曇天の続き

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2017-07-07 Fri.

小倉役人issue・往

2017-07-07

小倉へ行くこととなった。

この10年で小倉へ行った回数は、記録では14回。
もう父親と顔を合わせることは、100回もないだろう、と祖父が死んだときに思ったのだが、やはりそんなものである。

2016年にも同時期に小倉へ行っており、スケジュールは前回とほぼ同様である。
事前に、Suicaに満額チャージ。
前回は途中で現金チャージするという屈辱を味わったので、今回はSuica2枚持ちで臨むことにした。
そんなに金を使わなければいいのだけど、やむを得ない。

高速バスに乗り、緩やかな混雑に引っかかりつつも、ほぼ定刻通りに羽田空港へ到着。
チェックインの後、多少のお土産を物色し、展望デッキでA滑走路の具合を確認。
2階に戻って、うに御膳を購入し(僕はもう期待しない)、出発時刻の45分前に保安検査場を通過(僕はまだ失敗を忘れていない)。
搭乗口までの長い道のりの途中で、500mlの缶ビールを買う。
搭乗口前のベンチでビールを開け、うに御膳をいただく。

今日もやっぱりスターフライヤーです。
たぶんビートルズ来日を想起すればいいのだろうが、グラウンドスタッフが謎の法被を着ていたのは目をつむろう。
乗ったのは77便で、日付との兼ね合いで「七夕フライト」と称していた。
機材は何号機かは知らないが、ビデオサービスはType Iであった。

たぶん、A滑走路から離陸。
ビデオサービスでは、「中川家2011特大寄席」をやっていたので、迷わず視聴。
「見覚えあるのに笑える」のは中川家の芸のすごさであるが、後で日誌を振り返ると、2011年8月27日にルミネtheよしもとで、「中川家2011特大寄席」を見に行っていたので、既視感は当然。

クラシックも一通り聞いて、NHKニュースでも見てみると、朝のニュースで実家の近所からの中継が入っていた。
週の前半に朝倉市や日田市などを集中豪雨が襲い、甚大な被害が出たのだが、小倉は例のごとく、特に被害はないままに済んだ。
そう思っていたら、昨夜から今朝にかけて線状降水帯が北九州市上空にとどまり、実家の近所の河川があふれていたのだった。
避難所の名前に、自分の出身小学校が出るのだから、これは大変だ。
そういえば、JALの北九州空港行きは、北九州空港上空に雷雲があるため、行先地を福岡空港に変更する可能性がある、と言っていた。

特に大きな揺れもなく、定刻通りに北九州空港に到着。
天候は雨。
空港を発着する地上交通機関に大きな乱れ、という話を聞いていたので、まさか空港島に閉じ込められることになるのか、と怯えたが、小倉駅行のバスは定刻通りに出発。
途中、空港橋が片側1車線通行になっていて、通行止めになっている車線ではドラマのロケーションを行っているようだった。
この雨の中、本当にご苦労なことであるし、天候に恵まれない北九州フィルムコミッションの気苦労には頭が下がる。
雨によって東九州道が通行止めになっているだけで、都市高速は通行できた。
久しぶりに、朽網やら貫やら曽根やらのロードサイドを観察できた。
都市高速の上から見る限り、紫川は増水していたものの、他に変わったところは見られなかった。

15分遅れくらいで、小倉駅に到着。
父親のためにキヌ貝の干物を買い、適当に土産を買い、地下のスーパーでベビーハムとふりかけを自宅用に買う。

雨でもぬれずに魚町の方へ移動できるのは、この国で初めて設置された商店街アーケードのおかげである(だったら、シロヤのところから駅までも屋根でつなげてほしい)。
なお、小倉駅南口…小倉城口の西側のビルは、本当に立て替えていた。
「JR小倉駅前が変わる」とあり、本当に変わればいいと切実に願う。
また、魚町のマクドナルド跡地は、いきなりステーキになる予定。

うどんを食べて、銀天街の入り口にあるタクシー乗り場からタクシーに乗り、自宅へ向かう。
途中、NHKで中継のあった川の様子を見たかったのだが、そこにいたる前の交差点で謎の工事が行われており、そっちに気を取られてしまった。
あれ、何なのだろう、とても怖い。

実家には、甥がいた。
今週2回目の休校とのことで、Wiiにも飽きて、ふてくされていた。
母親が僕に持たせるためにベビーハムを買ってくれていたようで、涙が止まらない。

街に出る気力を失ったので、一旦昼寝をし、夜を迎える。
雨は上がっていた。

夕食は、西日本工業倶楽部(旧松本家住宅)。
昨年は大雨だったので、外観をじっくり観察できたのは、今回が初めて。
食事では獺祭をいただいて、大満足。
途中、父親が「この欄間は特徴的だ」と言い出し、僕がすかさず2016年に見た「百年名家」で得たうんちくを披露しようとしたのだが、何も思い出せなかった。

帰りのタクシーでホークスの試合経過を運転手から聞かされることはなかったので、ほっと一安心。

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