低調
2009-05-06
Sugarの「ウェディング・ベル」が昔から好きである。
悲哀よりも男性の願望すら感じる小気味よい詞ときれいなコーラスが合わさって、大変心地よい。
メンバーの1人が若くして亡くなったときは、結構落ち込んだが、その当時誰とも悲しみを分かち合えなかった。
で、この時期に何でこんなことを言うのか、という理由は、ご推察の通り。
PUFFYが「ウェディング・ベル」をカバーしたからである。
僕はまともな評論もできないし、感情的なのもわかっている。
雑誌やネットなどでインタビューを受けているPUFFYの話を読まないと、一概にものを言ってはならないのかもしれない。
それでも、受け入れがたいものを感じるし、何か違うんじゃないのか、とただただ感じてしまう。
徳永英明が女性ボーカルの歌をカバーした「VOCALIST」や、島谷ひとみが男性ボーカルの歌をカバーした「男歌-cover song collection-」にはあった明確なコンセプトが、PUFFYのカバーの方は不足しているのではないかと思う。
少なくとも、PUFFYの年齢が…。
だから、本当に言えることはただ1つ。
どんなに周到な準備をして、いろいろな人の意向があって、いろいろバックグラウンドがあったとしても、様々な人のことをもれなく考慮しなければならない現在の世の中では、カバー曲を出すというのも大変難しいことである。
受け手側も、これに同じ。
ドタバタの間に合わせでは結果が残せない。
フジテレビ月9ドラマ史上最低視聴率9.4%、ということを言いたかっただけである。
しかし、月曜9時に視聴者はどの番組を見ているのだろう。
父親が録画までして見ている「酒場放浪記」に時代が追いついてきた、気配はない。