曇天の続き

Diary > 2009 > 07 > 13 > | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0
2009-07-13 Mon.

蟻難

2009-07-13

自宅のアパートには、6畳ほどの庭がある。
6畳の庭では、何かをしようという気にもなれない。
かといって、放っておいたら、雑草が生えてくる。
僕はこの庭を「草取り競技場」と呼んでいる。
「エクストリーム・草取り」ではなく、「カジュアル・草取り」が楽しめる。
庭付きの自宅なんて、全くあこがれない。

ところで、今夏になってアリを自宅の室内で発見するようになった。
リビングでくつろいでいると、体のあちこちがかゆい。
かゆくなった場所をよく見ると、体長2ミリメートルほどのアリが皮膚を這っていた。
床を注意深く見ると、同じようなアリが30匹ほど確認できた。
室内に食べかけの菓子を置いておこうものなら、無数のアリがたかっている。
全く、頭が痛い。

アリが家の中を這っている、ということは、どこかに侵入経路があるはずだ。
そう思って、庭に出て、注意深く見てみると…。

アリ

外壁に黒い点々が見えるが、これがアリである。
100匹くらいのアリが列をなし、「草取り競技場」から外壁を上っている。
目指す先は、どうやら窓枠の奥の方にある小さな隙間のようだ。

隙間を何かで塞げばいいと考えたが、隙間は手の届かないところにあり、塞ぐのは難しい。
ガムテープで目張りしようとしたが、うまくいかない。
代わりに、アリがテープの粘着面にくっつくばかりで、実に気持ち悪い。
こういう虫と格闘するのが嫌で都会に出てきたつもりなのに、流れ着いた先は結局振り出しよりひどい場所だ。

思案してもらちが明かないので、「アリの巣コロリ」を買ってきて、アリの経路のそばに仕掛けてみた。
2、3日経ってどうなっているか確認してみたところ、「アリの巣コロリ」はそれほど減っていないし、アリは相変わらず列を成していた。
僕の自宅の住み心地がよっぽどいいのだろう。
住むのなら、家賃を少し負担してもらいたい。

Link
Diary > 2009 > 07 > 13 > | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0