曇天の続き

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2010-01-30 Sat.

不朽

2010-01-30

2010年に、僕みたいな人間が声高に言うことでもない。
それでも、この日記は「僕の脳内の投影」というテーマで書かれているので、一応記しておこうと思う。

「男はつらいよ」はおもしろい!

すみません、もちろん同じ意見ですよね。

幼少の頃から、僕の両親は「男はつらいよ」がテレビでやると必ず見ていた。
その影響で、初期から中期にわたる作品はほとんどは見ている。

少し前までの僕は、こういう感じだった。

「寅さん? あれは確かにおもしろい。でも、もう何年も見ていないな」

おもしろさはわかっているつもりだけど、そういえば何年も見ていない。
そういう40歳ぐらいまでの人はかなりいるのではないかと思う。

2009年に大原麗子が死んで、その追悼で年末にテレビで「男はつらいよ」をやっていた。
それを久しぶりに見て、これがひきつけを起こすくらいおもしろく、思わず笑い泣きするほどだった。
特に、とらやで言い争いが起こるシーンになると、タコ社長が出てくるのをついつい楽しみにしてしまう。
「来るぞ、来るぞ」みたいな感じで。

山田洋次監督作品「おとうと」が公開されるにあたり、過去の山田洋次作品に出演した喜劇人の特集番組を日曜に放送していたのだが、その番組の中でももちろん「男はつらいよ」が取り上げられていた。
とらやでのやりとりが、やっぱりおもしろい。
映像を振り返って笑福亭鶴瓶が「寅さんってここまでおもろかったんか」と言っていたが、その意見には全く同感である。

ということで、これから少しずつ「男はつらいよ」を見返すことに決めた。
これでまた、新しい映画を見る時間がなくなっていく。

手始めに、小倉がロケ地になっているのはないのか、と探してみたが、見当たらなかった。
代わりに、筑豊が舞台になっている第37作「幸せの青い鳥」があったので、早速DVDを借りてきて視聴。
志保美悦子と長渕剛が出ている作品で、見たことはあった。
言わずもがな、彼らはこれをきっかけに結婚した、というやつだ。

見ると、何となく覚えているものだ。
ただ、若い2人だけのシーンが多かったので、とらやのおもしろさがあまり出ていなかった。
もしかしたら、渥美清は既にこの頃から体調が悪く、それゆえ出演シーンが少なかったのかも知れない。
でも、おばちゃんの名台詞、「あの男が一度でもうちの団子の配達をしたことがあるかい?」には大笑い。

次は、出川哲朗が出演しているやつでも見ようか、と考えていたら、たまたま選んだ第37作が出川さんの出演作だった。
最後の芦ノ湖のシーンには、エドはるみも出ていた(顔は映っていない)。

そしたら、次は湯布院、いやウィーンに行ったやつにしようかな。

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