痛で目覚め、それが朝まで続く。
次の日も用事があって、そのために出かける。
腹痛が続き、電車内の安寧を密やかに守る。
出先で依頼を受ける。
「担当者が不在なのだが、担当者がやった仕事を引き継いでやってほしい」とのこと。
「担当者が戻ってきてからでいいのでは」と促すが、うんうんとかわされる。
たまらず、「実は体調不良、いつも万全であるとは限らず、余命幾許もない」と打ち明ける。
残念なことだが、いつでも、そしていつまでも元気ではないのだ。
無理を聞いてきた過去を評価してもらったのか、多少締め切りを緩くしてもらうとともに、不在の担当者の足跡をもう少し追ってもらうことを引き受けてもらった。
その日はすぐに帰宅し、体調の回復を図り、横臥。

そんなことを続け、週末を迎えた。

振り返るに、先週末の過ごし方が悪かった。
気温が下がったというのに、エアコンをつけた部屋で過ごした。
僕には「1つのことにはまると、飽きるまでやり続ける」という悪癖がある。
この日はスマートフォンのゲームを、8時間ぶっ続けでやっていた。
飽きるのが早く、一過性の依存症に終わるのが、せめてもの救いである。
不健康な習癖にはまり時間を浪費することが怖くて、興味を持ったものにでも気軽に手を出すことができない。
それゆえ、道を外れないよう、無味乾燥なルーティンワークに徹しているのだ。
外から見て楽しくない人生のように見えるだろうが、実は自分も楽しくない。
リスク回避が、人生のすべてだ。

加えて、普段は食べないアイスクリームを口にしたのが、よくなかったのだと思う。
アイスクリームそのものが悪かったのではなく、怠惰な暮らし方をしていた僕と体を冷やす食べ物との取り合わせが悪かったのだ。
食についてすらルーティンを外れることを、僕には許されていない。

各方面に迷惑をかけ、申し訳ないことをした。
加えて今週は、行政書士の学習を全くしなかった。
勉強を始めて6週が経過、毎日何かしらの学習を継続してきたのだが、丸々1週間の空白ができてしまった。
復調し始めた今からまた再開すればいいものの、出先にテキストを置いてきてしまい、手元にない。
一問一答や項目まとめなどに目を通すことで、お茶を濁す。

ところで、「田中麗奈さんガチガチ主演の映画、今生でもう一度実現してほしい」と十五夜に願ったのだが、その願いとは全く関係なく、2026年4月に映画「黄金泥棒」の公開が決まった、との報が、黄金の茶碗をかかげる写真と共にもたらされた。
願いはかなったのだから、来春まではそれに似合う暮らしをしよう、と誓う。
リュックでも調達しようか。

「十五夜? 見ました。忙しくて、空をゆっくり見上げる暇がなかったんですけど、ちょっと拝見しました」

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