曇天の続き

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2025-05-31 Sat.

徒税

2025-05-31

ちょっと前になるが、国税局へ赴いた。

新橋で下車。
地下街に入り、「この辺でバカでかいトランクが放置されているのを見つけたら、すぐに通報」などと「相棒」世界と混同しながら、カレッタ汐留に着く。
近年、カレッタ汐留の閑散ぶりが取り上げられているが、まあ確かに人は少ない。
ただ、周囲を道路に囲まれた僻地のように言われるが、地下から行くと、ちょっと遠いけどすんなり行ける。
まだエレベータがたくさん動いているのだろうか、経費節約のためいくつか休止していたりして。

で、アドミュージアム東京を見学。
そこで見た昔の保険会社のコマーシャルで、「かくれんぼしている父親を子供の鬼がいつまでも見つけられない」というのがあり、もう立ち直れない。
電通のことはどう思おうとも、アドミュージアム東京には行った方がいい。

展望台に行くのもおっくうになり、上層階でステーキを食べてみたかったが、地上を目指す。
…結構苦労して、ようやく地上に出る。
やっぱり道路に囲まれてて、向こう側に行くのに難儀する。
どうせここの従業員はタクシーを捕まえて移動しているのだろう。
都心で若い人が1人でタクシーに乗り込むのを何度か目撃した。
その光景がかなりショックで、思い返したのだが、僕自身は都心でタクシーに1人で乗ったことは2度だけだ。
1度目は、何もかも嫌になって、山手線から降りて、駅からタクシーで自宅まで帰った。
2度目は、なぜか柄にもなく南麻布にいて、普通なら六本木通りまで出てバスに乗るところを、「これくらいのことは許されるだろう、僕は都市生活者から」と思い、タクシーで渋谷まで行った。
渋谷に着き、タクシーを止める場所を決めるのが面倒だったし、その時の料金のことを1週間くらい悔やんでいた。
人を使う立場にない貧乏性は、いつまでもぬぐえない。

環二通りと首都高の交差を苦労して抜け、細い道に入る。
一方通行の道は、どうやら朝日新聞社の私有地のようだ。
社屋の裏にあたる場所は、道の端にゴミが貯まっているし、骨の折れたビニール傘や、長く放置されているらしい自転車がそのままにしてある。
むやみに処分してはいけないのかもしれないが、放置している様が社の現状を表しているような気もしてきて、不安になる。

社屋をぐるっと回ったところに、東京国税局の入るビルがあった。
実は税理士試験の願書を入手するために、ここまで来たのだ。
わざわざ出向かなくても郵便で求めればよかったのだが、ウェブで入手した受験案内に「e-Taxで受験申し込みができる」ようなことが書いてあったので、気を抜いていた。
申し込みの受付期限が迫り、改めて受験案内を読むが、どうやってe-Taxで受験申し込みをすればいいか、要領を得ない。
根気を入れて読み進めると、ただ申し込みをすればいいわけでなく、結局用紙を入手して郵送しなければならないようである。
ウェブでも調べたが、e-Taxでの受験申し込みにはメリットはほとんどない、との記述があった。
マイナンバーを活用した受験申し込みを今年度から始める予定もあったらしいが、システム導入の延期から、実現しなかったようだ。
きっと、エンジニアの手際が悪かったわけではないだろう。

で、国税局まで来て申込用紙を受け取りに来た。
1階に台が出されてあって、台の上のかごに願書が積まれている、ように見えたが、かごの中は空である。
もさもさしていたら、台の脇に立っている人が、「なくなったので、今持ってきてもらっているところです」と教えてくれた。
一緒に待って、やっと手に入れた。

メディアに翻弄され、疲れきった。
スターバックスを見つけ、入店。
ここがタイタンライブが行われる時事通信ホールの入る建物だと、初めて知る。

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