夏熱
気付くと今夏も、麻布十番納涼祭りに行く機会を得られなかった。
さて、住民税決定通知が手元に来た。
時間ができたので、答え合わせをしてみよう。
住民税通知の答え合わせ、とは、要するに、ふるさと納税を枠ギリギリで収められたか、ということである。
昨年のふるさと納税は、それほど攻めはせず、セーフティな範囲で実施した。
結果、ほぼ満額の控除額となったようだ。
改めて、ふるさと納税とは何なのだろう。
ふるさと納税の返礼品でその土地の特産品を知り、後日お取り寄せをしたり、現地へ観光に行ったりする、ということもあるそうで、それを効果の1つと呼ぶこともできるのだろう。
ただ、僕にとっては、そのような行為はおとぎ話のような感覚、ファンタジーの範疇である。
ふるさと納税とは、生活必需品の入手手段、いわば配給でしかない。
そして、税制の観点だとゼロサムゲームどころか、マイナスサムのようにも見える。
ポイント制度の見直しも予定されている。
そういうのは、誰かがいなくなるのを待つまでもなく、どんどん是正すればいい。
ところで、定額減税である。
住民税はほんの少し減額され、特別徴収の場合、6月分の徴収はない。
代わりに年の住民税額を11等分し、7月からの11か月で徴収していくのだそうだ。
所得税は、減税額まで達するまで、源泉徴収が止まるとのこと。
結構だと思う。
既存のルールを逸脱するルールを策定することこそ、政治家のみができることである。
僕については、住民税は収入を得た時点で予定額を引き当てており、そこから減額分をプールに回せば、処理が終わる。
所得税の減額分は、収入 - 支出予算で計上される余剰額に含まれるだろう。
要するに、実感は全くない。
そして、この夏の評価損の前では、まさに「焼け石に水」だ。
住民税くらい、事務員に頼ることなく、通知が来れば自分で納めるけどな、と思う。
法人としての恩恵を受けているとはいえ、企業に従業員の税務処理を負わせていることが納得できない。
よほど国民を信用していないのだろう、我々国民は。